主婦の約8割が心配している「子どものスマホ障害とゲーム依存」。みんなの悩みと対策とは?
2021/11/16
子どものスマホやゲームとの付き合い方には、多くの親たちが悩むもの。主婦198人に聞いてみたところ、子どもがいる人の約8割が子どものスマホ依存やゲーム障害について心配していることがわかりました。
いったいどんなことで心配したり悩んだりしているのでしょう?また、子どものスマホやゲームの使い方で気をつけていることや、設けているルールについても聞きました。
約7割が子どもにスマホやゲーム機を持たせている
「子どもはスマホ(タブレット含む)もしくはゲーム機を持っているか」という質問に対して、いちばん多かったのは「どちらも持っていない」の35%でしたが、次に多かったのは「両方持っている」の31%。「スマホ(タブレット含む)だけ持っている」の15%と、「ゲーム機だけ持っている」の19%を合わせると、65%の人が、子どもにスマホもしくはゲーム機を持たせていることがわかりました。
8割近くの人が子どものスマホ依存やゲーム障害を心配している
子どものスマホ(タブレット含む)依存やゲーム障害について、当てはまるものを選んでもらったところ、いちばん多かったのは「とくに悩んでいない」の26%でしたが、「持っていて、今まさに悩んでいる」も21%というわずかな差。悩んでいないという回答以外を合計すると、74%で、多くの人が、今悩んでいるか、もしくは将来が心配だと感じていることがわかりました。
子どものスマホ依存、ゲーム障害、どんなことで悩んでる?
前の質問で「子どものスマホ依存やゲーム障害に今まさに悩んでいる」と答えた人に、どんなことで悩んでいるのか、教えてもらいました。
「かなり長い時間スマホやゲームをしていて、依存が心配。」
「暇さえあればYouTubeやSNSを見ているので視力低下や姿勢が悪くならないかが心配です。」
「家の中で食事の時間以外ほとんど手から離すことがない。」
「宿題が終わっていなかったり習いごとなどでゲームができないと不平不満を言い出す。」
「6歳の二男が、友達が遊びに来ても一人でゲームをしようとしていた。」
「3歳なのですが、YouTubeでアニメをエンドレスに見たがり、やめさせると泣き叫びます。」
「ゲーム以外の遊びができなくなりそう。」
みんなの「子どものスマホ&ゲームの使い方」ルールとアイデアとは?
子どものスマホやゲームの使い方について、家庭で設けているルールやアイデアを聞きました。
「1日30分までと決めています。」
「21時半になると自動で使えないようにしている。」
「食事中はスマホには触らない!」
「1時間経ったら必ず目の体操をしたり遠くを見ること。」
「ブルーライトカットのメガネをかけて使うようにしている。」
「リビング以外ではやらない、自室持ち込みはダメ、使うときは親にひと声かけてから!」
「小2の娘には宿題やお手伝いなど、やるべきことをきちんとすませてからと言っている。」
「小学生の子どもには、ラインの友達追加やグループ加入もその都度親に確認するようにしている。」
「コメントは書き込むなと言っている。」
「高校生の娘には、ネットで買い物はしないというルールにしている。」
「キッズ携帯を持たせているが、相手が誰かに関わらず、画像の送受信は禁止している。」
「フィルタリングをかける。」
「ファミリーリンクアプリを使って年齢制限を設定して、子どもの年齢ごとに利用できるアプリやサイトを管理している。」
「親の監視アプリを入れていて、ラインも定期的にチェックしている。」
「任天堂スイッチは『みまもりSwitch』アプリで管理。スマホとタブレットはファミリー共有をしてスクリーンタイムで管理している。」
「怒らず、使いすぎによる害を説明して自覚させるようにしている。」
時間を決めたり、制限をかけているという人が多い
なかにはルールは設けながらもあまりガチガチにせず臨機応変にしている、興味があることを調べたりまとめたりして自分の世界を広げてほしいといった声があったり、お子さんが高校生以上という人のなかには、成長するにつれ自分で時間を決めてできるようになったという声も多くあがっていました。年齢や状況に合わせた対策やルールが大切なのかもしれませんね。
文/田谷峰子
*サンキュ!モニター198人アンケート調査 2020年2月実施