見ておいて損は無し!教育費「あのとき、こうしていたら…」後悔体験集
2021/11/15
かつて子どもの教育費に苦しんだママたちが、過去のお金の使い方を振り返り、「あのとき、もっと貯めていたら……」という後悔体験を大告白。まだ間に合う皆さんは、今すぐ心にメモして備え方を考えましょう!
学資保険に入らなかったことを後悔……
教育費の備えは、定期預金でいいと思っていましたが、途中で使ってしまって貯まらず。娘が進学した美大は授業料が200万円×4年で、とてもたりませんでした。子どもに奨学金を背負わせるのもかわいそうで、親が借り入れることに。教育費は、途中で解約できない学資保険で備えるべきでした。
T・Mさん(神奈川県 45歳)
こうなった!
教育ローン300万円を借り入れることに。
幼稚園・小学校時代にもっと貯蓄しておけば……
中学に入ると家庭学習だけではついていけず。学習塾に通わせたのはいいけれど、家計が赤字になることも。今からパートに出ようか検討中。
M・Mさん(石川県 43歳)
こうなった!
高金利のクレジットカードでキャッシング(汗)。
中学の塾代を小学生のうちから貯めておくべきだった(涙)
中3の夏から塾に通い、3月までにかかった費用は約60万円。月謝以外に夏期講習や冬期講習が10万円以上もかかるなんて知らず、請求書が来るたびに仰天!海外旅行に使おうと思っていたへそくりの定期預金70万円が、ほぼなくなっちゃいました……。
真悠ママさん(熊本県 46歳)
こうなった!
結婚前の定期預金をくずした。
学費以外の出費に備えておけばよかった
大学受験は、受験料だけで40万円。ほかに塾代が4万5000円×12カ月分に講習費用や模試代も。さらに高校が私服で卒業式では袴を着たので、約10万円の出費。まさか大学入学前にこんなにかかるとは思わず、冷や汗が止まりませんでした。
愛花さん(長野県 46歳)
こうなった!
下の子の児童手当を使ってしまった!
本人は、やりたくないのに塾・習い事をやらせすぎました……
本人にやる気がない習い事や塾は、時間とお金のムダ。すぐやめて、高校の受験費用に取っておけばよかったと思います。特に塾はむりに続けても、苦手意識を持つだけ。それが勉強嫌いになる原因にもなった気がし、いいことなしです。
I・Nさん(愛知県 46歳)
こうなった!
財形貯蓄を解約する羽目になった。
もっと早く働きに出ればよかった
子どもが小さいから、下が生まれたからと、外に働きに出るのを先送りしたのがまずかった。貴重な貯めどきを逃しました。
R・Uさん(神奈川県 44歳)
こうなった!
成人式用に貯めておいた貯蓄がスッカラカン!
児童手当を家族旅行に使っちゃった!
子どもが小さい頃、旅行代がたりないと「家族のためだから」と児童手当を使っていました。高校、大学でお金がかかる今、あのお金があればと大後悔!
N・Kさん(東京都 42歳)
こうなった!
老後用の貯蓄をくずした。
中高時代の出費に悲鳴!段階的にお金が出る保険に入ればよかった
うちの学資保険は、お金が出るのが18歳時のみ。大学費用がいちばんかかるとは思うけど、正直いって中学、高校もかなりキツイ。受験期は塾や模試代がかさむし、入学時は公立でも制服などに10万円ほど必要。少しでも途中でお金が出れば助かったのに。
Y・Mさん(鹿児島県 36歳)
こうなった!
夫が頑張って残業しまくった。
小学校時代までに貯めておけなかった母ちゃんに朗報!
高校入学後に第2の貯めどきがやって来る!
この春から、高校の学費にうれしい異変が!「公立高校だけでなく、私立高校の授業料も実質無償化。年収や家族構成によって、支援金額は変わりますが、最大で年間約40万円の支援が受けられます。授業料以外の費用はかかりますが、これまでと比べ親の負担は大きく減。貯蓄の不足分を、高校の3年間で巻き返すことが可能な時代になりました」。
<教えてくれた人>
竹下さくらさん
ファイナンシャル・プランナー。大学生2人のママでもあり、今の教育費のリアルに沿った実践的なアドバイスが大人気。『「教育費をどうしようかな」と思ったときにまず読む本』(日経BP)など著書も多数。
参照:『サンキュ!』2020年8月号「しくじり母ちゃんに学ぶ教育費の備え方」より。掲載している情報は2020年6月現在のものです。監修/竹下さくら 編集/サンキュ!編集部
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