よく寝て、よく食べて、毎日をご機嫌に!本まで出した主婦のお金が貯まるルールは、わかりやすくてとってもシンプル。ストレスフリーで、暮らしを楽しみながら貯蓄を増やす秘訣を教えてもらいました。
<教えてくれた人>
Mさん(熊本県 35歳)
夫(34歳)、長男(8歳)、長女(6歳)、二女(5歳)の5人家族。結婚10年目。週5日、9~15時でパート勤務。前の勤務先での奮闘ぶりを描いたコミックエッセイを出版。
◎MONEYDATA◎
夫月収(手取り)30万円
妻月収(手取り)9万円
ボーナス(年間・手取り)84万円
世帯年収(手取り)552万円
月貯蓄額 10万円
年貯蓄額 182万円(ボーナス込み)
総貯蓄額 1130万円(家を新築した際の頭金800万円支払い済み)

お金が貯まる「機嫌のいい私」になるコツ
現在、パート勤務のMさん。以前の職場は忙しく、ごはんを食べる時間が不規則に。「子どもとの食事の時間におなかがすかず。朝はダルく、生活のリズムが狂って家計も乱れました」。
パート勤務へと働き方を変えたことをきっかけに"よく寝て"、"よく食べる"ルーティン生活に替え、朝の自分時間を作るように。Mさんが大事にしたのは"朝から好きなことをする"。ごはん作りは上手に手を抜き、好きなコーヒーを飲みながら朝ドラを見て、機嫌よく1日をスタート。
「好きなことをしているのでストレスもたまりません。イライラが原因のつまらないムダづかいがなくなり、前よりお金の使い方がていねいになりましたね」と暮らしを楽しみながら順調に貯蓄を殖やしています。
●8年で1000万円貯めたMさんの1カ月の家計表
<収入>
夫月収(手取り)30万円
妻月収(手取り)9万円
<貯蓄>
学資保険 1万5000円
残し貯め 8万5000円
<支出>
やりくり費 計14万3000円
食費 4万5000円
※外食費込み。
日用品費 3000円
ガソリン代 2万5000円
特別出費 3万円
※子どもの入学資金、医療費など。余ったら積み立て。
夫小遣い 3万円
妻小遣い 1万円
固定費 計14万7000円
住居費 5万5000円
水道・光熱費 1万7000円
通信費 2万円
保険料 1万5000円
新聞代・NHK受信料 1万円
子ども費 3万円
※学童代5000円×2人分、スイミング代7500円×2人分、幼稚園代2500円、ほか幼稚園の延長代。
●THEシンプル!!やりくりはこの3つを守るだけ
やりくりルールは
(1)家計簿はきれいな字で書く
(2)買い物メモを持って買い物に行く
(3)特別費をつくる
の3つ。これだけで無理なくお金が貯まります。
ルール1 平日はノートに雑にメモ。週末に家計簿にきれいに書く
買い物後、使った金額をノートに書き、レシートをはさみます。「週末にノートとレシートを見ながら家計簿に清書すると数字がよく頭に入るし、何にお金を使ったか見返すいい機会に」。
【前は……】雑な字で書いた家計簿は、あとから見返す気がゼロ。読み返しても頭に入らず、家計管理がうまくいきませんでした。
ルール2 「これ買わなきゃ」は冷蔵庫の横でメモ。ムダ買い・買い漏れ防止
ストック切れに気づいたら、冷蔵庫の横のスペースですぐにメモ。買い物に行く日はメモを持って出勤します。買うべき物が思い出せなくて悩むこともなく、買い物時間も短くなりました。
「業務スーパー」の特大サイズにすれば、たくさんストックしなくてもOK。「また買わなきゃ」もなくなり買い物&在庫管理の手間なし。
【前は……】メモなしのころは基本ノープランの買い物。「ないと思って買ったら、家にまだあった」のダブり買いが頻発。
ルール3 毎月多めに3万円用意。特別費の細かい計算なし
特別費として毎月3万円を確保し、余った分は積み立て。「年間で36万円になるので、特別費のリストを作って、細かい計算をしなくても家計は崩れません」。
【前は……】予定外の出費があると、その月の貯蓄を削ってやりくり。毎月の波のある特別出費に振り回され、それがストレスに!
参照:『サンキュ!』2020年5月号「無理せず1000万円ためてる人の朝・昼・晩」より。掲載している情報は2020年3月現在のものです。撮影/キムアルム 構成/坂井勇太朗(風讃社) 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部
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