年齢とともに次第に目立ってくる、ほうれい線。隠そうとすればするほど、さらに深い溝となってしまうことも…。ほうれい線を目立たなくする正しいメイク方法について、ヘアメイクアップアーティストの榊美奈子さんにお聞きしました。
加齢、乾燥、紫外線…ほうれい線の原因は?
人によって目立ち方は違うけど、加齢、乾燥、紫外線などによって肌のハリがなくなり、頬が落ちてくることによって、多かれ少なかれほうれい線は目立ってきますよね。
50代になるとさらにゴソッと削げ落ちてくるので、頬に綿を詰めたくなる…なんて人もいるはず。まずはスキンケアで乾燥対策をきちんとしたうえで、メイクでのほうれい線対処法をお伝えしたいと思います。
厚塗りで隠そうとしない!
ほうれい線は顔のなかでもよく動く箇所のため、ファンデーションを厚塗りするとヨレて線に溜まりがち。より一層くっきりと浮き出てしまいます。そもそもシワになりやすいのは、動きが激しい箇所なので、厚塗りで隠そうとするとヨレたときかえって目立ってしまいます!シワの気になるところほど薄づきにね。また、粉っぽくなってもほうれい線は目立ってしまうので、ファンデーションはパウダータイプよりリキッドタイプがオススメです。
線をなぞるようにコンシーラーを入れる!

ほうれい線は、引っ込んで影になることで暗くなって目立つわけですよね。そのため、線の上をなぞるようにコンシーラーを入れて明るくし、前に出ているように見せましょう。入れる順番としては、リキッドファンデーションの後、パウダーファンデーションの場合はその前にね。カバー力のあるこっくりしたコンシーラーだと、ヨレたとき線に溜まりやすいので、テクスチャーの軽い、明るめの色を選んでね。
入れる際には、100均のものでもよいので、コンシーラーブラシを使ってあげましょう。シミなどはブラシを平らにして面で隠すけど、ほうれい線の場合はブラシの先を縦にして溝をなぞるようにすると入れやすいですよ。ちなみに、ペンタイプなら直塗りでも大丈夫です。
口は大きめに描く!
口を小さく描くと貧相に見え、ほうれい線もよけいに目立ってしまいます。口は輪郭をしっかり、大きめに描く方がよいですね。
チークはマスト!

チークを入れないと頬の白い面積が大きくなるので、ほうれい線も目立ちやすくなってしまいます。ただし、ほうれい線にかかるように色を入れると、ヨレたとき線にチークが溜まって目立ってしまうので、線にかからないように入れてね。楕円に入れてあげるとスッキリして見えますよ。
気になるところほど、ついつい隠そうと厚塗りをしてしまいがちですが、ぜひ正しい対処法を実践してみてくださいね。
教えてくれたのは・・・
