年収300万円台・子ども2人・シングルマザーでもマイホームと進学を達成できた理由

2020/06/07

貯めるところは必ず貯める、と年収300万円台でも教育費とマイホーム資金をしっかり貯蓄。食費の節約やプレゼント代は大切に、家族との話し合いなど、生活にメリハリをつけてやりくりする秘訣をご紹介します。

<教えてくれた人>
Mさん(京都府 39歳)
20歳で結婚、23歳で離婚。子育てしながら2回の転職を経て貯蓄を増やす。子が独立後の人生も模索中。

◎MONEY DATA◎
月収(手取り)23万円
ボーナス(年間・手取り)77万円
年収(手取り) 353万円
月貯蓄額 7万1000円
年貯蓄額 約80万円
総貯蓄額 1000万円以上

子どもの高等教育とマイホーム資金は必ず貯める!と決めた

「離婚したときは2歳と生後9カ月の子どもを抱いて、この子たちが一人前になるまで、あと何年頑張り続ければいいのか……と、ぼうぜんとしました」と話すMさん。「子どもが将来ちゃんとした仕事に就くためには教育が大事」と考えて、2人の子どもにそれぞれ口座をつくって貯蓄。どんなに生活が苦しいときでも貯め続けました。 
また離婚後は7年間、賃貸アパート住まいでしたが、「家賃を払っても自分の家にはならない」と考え、頭金を貯めてマンションを購入。「その時々の出費に合わせてやりくりを調整して貯め続けました。子どもたちの将来も見えてきたし、これからは少しのんびりしたいですね」。

あきらめない! Mさんの貯蓄ヒストリー

●低収入でも手当には手をつけない!【ひたすら貯める期】月貯蓄額7万~9万円

2004 離婚、パートから正社員へ
2007 資格の勉強を始める

子ども2人分の児童手当、ひとり親家庭を対象とした児童扶養手当、元夫からの養育費は子どもの教育資金として全額貯蓄。

月収(手取り)18万円
年収(手取り)216万円

●ボーナスで収入増も住居費と教育費で【アップアップ期】月貯蓄額4万円

2009 資格を生かして転職

収入アップを喜んだのもつかの間、所得制限で児童扶養手当と就学援助金がもらえないことに。7万円の家賃負担がズッシリ。

月収(手取り)20万円
年収(手取り)310万円

●教育費さらにキッツ~ゥマンション頭金返済もあり【ペースダウン期】月貯蓄額2万円

2011 念願のマンションを購入

今までの貯蓄に退職金を合わせた600万円と親から借りた300万円を頭金に。

マンションを購入して住居費を月2万5000円減額したものの、教育費が増額。月貯蓄額を減らして、なんとか乗り切りました。

月収(手取り)20万円
年収(手取り)310万円

●収入と暮らしが安定、教育費のゴールも見えた【再び貯めるぜ期】月貯蓄額7万円

2015 親に借りた300万円を返済。休日が取りやすい職場に転職
2020 長女が第1志望の専門学校へ進学

長女は専門学校に、長男も将来の進路に合った高校に進学。この先必要な教育費の金額が見えてきたので貯蓄ペースを加速。

月収(手取り)23万円
年収(手取り)353万円

Mさんの1カ月の家計表

<収入>
月収(手取り)23万円

<貯蓄>
現金貯蓄 4万円
保険料(貯蓄型)1万円

<支出>
住居費(駐車場代含む)5万1000円
水道・光熱費 1万円
通信費 1万8000円
医療保険料 5000円(生命保険料は年払いで別途確保)     
長男小遣い 3000円
食費 4万円
日用品費 5000円
ガソリン代 3000円
医療費 1000円
予備費 2万円(急な職場の飲み会代、美容院代など)
  
残し貯め 2万4000円

Mさんが前のめりで貯められる4つの秘訣

1 買い物は頭がさえてる朝のうちに行っておく

5時に起床。朝の家事が終わったら7時に開店する近所のスーパーへ。すいているからパパッと出勤前に買い物終了。

2 没頭できる趣味で日々のストレスを忘れる

塗り絵が趣味。集中できるから最高の気分転換に。

3 自分がラクになるからガスよりIH卓上コンロで料理

IH卓上コンロのタイマーをセットして、別の家事もしているうちに夕食ができています。IHのほうが光熱費の節約にも。

4 セールで狙うべきは1年後に着る服

期末セールで来年用の服を買いおしゃれと節約を両立。

やりくりの基本は「10日で1万円生活」。使った額だけ気にすれば予算オーバーなし

買い物をした日にレシートを見ながら使った金額を家計簿に記入。「10日で1万円でやりくりしてきましたが、子ども2人が大きくなり、食費などがかかるようになって、現在は10日で1万5000円に収めるのが目安」。

