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「割り切る&ほどほど手抜き」でみるみる貯まる!

2020/12/29

収入や環境にかかわらず、”いいペース”で貯蓄ができている人の共通点のひとつは「割り切ること」そして「ほどよく手抜きすること」。いったいどういうことなのでしょう。

割り切りが上手な人は、貯蓄も優秀!?

父と母と娘が芝生でリラックスします。
Hakase_/gettyimages

私たちはふだん、さまざまな情報を目や耳にします。それらの中には当然、役立つもの、助けになるものもあれば、焦ったり落ち込んだりさせられるものも……。とくに、自分にはないものをもっていたり、自分がやりたくてもできないことをやってのけてしまう人の存在を知ると、心が乱れてしまいがちですよね。

じつはこの”モヤモヤした気持ち”をどう処理するかが、貯められる人と貯められない人の大きな分岐点ともいえます。貯められない人に多いのは、まわりと比べて落ち込み、まわりと同じ、またはそれ以上のレベルに見られるように取り繕うため出費を重ねてしまうケース。いくら貯めても満足できず、結局何かの折に取り崩してしまう事態も多いのです。

逆に「人は人、うちはうち」と割り切って、今ある中で最善の暮らしをしていこうと思える人ほど突然の大きな出費にも動じず、貯蓄上手な印象でした。つまり、自分の軸は他人からどう思われるかではなく、自分が決めているということ。

「割り切る」という言葉は、あきらめる、切り捨てるというネガティブな意味で使われる場合もありますが、ここで言いたいのは「背伸びをしすぎず、今できることを大切にする」という前向きな意味合いです。誰かと競うのではなく、家族の幸せのために目標を定めて進んでいく―。その積み重ねが貯蓄という形で表れてくるのです。

家事や子育てにおいても同じ。カンペキを追い求めて必死に頑張るのはやめ、周囲の目を気にせず、わが家のラインを守っていくほうが、ストレスをため込みにくく、いいペースを守っていけるよう。

たとえば……

「共働きなので、平日の食事はスーパーの惣菜やレンチン料理に頼ることも。待たされるより、食卓がすばやく整うほうが家族もうれしいはず」(F.Tさん・39歳)
「疲れた日は子どもの好きなファストフードですませます。学校給食は偉大だから、1食くらいサボったって栄養バランスにさほど問題が生じるとは思っていません」(M.Kさん・33歳)
「近所の園児がみんな通っているという体操教室、月謝もお高めでうちには無理なので行かせていません。その代わり、ちょっと離れた場所にある広い公園でたっぷり遊ばせています」(A.Sさん・27歳)
「小学6年生の息子にスマホをねだられていますが、まだ早いと断固拒否。わが家の方針なので、まわりは関係ないと伝えたら納得してくれました」(C.Hさん・40歳)

……といったぐあい。

がんばりすぎない、自分のペースを見つけるのが貯蓄の近道

若い女性自宅で勉強する
maroke/gettyimages

やりくりにおいて大切なのは、「途中で折れない」こと。ある意味、一生続けるものだけに、自分を追い詰めるほどに頑張りすぎるのは、かえって挫折を招く原因になってしまいます。
だから、ほどほとに手を抜きつつ必要最低限のことだけをこなす……という人のほうが、挫折もなく長くやりくりを続けられて貯めている確率も高いんです。

Y.Tさん(34歳)は、結婚後直後に義母からすすめられた分厚い家計簿を使い始めましたが、レシートを丸写しするくらいのあまりにも細かい作業を伴うため3か月も経たずにギブアップ。その後も次々と、主婦の達人がすすめる家計管理法を試しては挫折を繰り返してきたそうです。

「本来、おおざっぱな性格なのに、”家計管理は細かくキッチリやらなきゃだめ”と思い込んでいたのが原因でした。思い切って開き直り、書くのは週末のみ最低限の内容だけ、しかも黒のボールペンでそっけなく、自分だけが読めるくらいのなぐり書きにしたんです。書き間違えたら、ぐちゃぐちゃと塗りつぶして近くに書き直して。昔、父が仕事で使っていた手帳をのぞいたら汚い字で雑に書かれてあって、”なにこれ?”と思ったのですが、今、まさにこんな感じです(笑)」

月初に使える額の確認をしたら、週末に費目ごとに小計を出し、月末に締めて貯蓄総額を書き出すだけで、1回わずか10分程度。気負いがないから、”今日、書くのしんどいな”と思うことがなくなったとY.Tさんは話します。

「それでも、来週あといくら使える、今月予算通りにやりくりできた、貯蓄がこのくらいふえた、今月この費目の出費が多かったから来月は少し減らせるよう意識してみよう、と自然に考えられるようになり、行動に反映されます。これだけで十分、家計を守れるようになりました」

さらに、家計簿の数字や、実際手元に残った額は、±3000円程度なら気にしないという”ゆるさ”もY.Tさんならでは。結局、今の家計簿を使うようになって6年が経ちました。

「今、念願の第一子を妊娠中なのですが、出産後どのくらい忙しくなるか正直検討もつきません。でも、6年間の家計簿生活で、”おおざっぱでもなんとかなる”と学んだので(笑)、ほどよく手抜きしながらやっていくつもりです」

がんばらなくても、自分のペースで楽しんで続けていく-。貯まる人は、いくつもの習慣を大切にしていました。そしてその習慣は、いつからだって身につけられるものなのです。

編集/サンキュ!編集部

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