「母親としてどうあるべきか分からない」と悩むお母さんへ

2021/11/15

チャイルドコーチングアドバイザーの山名美穂です。

みなさんの育児のお悩みを、一緒に考えます。6回目の今日は、小2の男の子をお持ちのお母さん。子育てを通して、ご自身のあり方に迷われているのかな?育児、深いです。

息子と昔の自分が重なり、不安になります

小2の息子がいます。マイペースな性格がわたしと似ており、過去の自分と重ねて見てしまいます。わたし自身、思春期のころに周囲と歩調が合わず、悩んだことがありました。息子もこの先、同じような困難にぶつかるのではと不安がぬぐえません。

周囲に流されないのは息子の長所だし、自分と子どもは別人格だとも分かっています。本当はありのままの息子を尊重して、自己肯定感を高めてあげたい。それなのに、過去の自分を投影し、どこか否定的になっている自分がいます。

わたしが変わらないといけないと思うのですが、どうしたらいいか分かりません。

「自分が変われば好転する」と考えられる自分に自信を持って

「子育てに悩んでいる」というより「自分の内面と向き合っている」印象を受けました。子どもとよりよい関係を作るための「自分の課題」を認識していること自体、素晴らしいことだと思います。まずはそこに自信を持ってください。

そして「課題」同様、「答え」もお母さんご自身の中にあります。見つかるので安心してください。

「こんな自分はイヤ」から「こんな自分になる」へ

子どもを尊重し、自己肯定感を高められる母親でありたい。でも、今はまだなれていない。漠然と不安なのではなく、理想と現実の「ギャップ」に、悩まれているわけです。そこまで把握できてるのだから、あとはギャップを埋めるアクション起こすだけです。

ご自身では停滞されてるように思われてるかもしれませんが、目標に向けて確実に前進しています。

まずは、「自分が変わらないと、状況は好転しない」という「否定が前提」の表現を、肯定表現に変えましょう。「自信のある人間」「いつもにこやかな母親」……「こんな自分になるんだ!」に変換できると、「今できることはなんだろう?」と具体策を見つけやすくなります。

例えば、今すぐ子どもをハグしにいくとか。理想のお母さんに、近づけたような気がしませんか。

子どもは困難にはぶつかるかも知れない、でも乗り越える力がある

自分の経験、とりわけよくないイメージで残っているものは、取り払うのが難しいですよね。子どもに似たような気質が見られれば、「同じ思いはさせたくない」と考えるのも親として当然です。その気持ちは、ムリに変えなくていいと思います。

そこに「子どもには乗り越える力がある」一文を加えてみてください。似たような性格で、似たような困難にぶつかるかもしれない。でも、息子さんにはそれを「乗り越える力」も備わっている。

そう信じることで、お母さんの中にある過去へのもやもやも、少しずつ晴れていくのではないでしょうか。

*記事の内容は、相談者の承諾を得て掲載しています。

■この記事を書いたのは…山名美穂
チャイルドコーチングアドバイザー。育児に使えるコーチングやNLP情報を発信しています。
その他マルチジャンルで執筆中。ウェブライティング実績多数あり。文章大好き主婦

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