年収「103万円の壁」が変わった!?主婦がトクする働き方を考えよう!
2018/07/07
主婦の皆さんが“就活”をはじめるうえで知っておきたいお金について解説。せっかく働くからには損した働き方にならないよう、お金のプロによるアドバイスをしっかりチェックして。
知っておきたい制度改正
■年収「103万円の壁」が「150万円の壁」に!
夫が配偶者控除を受けられる妻の年収の上限が、18年1月に103万円から150万円に変更になりました。
「年収150万円までは稼げるのね」と考える人もいると思いますが、ちょっと待って!妻の年収が100万円を超えると住民税、103万円を超えると所得税、106万円(もしくは130万円)を超えると社会保険料の負担が発生し、働き方によっては手取り収入が減る場合もあるので注意しましょう。
■「壁」を気にせず働けば、社会保険加入のメリットも!
妻の年収が106万円を超え、一定の条件を満たす場合、社会保険料の負担が発生します。
社会保険料は年収が低いほど負担が重く感じられるため、払いたくないと考える人が多いはず。でも、社会保険に加入することで、自分名義の老後の年金受取額が増えたり、休業手当や失業手当の給付など、待遇面でのメリットもあります。
将来的なプランを見通して、税金や社会保険料を払っても世帯年収が確実に増える年収170万~180万円以上をめざしてみるのもありです。
自分の働き方は“得”をしているのか“損”をしているのか。きちんと見極めて、自分にとってベストな働き方を見つけましょう。
教えてくれた人……畠中雅子さん
ファイナンシャル・プランナー。生活に根差した、実践しやすいアドバイスが好評。雑誌や新聞の執筆、テレビなどのメディアでも大活躍。『これで安心!入院・介護のお金』(共著・技術評論社)など著書多数。
参照:『サンキュ!』7月号「アラフォー主婦の就活事情2018」より一部抜粋。掲載している情報は18年5月現在のものです。構成/宮原元美 取材・文/鹿島由紀子 デザイン/ナオイデザイン室
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