6人の子どもがいるFP橋本さんはどうやってお金を貯めている!?年1回だけつくる予算表を大公開!

2021/11/15

6人ものお子さんを育てながら仕事もこなすFP橋本さん。子だくさんなお金のプロが、スムーズな家計管理のために意識するのは、とてもシンプルなことばかり!家計簿なしでも貯まる秘訣を教えてもらいました。

<教えてくれた人>
ファイナンシャル・プランナー 橋本絵美さん(東京都 37歳)
FPオフィス「ハピママlabo」主宰。住まいは3LDKの築45年マンション。FPだけでなく、お片づけプランナーとしても活躍中。ツイッターは@happymamalabo

忙しいからこそ、単純でわかりやすいルールを徹底しています

「最も大事にしているのは、家計の基本、"予算決め"です」と話すのは、6人の子を育てるママFPの橋本絵美さん。「1年にかかるあらゆる出費の予算表を作れば、ムダづかいも省け、自然と黒字に」。さらに、"食材はかご2つ分"、"ストックは1つまで"など、わかりやすいルールを使い、家計簿なしで日常生活の使いすぎを防止。「シンプルなルールは覚えやすく、継続しやすい。それは子育てでも同じです。靴は決めた場所に、朝食は洗濯物を干してからなど、子どもに自立を促し、私は働く時間と元気を確保しています」。

8人家族でいくらかかる!?1カ月の支出をちょっと見せて

住居費 15万3000円
水道・光熱費 1万5000円
子ども費 2万1400円
給食費1万6000円・学用品費4000円・小遣い1400円。学用品費は余ればそのまま貯めて、物入りな新学期の予算に回します。
食費 6万円
外食費 1万円
日用品費 5000円
ポイントやクーポンを活用
妻小遣い 2万円
夫小遣い 3万円
「食費などのやりくり費は7万5000円が目安。光熱費は年1回見直し、コスパが良いものに変更」。

家計管理

年1回だけ予算表を作り、それに従って使うだけ!家計簿なしでも貯まります。

家のお金すべてについてを1枚の紙にまとめたら、ひと目で"予算管理"ができるようになった!

「家計簿の代わりに、年初に1回だけお金の使い道や貯蓄などをすべて書き出した一覧表を作成。このとおりに使えば、自然と黒字になって貯まるという、最もシンプルな方法です」。

1年間のイベント費と被服費の予算表

毎月の貯蓄がくずれる原因はイベント費と被服費。徹底的に予算化して死守!

誕生日会から靴下に至るまで、予算は細かく指定。「わが家の場合、小さい金額でも全員分買ったら膨大な金額になるので、目安がないと危険。もしオーバーしたら、ほかを調整して全体予算は守ります」。

お下がりしにくい下着や靴下を中心に買います!

「意外とかかるのがパジャマや靴下、靴、下着類。季節ごとの予算だけでなく、補充する枚数と単価目安も書いておけば迷いません」。

お誕生日会は日にちが近い人をまとめてお祝いすることで節約

お誕生日会は年5回に集約。「予算はケーキとごちそうに。何人でも5000円前後ですむのでお得です」。

バースデーパーティーがプレゼント代わり

「みんなが集まることがお祝いだよ、と伝えています。ただ、クリスマスは子どもの夢をこわさないようサンタさんに来てもらいます(笑)」。

食費

ムダ買いしないシンプルルールだから貯まる!

橋本家は【米】月に約25kg
※実家が送ってくれます。感謝!

1回に2かご分だけ!量を決めたら、約6000円以内と自動的に予算内に

「"3日に1回、2かご分"がわが家のサイクル。肉と魚で4パック、じゃがいも・玉ねぎ・にんじん、サラダ用野菜、みそ汁の具、牛乳、卵、麺類など、かご2つ分を目安に買うと、自然と6000円以内に。予算に収まればOKなので、家計簿なしでいけるんです」。

週1回はホットプレート。

3つの"ない"でシンプル化

買わない
ふだん使わない食材や調味料は、使い切れない可能性があるので買いません。

手間かけない
食事はすべて鍋やかごで出して各自が取り分けるシステムに。

考えない
献立は定番をローテ。同じ素材でも味を変えればマンネリ化なし!

