黒パンツ何本持ってる?即答できればお金が貯まる。家計見える化大作戦
2022/11/25
何本も黒パンツを買ってしまう……ムダ買いを避けて浪費してしまうのは本末転倒。これ以上、フル活用できない黒パンツを買わないためには、「3つのポイントを"見える化"する」のが大切だそう。そのやり方をご紹介します!
<教えてくれた人>
ファイナンシャル・プランナー 黒田尚子さん
「黒田尚子FPオフィス」代表。消費生活専門相談員の資格も有し、FPキャリアは約25年。著書に『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』(日本経済新聞出版)。
今持っている服を把握すべし【クローゼットの見える化】
□「残りの人生も着たい」と思える服以外、思い切って手放そう
クローゼットの中がパンパンだと、今持っている服を覚えておけずにダブり買いする原因に。人生は短い!「着られるか」ではなく「着たいか」を基準に整理して、中をスッキリさせましょう。
□1シーズンに1回は、中を見直そう
服はトレンドも自分に似合う物も変化していくので、今年着なかった服は高確率で来年も着ません。定期的にクローゼットの中を見直せば自分の好みが把握できるので、ムダ買い防止に◎。
反省を生かすべし【使ったお金の見える化】
□せめて、レシートを週末ながめよう
お金をムダづかいしていないか確認するために、週に1回支出を振り返ろう。家計簿をつけるのが大変なら、レシートを見るだけでもOK。自分のお金の使い方や傾向に気づける効果もあります。
□"人は忘れる生き物"だから買わなくてもよかった物をメモして残そう
もし「買わなきゃよかった」と後悔しても、時間がたてば忘れてしまうもの。後悔を次に生かすために、「買った物」と「次はどうするか」を手帳など目に留まる場所にメモで残して心に刻もう。
買い方を更新すべし【今の自分の見える化】
□写真や動画で自分を撮って、客観視してみよう
年を重ねると鏡を見る時間や写真を撮る機会が減るので、自分が想像する顔や体形が、若い頃のまま止まっている可能性が。自分に似合う服を選ぶためにも、40歳過ぎこそ"自撮り習慣"を!
□雑誌、SNS、街中を見て"今の自分が憧れる人"をイメージしよう
服の好みが若い頃と同じ人は、今は似合わない物や着こなせない物をムダ買いしてしまう傾向あり。意識的に視野を広げて、"今"の自分がときめく人や服を見つけるのも買い物上手になるコツ。
「見える化大作戦」は、黒パンツ以外の服、化粧品、日用品など、他のムダ買いにも効きます!
クローゼットだけでなく、洗面台や冷蔵庫など、物が増えがちな場所も「見える化大作戦」はおすすめ。また、自分だけではなく、"今の"家族の好みを把握するのもムダなお金を使わないコツです。
参照:『サンキュ!』2022年12月号「私たちが本当に貯まる方法コレでした!」より。掲載している情報は2022年10月現在のものです。監修/黒田尚子 構成・文/出下真紀 編集/サンキュ!編集部