手取り年収300万円台子ども3人で年114万円貯蓄の家計と1日の暮らしを大公開!時間を豊かに使って満足度を上げる方法

2021/11/15

「お金ではなく時間を豊かに使うことで暮らしの満足度は上がるんです」と手取り年収300万円台で、年に114万円貯蓄する子ども3人のママがいます。自分時間を充実させて楽しむ、そんな1日の過ごし方を教えてもらいました。

<教えてくれた人>
遠藤美奈子さん〈仮名〉(兵庫県 45歳)
夫(46歳)、長女(11歳)、二女(9歳)、三女(5歳)の5人家族。結婚13年目。住まいは持ち家一戸建て。専業主婦。

◎MONEY DATA◎
月収(手取り) 28万円
ボーナス(年間・手取り) 50万円
年収(手取り) 386万円
月貯蓄額 6万5000円
年貯蓄額 114万円
総貯蓄額 1200万円

三女の手が離れてようやくできた「自分時間」が最大のぜいたく

三女が幼稚園に入るまで、「本もゆっくり読めなかった」と遠藤美奈子さん。「せっかくできた自分の時間を思い切り楽しみたくて。時間の使い方を変えました」。朝9時には家事を終わらせてジムや読書を楽しみ、夕方からは家族のために、また家事を頑張ります。「オンオフをつけたことで、メリハリのある毎日に。自分のためだけの時間を持つことで、気持ちに潤いが生まれ、使うお金は増やしていないのに、充実感が全然変わりました」。ストレス発散に出費する必要もなくなり、気づけば月21万5000円で、家族5人が心地よく暮らせる生活が整っていました。

1カ月の家計表

<収入>
月収(手取り) 28万円

<支出>
住居費 5万円
水道・光熱費 1万3000円
通信費 1万2000円
保険料 2万円
子ども費 3万1000円
食費・日用品費 5万5000円
外食・レジャー費 7000円
ガソリン代 4000円
夫小遣い 1万8000円
妻小遣い 5000円

残し貯め 6万5000円

子どものお金はそれぞれの名前で貯蓄

3人分の学資保険はボーナスで年払い。お年玉やお祝いも子ども名義の口座に入れ、家計と分けて貯めています。

無理はしない。自分が心地よく過ごせることが大事

時間があっても気持ちがふさいでいたら、お金のことなんて考えられない。「自分をご機嫌にできる習慣」は、大事にします。

家にいるときも口紅を塗ると気持ちが上向きになる

ふと見た自分の顔が疲れているとがっかり。キッチンには鏡を置き、家事の合間に口紅をひと塗りします。血色がよくなって口角が自然と上がり、明るい気持ちで働けます。

緻密な計算は苦手。だから悩まずにやれることだけ

「あといくら」を考えたり、リストで在庫を管理したりするのは苦手。そこまでしなくても守れる予算にし、使いすぎだけ気をつけます。

口座は1つだけ。下ろすのも月1回

固定費もやりくり費も、夫の給与口座で管理。入金も出金もここだけだから、月1の記帳でお金の流れを全部把握できます。残高=貯蓄が、年100万円になれば万々歳です。

家計簿は使った金額をひたすら書くだけ

費目は「食費」と「雑費」、「それ以外」だけで、集計もなし。その代わり、ネットで買った物も必ず記入します。書くと「使った」意識が残るので、使いすぎを防げます。

格安スマホからさらに格安に乗り換えました

通信費の見直しや、家電の価格調べは苦にならないので、手抜きせず。すでに格安スマホでしたが、楽天モバイルは1年間無料と聞き即乗り換え。年3万6000円も節約に。

毎日食べる物のストックは定位置にあるから見るだけ

買い物の大半は定番品の補充だから、毎朝食べる納豆やヨーグルト、常備菜のじゃがいも、玉ねぎは定位置に置き、在庫数をわかりやすく。メモなしでも必要な量だけ買いたせます。

