家にこもって体重が増えている人には共通点が!ヨガ講師が聞いた原因と対策3つ
2020/04/27
新型コロナウイルス感染症対策として仕事がテレワークに切り替わったり、それ以外にも不要不急の外出を控えたり、長い時間自宅で過ごすことが増えたという人は多いでしょう。
そんななか、「家にこもりきりで体重が増え続けている!」という人も多いのでは!?
そこでヨガインストラクターの高木沙織さんに、これ以上太らないための対策法を教えてもらいました。
執筆/監修: ヨガインストラクター 高木沙織
ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを...
太ってしまった人にはある共通点が!?
仕事柄、「家にこもりきりで体重が増え続けています」という悩みがたくさん寄せられます。そんなみなさんの話しを聞いていくうちに、ある共通点が見つかりました。
それは、“飲み物”の取り方です。
ここでは、ヨガインストラクターの筆者に寄せられたみなさんの太っちゃったエピソードと対処法を紹介していきましょう。
1.寝起きに冷蔵庫からキンキンなアレを
これまでは家族の朝食の準備や子どもの身支度、それから自分の仕度をして仕事に向かうため、バタバタとした朝を過ごしていたというA子さん(30歳)。
最近は学校が休校になり、仕事がテレワークへと切り替わったため、久しぶりにゆったりとした朝を迎えられていると言います。
「子どもといっしょに座って朝食を食べるなんて久しぶり」、そう口にするA子さんがハマってしまったのは、冷蔵庫でキンキンに冷やしたオレンジジュースでした。
「子どものために買っておいたのですが、今では私の朝の楽しみです」と。
朝、起きたばかりののどや体はカラカラの状態。つい、冷たくてのど越しのいい飲み物に手が伸びそうになる気持ち、わかります。気温が上がるこれからの季節はとくに。
ですが、その1杯が内臓の冷えを引き起こしているかもしれませんよ。内臓の冷えはその機能を低下させ消化器官の不調や免疫力の低下だけでなく、代謝も下げるといわれているので気をつけたいところ。
できれば常温以上の飲み物で体を温めてあげましょう。また、市販のオレンジジュースのような飲み物には砂糖や果糖、ブドウ糖が加えられていたりとエネルギー量も多いので、朝以外の時間でかつ冷えていなくても飲みすぎないように。
2.家で運動後にアレを一気飲み
自宅で過ごすようになると運動量が激減しますよね。ジムやヨガスタジオも休館、となると家でできる運動・エクササイズが頼り。
「よし、今日はたくさん汗を流した!」と満足した直後です。B子さん(32歳)はスポーツドリンクをゴクゴクと一気飲み。
市販のスポーツドリンクにもブドウ糖がたくさん含まれているので体内への吸収が早く、血糖値を大きく上昇させます。結果、糖を脂肪として蓄えるようになるといわれており、せっかくの運動の効果も……。
運動後は常温以上の水やノンカフェインで、かつ汗で失われたミネラルを補給できる麦茶を選んでみてはいかがでしょうか。
3.朝からご褒美的なアレで2kg増
最後はC子さんの話し……、ではなく筆者(37歳)の話しを聞いてください。
筆者の仕事はライター業が8割、ヨガインストラクター業が2割。ライターの仕事をするときは、朝から自宅にこもりきり。こんな生活を10年ほど続けてきているのですが、一時禁断のご褒美ドリンクにハマり、2kg近く太ってしまった経験があります。
その飲み物とは、カフェラテ(ホット)のうえにスーパーで購入したホイップクリームをもりもりとのせたもの。某カフェ風ドリンクが自宅で簡単につくれちゃうんですよね。
しかも、当時は朝食を摂る習慣がなく空腹時にいきなりこれを飲んでいたのです。もはやなんのご褒美かもわかりませんが。カロリーはもちろんですが血糖値も急上昇していたことでしょう。
ヨガウェア姿でレッスン前の準備をしていた筆者を見た親しいインストラクターが……「ねぇ、ひと回りとは言わないけど、ちょっと体大きくなった?」と。
自分でもうすうす気づいてはいましたが、帰宅後に体重を測ってみると2kgちょっとプラス。ほかの食生活に大きな変化はなかったので、まずこのご褒美ドリンクをやめてみたところ、筆者の場合は2週間ほどでスッキリもとどおりに。
代わりに、白湯やハーブティーを飲んでいたのも体が温まってよかったのでしょう。
自宅で長く過ごすことで生活習慣が大きく変わる人は多いでしょう。
そんななかでも体型維持に努めたいというみなさんは、食べる物だけでなく“飲む物”にも気をつかってみてはいかがでしょうか。