【無印良品】昆虫が食糧危機を救う?噂のせんべい実食レポ

2020/06/24

サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
みなさんは、以前から昆虫食がひそかなブームであることをご存知ですか?このたび、ネットストアで発売開始された無印良品の「コオロギせんべい」。気になる味をレポートします。

なぜコオロギを食べる?

日本では少子化により人口減の傾向がありますが、世界的な人口は増え続けています。
2050年には世界人口が100億人になるという予想も。そうなると問題になってくるのが、食糧危機。とくに生きるのに欠かせないタンパク質の確保は、最重要課題といえますね。

その点から考えると、コオロギは大きな可能性を持っています。100g中60gがタンパク質であり、タンパク源として優秀なのです。同じ量のタンパク質をつくるのに必要なエサや水の量は、牛や豚などの一般的な家畜に比べてずっと少なくてすみます。おまけに温室効果ガスの排出が少ないので、温暖化防止にも役立ちますね。

狭いところで飼えて成長が早く、働き手の負担が大きいふつうの畜産業より続けやすいのもメリット。雑食性でなんでも食べ、余った食品を食べることで食品ロスを減らす可能性もあります。

さっそく食べてみましょう!

5月20日にネットで先行発売された「コオロギせんべい」(税込190円)、発売日に注文したところ届いたのは6月上旬でした。

家族の大ブーイングのなか、さっそく食べてみます。袋を開けると、海鮮系せんべいのような磯の香り。「あれ、コオロギって陸の生き物だよね?」などと考えながら器に盛りました。

目をこらすと黒いものが混じっていることがわかり、「これがコオロギかな」と思いました。
口にすると、意外にもまったくクセがありません。

草の臭いや腐葉土のような臭さがありそうだと思っていたのですが、そういう変な臭いはなし。苦くもなく、薄い塩味の淡泊な風味です。

しばらく噛んでみるとふわっと香るのは、干しエビのような香ばしさ。ネットでも「えびせんべいみたい」と評されていて、納得。

おやつにもおつまみにも

家族がギャーギャー言うなかで食べましたが、私がおいしそうに食べるので「子どものおやつにいいかも」と夫が言い出しました。たしかに、食べ始めるとどんどんいけるこの感じ、食べ盛りの子どものおやつにぴったりです。

あとをひく味なので、お酒のおつまみにもよさそう。商品化するにあたって引き受ける製造工場が見つからないなどの苦労もあったようですよ…。野生のコオロギは何を食べているかわからないので、ちゃんと人工飼育されたコオロギを使ってあるそうです。
開発には徳島大学の研究が生かされているとのこと。ありがとう、日本の技術力!

話題になったことで、オンラインストアでは、「ご好評につき現在品切れしています。7月中旬店頭にて販売予定」となっていました。
ちょっと気になる…というかたは、7月にぜひ店舗で探してみてくださいね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
「文房具には少年の夢が詰まっている」と熱く語るアラフォー主婦。生活雑貨の最愛ブランドは無印良品です。他にも、ニトリ・3COINS・セリアなどを愛用し、シンプルな暮らしを心がけています。

※商品情報は記事執筆時点(2020年6月)のものです。店舗によっては取り扱いがない場合があります。
※コオロギは甲殻類と似たアレルギー物質を持っています。食べる場合は、アレルギーに注意してください。

 
 

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