二匹の明くん猫と秋田犬、親友、自宅の床でリラックス。ペット同士の関係家族友情

ペットと人間のパートナーシップを考える

2020/11/04

世界が抱えるさまざまな課題を地球に暮らす私たち皆で解決し、サステナブル(持続可能)な社会をつくろう。「SDGs(エスディージーズ)」とは、地球の明るい未来をつくるための約束。SDGsを考えるきっかけになる、今月のアクション「パートナーシップで目標を達成しよう」をご紹介します。

◎What's SDGs◎
国連が定めた、地球の明るい未来のための17の目標。
「貧困をなくそう」「不平等をなくそう」「地球温暖化など気候変動への具体的な対策をしよう」など、これからの世界が解決すべき17の目標。2030年までの達成をめざしています。

保護犬や猫の里親になって、動物の命を救おう

<ナビゲーター>
木野裕り乃さん
Easy Communications Inc.「ペットのおうち」担当。ペットを飼えなくなった飼い主やペットの保護団体などと、飼い主(里親)になりたい人が交流する里親情報サイト「ペットのおうち」の運営を担当。「ペットのおうち」は月間約150万人が利用する。https://www.pet-home.jp/

ペット人気が高まる一方で、捨てられたり迷子になって、行き場を失い保護される犬や猫も多くいます。
最近は、SNSやインターネットで情報を手に入れやすくなったこともあり、保護犬・猫を譲り受けて里親になる「里親文化」が根づいてきました。犬や猫の殺処分を防ぐうえで、「里親文化」は重要なセーフティネットとなっています。
そのときに大切なのは「ペットショップで買うより安い」「タダだから」という安易な考えではなく、責任を持ってペットを飼う覚悟を決めること。譲ってくれる相手との価値観をきちんとすり合わせて、信頼関係を築くことも必要です。譲る人、譲り受ける人、そしてペットの幸せを願う人たちが協力することで、すべての犬猫が幸せに暮らせる世の中をつくっていきたいですね。

犬派より猫派が増えている

犬と猫 飼われている数の変化

犬の飼育頭数は減少傾向、猫は横ばいで、犬より猫を飼う人が増えています。背景の1つにあるのは、飼い主の高齢化。散歩などの必要がない猫のほうが飼いやすいと考え、猫を選ぶ人が多いと思われます。

※一般社団法人 ペットフード協会「令和元年 全国犬猫飼育実態調査」より

飼い主のいない犬猫のうち約4万頭が殺処分に

動物保護センターに引き取られる犬と猫の数(平成30年度)

自治体の動物愛護センターに引き取られる犬や猫の数は年間約9万匹。飼い主が「もう飼えない」と持ち込むケースは犬が1割、猫が2割となっています。「飼う決断」は、最後まで責任を持って飼う覚悟があってこそです。

※環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」より

こんなに楽しい!保護猫との暮らし

道で拾った黒猫(ハヤタ11歳)と、飼えなくなった人から譲ってもらった白猫(ドロシー4歳)。猫にべったりの毎日です。(カメラマンAさん)

湯河原の知人の家の軒先で産まれた三毛を引き取りました(スー3歳)。PCの前が定位置で、リモート会議中もここに。(『サンキュ!』編集部員K)

保護猫団体から兄弟でやってきたキジトラと黒猫(ふく・きち7歳)と、あとからやってきた白猫(ひめ5歳)。3匹いるとにぎやかです。(読者C・Uさん)

飼う前に考えよう「飼い主の責任」

ペットにとって飼い主は親と同じ。一度飼うと決めたら最後まで面倒をみる覚悟が必要です。とはいえ、将来、何らかの事情で飼えなくなってしまう可能性もゼロではありません。万が一飼えなくなったときはどうするかを事前に考えておくことは、ペットが行き場を失ってつらい思いをするのを防ぐためにも大切なことです。

・家族全員が賛成している?
・家の環境、動物アレルギーなどは大丈夫?
・病気や介護を覚悟して、寿命まで飼育できる?
・経済的な負担は大丈夫?
・しつけはできる?
・もし飼えなくなったときはどうする?

新しい家族を迎えよう!譲渡の基本的な流れ

譲渡の手段はいろいろですが、保護団体から譲り受ける場合は、下のような流れが一般的です。

(1)家族で話し合う
ペットを引き取る覚悟や環境が整っているか、家族全員で話し合う。

(2)保護犬・猫を探す
動物保護団体のサイトや譲渡会などで引き取りたい犬・猫を探す。

【Point】
譲る側、譲り受ける側の価値観や相性を確認。

(3)申し込み
気に入った犬・猫が見つかったら、団体に申し込む。家族構成、家庭環境、引き取る際の料金などの条件を確認する。

(4)トライアル
人間と犬・猫の相性を確かめるために、1週間程度のトライアル飼育をする。

(5)正式譲渡
契約書などに署名捺印し、無事、譲渡終了!家族として一緒に暮らす。

「譲渡」以外にもできること

保護犬・猫の里親になる以外にも、保護団体に寄付したり、保護犬・猫のお世話をするボランティアとして協力する方法も。「ペットのおうち」では、対象商品を購入すると企業が保護活動に寄付してくれる「おすそ分けプロジェクト」もあります。

サンキュ!STYLEライターがチャレンジしました

<チャレンジャー>
Harukamidoさん(東京都 43歳)菜七ちゃん(小4)
動物病院勤めを経て、現在は訪問介護のヘルパーをしながら、ライターやブロガー活動も楽しむ。先住猫のしゃもじは16歳で亡くなり、今は2代目のえいとと暮らす。実家にも猫がいる。

澄ました顔がハンサムなえいと。引っ込み思案で臆病ですが、私たち家族には甘えん坊です。

「最後まできちんとお世話できるね?」。えいとを迎える際、娘とは何度も話し合いました。

保護団体と交わした契約書。病気をしたとき経済的負担はどうするか?などの項目も。

300円ショップで見つけた餌皿は高さがあるので、猫も食べやすいようです。

保護猫を迎えた。子どももしっかり世話してます

先住猫の「しゃもじ」が亡くなり、インスタで見つけた保護団体からこの子「えいと」を引き取りました。再び猫を飼ったのは私だけなく娘の強い希望。娘にとっても、「命のお世話をする」学びになっていると感じます。

参照:『サンキュ!』2020年12月号「Find your SDGs」より。掲載している情報は2020年10月現在のものです。撮影/安部まゆみ 取材・文/工藤千秋 イラスト/macco 編集/サンキュ!編集部

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