2段目はすべて朝食セット

"愛すべき私だけの時間"を持つと1日が豊かになる

自分のために使える時間は、家事をオフ。"好きなこと"でウキウキすると、心がスッキリ。お金を使わなくても、充実した日々を過ごせます。

SCHEDULE

6:00 起床、洗濯、朝食準備
6:50 朝食
7:20 小学生の長女、二女登校
8:10 夫出勤
8:30 三女を幼稚園へ

9:00~15:00 自分時間

15:00 三女のお迎え
16:30 夕食準備
17:30 夕食
18:00 洗濯物をたたむ、後片づけ
19:00 お風呂
20:00 子どもとのんびりタイム
21:00 就寝

9:00 市の無料ジムへ

外に出かけるだけで気持ちはオフモードになる

午前中は、市のジムに行き無料のヨガを。早い時間から外に出かけるとそれだけで気分転換できるから、スーパーに行く日もこの時間に外出。

13:00 読書タイム

雑誌を読んで好きな世界に浸る

大好きなコスメは雑誌でチェックするだけで楽しいもの。評判のいいプチプラコスメの情報はノートに書き出し、次回買う際の参考にします。

書き出した物はゆるポイ活で購入

10分だけアンケートに答え、疲れない程度にポイ活。たまるポイントは月500円程度ですが、プチプラコスメの購入や、1人の外食ランチの足しには充分。日常の潤いになります。

"マイ定番"を決めたら迷う時間がなくなった

40代は真っ白よりオフホワイトが老けない

トップスは3000円以内で、顔色がよく見えるオフホワイトかパステルカラーを選びます。柄物や濃い色のボトムスを合わせれば地味になりすぎず、今の自分にちょうどいいコーデに。

夕方以降は"家族のための時間"

自分時間でしっかり楽しんだから、夕方からは家事に集中できる。家族にも笑顔で向き合え、1日を穏やかに締めくくれます。

16:30 夕食準備

献立は迷わず作れる何か肉+サラダ+ご飯+みそ汁

朝が焼き魚だから、夜は肉。麻婆豆腐や照り焼きなど定番をローテし、あとはサラダとあればもう一品、ご飯・みそ汁。あれこれ悩まなくてもバランスよく決まり、食費もブレません。

みそ汁は翌朝分も作っておけば合理的。

20:00 子どもとのんびりタイム

女子4人で寝ころび絵本とおしゃべりを楽しむ

夜8時には子どもと寝室に。絵本を読んだり、一緒に保湿クリームを塗ったりして親子の時間を楽しみます。親子で笑って眠りにつくと、疲れもストレスも翌日に残りません。

"子どもと過ごす時間"がたくさんあるうちに伝えたいこと

遊ぶときは遊び、学ぶときは学ぶ。メリハリのある暮らし方は、子どもにも身につけてほしいから、理屈ではなく日々の習慣で伝えています。

食卓でない場所で食べることもレジャーになる

ほんの少し「非日常」があれば、週末は豊かに。例えば、庭で焼き肉するだけでも、子どもたちの笑顔は最高レベルに。大切なのは遠くへ行くことだけじゃないと覚えていてくれたら。

子ども目線で時間の大切さを教える

通信教育の勉強は朝ごはんの前に。習い始める際、いつやるか聞き、「下校後は学校の宿題があるし、遊びたいから朝にする」と、本人たちが決めました。時間の使い方を考える、よいきっかけに。

好きなおもちゃは自分で管理。母は口も手も出さない

おもちゃについての約束は2つだけ。寝る前には引き出しに全部しまう。入りきらないほど持たない。わかりやすいから子どもでも守れ、責任感も芽生えておもちゃを大事に扱います。

参照:『サンキュ!』2021年6月号「自然と貯まる小さくても豊かな暮らし」より。掲載している情報は2021年4月現在のものです。撮影/川原﨑宣喜 編集/サンキュ!編集部

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