1カ月を10日に分け集計。食費、日用品費、母ランチ代、プチぜいたく費の4つの項目で記入。

料理に時間はかけられないから効率重視で節約

フルタイムで働いているので、食費節約は手間をかけずに効率を優先します。ワーママの参考になるアイデアがいっぱいです。

冷凍パスタはそのまま格安の母べんとうになる

1個128円で買った冷凍パスタを会社に持参して職場でレンチン。「今どきの冷凍パスタは種類が豊富。外食するより断然安いし、おべんとうを作る手間もゼロですから(笑)」と、うまい、安い、手間なしの三拍子。

家族が勝手にバラバラ買わないための「買い物メモ」制度

子どもたちは各自で、朝食用のパンやヨーグルト、おやつなどを入れるボックスを管理。在庫が切れた物は、子どもが自分でメモしてMさんに渡します。まとめるときはメモにある物を効率よく買えるように、売り場ごとに書き出した買い物メモを作成。

"ペットボトルセラー"を作って、子どもたちの飲み物代をセーブ

「以前は水筒を持たせていましたが、麦茶を作ったり水筒を洗ったりするのが手間で……」と激安ペットボトル飲料に変更。安く買えるお店をネットで検索して、1ケース24本入りを840円で購入。「学校、バイト、どこに行くにも必ず持って行きます」。

1秒でも早く寝たいから野菜の冷凍ストックは「切るだけ」「入れるだけ」

夕食の片づけついでに、葉野菜を切っておきます。「前は下ゆでして、小分け冷凍していました。今は切ったらまとめて保存袋に入れ、そのまま冷凍室に入れるだけだからカンタン」。使うときは、みそ汁や鍋に冷凍のまま投入。

"お金で苦労しない人生"のために子どもと一緒に考える

子どもたちとは中学生のころから、お金の話をしてきたMさん。進路はもちろん、家電の買い替えなど大きな買い物は、親子で話し合い購入を判断しています。

家族の節約モチベーションがアップする「光熱費会議」

光熱費の「使用量のお知らせ」をテーブルの上に置いていたら、子どもたちも前月や前年同月との比較を見て、自然と節電・節ガスを意識するように。「先月は〇〇があったから電気代が上がった……とか話します」。

"ちゃんと食べていける職業"について、中学生のときから話し合う

将来どんな仕事に就きたいか、そのためにはどの高校を選択するかなどを早い時期から親子で話し合いを。「子どもたちが自活できるようにするのが、親の責任だと思っていますから」。

18歳以降の教育費は子どもに口座ごと託す

子ども2人にそれぞれ口座をつくり18歳までに450万円貯蓄。18歳以降は高校卒業後の資金として子ども自身に管理をまかせることに。長女の専門学校の入学金もここから支出。

楽しいことに使うお金は年間できちんと確保

固定資産税や自動車保険など必要経費以外のお楽しみに使うお金も年間で予算を確保。おしゃれや外食もあきらめないから、やりくりモチベーションがキープできます。

気持ちは形にしたい!家族へのプレゼント代はケチらない

「離婚後、なにかと助けてくれた親に感謝しています」と誕生日や母の日などのプレゼントは欠かしません。年間で予算立てしているので、気持ちよくお金を出すことができます。

ボーナス前に特別出費を見直し。内訳を決めるのが楽しい

前年の特別費を参考にして今年の分の予算を立てます。税金関係などの決まった支出のほか、長女と自分のまつ毛パーマ代、エステ代、ペット代などはボーナスから。節約だけではなく、使う楽しみもしっかり満喫。

2019年の特別出費80万円の内訳(例)

□自動車保険料
□生命保険料(年払い分)
□固定資産税
□教育費(教科書、定期券代など)
□プレゼント代
□ペット代(トリミング代など)
□まつ毛パーマ代(長女と2人分、年間で)
□お楽しみ費(焼き肉食べ放題など)

"美容は自分への投資"だからメリハリ出費で満足度アップ

「美容液は効果重視でハイブランドの物を選びますが、バシャバシャ使いたい化粧水は大容量のエコノミーボトルでよし!」。使い道にあわせ買い分けし、満足度を上げます。

出費が増えても貯蓄が続けられる暮らしづくりがキモ

家計が苦しいときも、ムダ出費を洗い出したり、一時的に貯蓄額を減らしたりでともかく貯め続ける。そのために子どもと話し合うのも大切。

Have a try!

□家族で光熱費について話し合ってみる
□ランチや飲み物代を浮かす工夫を考えてみる
□年間の特別費の予算を立ててみる

※掲載された情報は2020年4月9日までに取材した情報です。
※写真はイメージです。

参照:『サンキュ!』2020年6月号「収入と貯蓄大調査」より。

イメージカット撮影/木村文平 編集/サンキュ!編集部

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