週1でOK!親子関係がぐっとラクになる【聴くだけタイム】
2021/11/15
今日もお疲れさまです、ライフオーガナイザー®︎ 木村みずきです。
今回は「聴き方のコツ」をお話したいと思います。
聴き方3ステップ
よく「傾聴」と言われる聴き方は検索すると色々出てきますが、ここでご紹介するのはテクニックではなく『相手を理解しようとすること』だけを考えています。
STEP⒈ 感情を汲み取る
まず「ながら聞き」はやめる。『この時間だけ』でいいので、他のことは一切あきらめてください。
さあ、目の前のお子さんに全神経を向ける覚悟はできましたか?
「この1週間のことでも、なんでも話していいよ。あなたが話したいこと、ぜんぶきくよ。」
そして「相手は今どんな感情なのかな?」と探ってみてください。
話す内容だけでなく、表情や声のトーン、スピード、使う言葉、身体の動きなど全身を頼りに感情を汲み取ります。
STEP⒉ 感情に浸る
感情がわかったら、同じ感情に浸ってみましょう!
相手が悲しそうだったら、自分も悲しむ。たとえ(そんなことで悲しまないけど…)と思ったとしても、ここはひとつ!ぜひなりきりでお願いします。
心の中までそう思う必要はありませんが、「自分だったら…」はちょっと脇に置いてきてくださいね。
STEP⒊ 出尽くすまで聴く
話が途切れたら聞いてみてください。「ほかに話したいことはある?」
これを繰り返して相手が「もうない」と言うまで続けます。
これを1週間に一度、難しければ1ヶ月に一度でもOK。とにかく集中して向き合う時間をぜひとってみてくださいね。
普段あまりお子さんと会話の機会がない場合、「話すことなんてない〜」と言われることもあるかもしれません。それならそれでよし。
焦らずに「そう?じゃあまた話したくなったらいつでも声かけてね。」とオープンマインドでタイミングを待ちましょう。
愛すべき他人事
こんなことで効果あるのかな?と思われるかもしれませんね。ここで紹介した聴き方はとっても地味で『受け身』なのです。
でも私たちは普段、ちょっとやり過ぎなくらい子どもにあれこれ働きかけています。そして無意識に子どもに結果や成果を求めがち。
だからこそ、聴くときのベースは『引き算』で。最後にちょっとしたヒントを。
【やらなくていいこと】
・相手の考えを先読みしない(×こういうことかな?)
・次に自分が発する言葉を考えない(×なんて言おうか?)
・話を遮らない(話が終わってからより具体的に聞くのはOK)
・自分の考えを持たない(それで、あなたはどうしたい?と聞くのはOK)
要は『何かしてあげようと思わない』どうか答えを出そうとしないであげてください。
たとえ腹の中では全く同感はできなくても、「あなたはそう思ったのね」と共感するだけで十分!
つい自分の経験や思い込みで『子どものためだから』と踏み込み過ぎてしまう親子関係。でも自分の子であっても自分とは違う人間。同じことでも同じ受け取り方をするとは限らないのです。
この「聴くだけタイム」は、そんな近づき過ぎた親子の距離をちょうど良い塩梅にしてくれるのです。
ぜひ『愛すべき他人事』として聴けるまで、続けてみてください。
きっとあなたの心が一番ラクになると思いますよ。
この記事を書いたのは・・・木村みずき
ライフオーガナイザー®︎(あたまとこころのやさしい整理術)
「家族の幸せはママの幸せから」自分を見失いがちなママが本来の自分らしさを取り戻し、夫婦と親子それぞれの幸せが見つかる生き方を応援します。現在、ライフコーチ・心理セラピストを目指して勉強中。