ふだん何気なくつくっている、夕飯。その食卓を見るだけで、貯まる家計か貯まらない家計かわかってしまう!?!なぜなら、貯まる人の献立と、貯まらない人の献立には、共通点があるから。
そこで今回は、貯まらない家の食卓の3大共通点を、ライフスタイル誌や生活情報誌の記事を数多く手がける田谷峰子さんに教えてもらいました。
1:全体的に茶色い
焼いただけの肉がお皿にドーン、炒めただけのキノコがドーン、など、単一食材メニューになってしまったり、味つけを「○○の素」に頼りすぎて、茶色くなってしまうことが多いようです。
料理に苦手意識を持っている人も多く、計画的に献立を立てられず、とりあえず余りものをぜんぶまとめて炒めたり、煮込んだりしてしまうのも、全体的に茶色くなる要因。
食材を使い切るのが苦手だと、ムダに買いたしたり、余らせたりして食費がかさんでしまうし、「○○の素」もたくさん買うと結構な額になってしまいます。
貯めている家の献立にも茶色いメニューは出てきますが、必ず野菜を添えたりなど、計画的に多彩な食材を組み合わせ、全体的に彩りよく仕上がっているのが「違い」。
ちなみに、これから涼しくなってくると、おでんの登場率が高くなるのも「貯まらない」食卓の特徴のひとつです。お手軽で庶民的なイメージがあるかもしれませんが、おでん種って実はそんなに安くないし、つい多めに買ってしまいますよね。
2:お惣菜をトレーごと出す
貯めている人もお惣菜を活用しますが、基本的にトレーごとではなく、お皿にキレイに盛り直してから食卓に出す人がほとんど。
なぜなら、貯めている人がお惣菜を買う理由は「この日は○○の用事があるから」など、疲れるのを見越して計画的にお惣菜に頼る、というの行動をしているからです。
一方、貯まらない人の場合は、疲れきってから面倒になってお惣菜を買ってしまうパターンが多いので、お惣菜をそのままトレーごと出しがちです。その場その場で臨時出費的にお惣菜を買うので、気づいたら予算オーバーなんてことにも。
3:SNS映えを狙っている
見た目にこだわりすぎると、おしゃれな高額野菜にもうっかり手を出してしまいがち。
貯めている人は旬の野菜を優先して買うことが多く、結果的に安くて栄養もきちんととれ、見た目の彩りもバランスよい食卓に仕上がります。
また、食べる前の撮影に時間をかけすぎると、せっかくの食事がさめたり、早く食べたい家族からひんしゅくを買うことも。貯めている人は家族仲がいいものです。
いかがでしたか?たとえ料理が苦手でも、貯めている人は食事や食材を、お金と同じように大切に扱っているものです。もしも3つの共通点のうち1つでも当てはまっていたら、食卓を見直してみるといいかもしれませんね。
■教えてくれたのは・・・田谷峰子さん
ライフスタイル誌や生活情報誌のライター業に携わるなかで、毎日をもっとハッピーな気持ちで生きるにはどうしたらいいか?を探求。自分らしく楽しくハッピーに生きるためのヒントやアイデアを発信します。