冷蔵庫は3日分を使い切れるようあえて小さめ

かご2つ分の食材が入ればよいので、あえてこのサイズに。「身長が低いほうなので大きい冷蔵庫だと上の段が見通せず、食材をムダにしたことも……。わが家は3日で使い切るサイクルが、保存の手間を考えてもベスト」。

日用品費

使うアイテム自体シンプル化したら貯まる!

橋本家は【トイレットペーパー】シングルを月に約15ロール

お風呂には「リンスインシャンプー」と石けんだけ。日用品の数自体を最小限に

消耗品は種類を減らせば、買いたしも自動的に減。「洗濯も液体洗剤1本のみで、あれこれ使いません。ストックは今使っているもの+1個と決め、ムダな買いすぎをブロック」。

クーポン&ポイントを活用して最安値で買う!

日用品はドラッグストアのポイント10倍デーにまとめ買い。「カード払いのポイントも合わせると、10%以上お得に。クーポンを併用すれば、20%は安くなるので、買い物前にお店のアプリは必ずチェック」。

リスト化して月に1回だけ買うのでムダはゼロ

日用品のストックはこの棚に。「リストを印刷して棚の内側に貼っています。それぞれ最後の1個を棚から出すときに◯をつけ、そのまま買い物時のメモに。必要最低限の出費ですみます」。

教育費

働く・貯める・投資するの3本柱で未来に備える!

橋本家は図書館で借りる【本】月に約100冊

図書館カードを家族全員作ってフル活用。

少額からでもママが働くことが貯めるための近道です

月2万円稼げば、10年で240万円もの収入に。「FPになる前はファミリーサポートのパートをしていました。収入を上げれば家計は強くなり、教育の選択肢も広がります」。

塾の特待生枠を狙うため、無料公開テストは取りあえずチャレンジ!

「習い事は1人1つまでOKですが、現在は長男の塾のみ。塾代は高いので特待生枠なら通う方針で、教育費の貯蓄を優先。公開テストだけなら無料なので、チャレンジできるよう情報収集はしています」。

将来のお金は投資と保険を使って長期的に増やす作戦

いろいろな種類にかけてリスクを分散!

「私のお給料はほぼ全額、将来の教育費用に充てています。FPになってから、保険や投資を上手に使えばお金を増やせると感じ、教育費の積み立てとしてフル活用!」。

家事

家族で分担したらママが働く時間が増えるから貯まる!

橋本家はママの家事時間は1日約3時間

名のある家事は夫と子ども、名のない家事はママが担当し、ママの負担を最小限に

"ふとん上げ"や"風呂掃除"など、説明不要な家事は夫にお任せ。「子どもは"自分のことは自分で"をルールに。お皿の後片づけや水筒のお茶入れなども私はノータッチです」。

テーマは"学校"!片づけやすい仕組みがあれば1人でできる

子ども1人につき3段カラボ1つが収納場所。「鞄は学校のロッカー風に、靴は下駄箱風に置く場所を指定。低学年でも片づけられるので、私の負担も減ります」。

8人もいるのに玄関に靴が1足も出ていない!

朝は着替え→洗濯→朝ごはんがルーティン

量が多い洗濯は子どもの仕事に。「朝ごはん前に下の子たちが干します。パラソル式のハンガーなら保育園児でも簡単に干せ、私が仕事に使える時間と体力の確保に」。

子ども6人のママにぶっちゃけ質問!

Q 子どものお小遣いはどうしているの?

A 小学生からあげています。学年×100円にしており、6年生なら600円です!

Q 家族にとって、いちばんの"ぜいたく"は何ですか?

A ふるさと納税で頼んだ肉やうなぎなどを楽しむことですかね!

参照:『サンキュ!』2021年9月号「6人の子どもがいるFP橋本さんどうやってお金を貯めているんですか!?」より。掲載している情報は2021年7月現在のものです。撮影/林ひろし 構成/岡部さつき(風讃社) 編集/サンキュ!編集部

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