10月1日の「日本茶の日」、伊藤園が日本茶の魅力を世界に届けるオンラインイベントを開催しました。全国各地から多くの人が参加し、オンライン動画の試聴回数は、当日だけで6000回以上 にものぼったとか。さらに東京では10月1日~3日の期間限定で、人気商品「お~いお茶」の魅力を、見て、食べて、触って楽しめる体験型イベントエリア「お~いお茶ハウス」もオープンし、多くの人で賑わいました。大好評のイベントの様子をご紹介します。
「日本茶の日」は約430年前、豊臣秀吉が京都で大茶会を開催した日
「日本茶の日」は、豊臣秀吉が京都・北野天満宮にて大茶会を開催し、多くの人にお茶を広めた日に由来して、伊藤園が2002年に制定した記念日です。約430年前に行われたこの大茶会「北野大茶湯」は身分を問わず、お茶の魅力を広く開放するために開催されたと言われています。
伊藤園ではこの思想を現代に受け継ぎ、例年10月1日に伊藤園のティーテイスター資格保有者を中心とした社員が、全国各地でさまざまなお茶の楽しみ方を提案するイベントを開催してきました。
今年はそれを、コロナ禍に配慮して形式を大幅に変更。北野天満宮をはじめとした国内6カ所のお茶にゆかりのあるスポットを映像でつないだオンラインイベントとして開催しました。
このイベントでは、お茶の魅力・ 楽しみ方を広く提案すると同時に、コロナ禍に苦しむ全国の茶農園を応援したいという伊藤園の思いも込められているのだとか。昨年5月以降、在宅時間の充実につながるさまざまな「お茶のチカラ」を提案してきた、「Ie Time OEN(家タイム応援)プロジェクト」の集大成とも言えるものなのです。
北野天満宮、天空の茶の間、カフェ、アウトドア……多彩なお茶の楽しみ方をオンラインで提案
YouTubeで配信されたオンラインイベントは、豊臣秀吉が「北野大茶湯」を開いた北野天満宮からスタート。北野天満宮・権禰宜(ごんねぎ)の東川楠彦さんが境内を案内しながら、北野天満宮とお茶の関わりや注目スポットなどを解説してくれました。
宝物殿に飾られた重要な文化財の数々も見ることができ、なんと、平時は宝物殿に収蔵され一般公開されていない「北野大茶湯図」や「北野大茶湯 高札」(※)も特別に公開!さらに、北野天満宮にはさまざまなパワースポットがあることもわかり、すぐにでも行ってみたくなる興味深い内容でした。
次の中継は、静岡県清水にあるお茶園「豊好園」。ここでは伊藤園のティーテイスターたちが、標高350mの斜面に広がる茶畑から早朝に広がる雲海が望める「天空の茶の間」を訪問。雄大な絶景の中、農主の片平次郎さんが淹れたお茶を楽しみました。
本当に天空に浮いているかのような茶園の様子に、動画のチャットコーナーも大盛り上がり。「天空の茶の間」は一般の見学ツアーも行っているとのことなので、参加して実際に体験してみるのも楽しそうです。
その他、鹿児島県の茶園「堀口園」の広大な茶畑では、お茶を工場へ運ぶ様子などが紹介され、東京・西荻窪の日本茶スタンド「[Satén japanese tea]の小山和裕さんは、抹茶ラテの入れ方を伝授。焚き火マイスター猪野正哉さんも、アウトドアで作る焙じ茶、お茶の淹れ方を紹介するなど、お茶にはまだまだ新しい楽しみ方あることを感じさせてくれる内容でした。
さらに、お菓子研究家&日本茶インストラクターの本間節子さんによる「お〜いお茶ゼリー」と「お〜いお茶とさつまいものサラダ」のレシピも公開!どちらも簡単&おいしそうで、見てすぐに作ってみた方も多いのではないでしょうか。
(※)豊臣秀吉公が身分に関係なく広く参加を呼び掛け、京都・北野天満宮の地で開いたと言われる大茶会「北野大茶湯」から約 250年後の江戸時代後期に描かれた想像による図が「北野大茶湯図」、その大茶会の開催と主旨が示された立て札が「北野大茶湯高札」で、ともに北野天満宮宝物殿に納められており、通常は一般拝覧できない重要御神宝。
お茶もボトルもオリジナルが作れるワークショップなど、体験型イベントエリアも大好評!
一方、オンラインイベントの中継拠点である東京・渋谷の隠れ家ギャラリー・カフェ「JINNAN HOUSE(ジンナンハウス)」は、伊藤園の人気商品「お~いお茶」の魅力を見て、食べて、触って楽しめる体験型イベントエリアに変身。「お~いお茶ハウス」として、10月1日~3日の期間限定で公開されました。
「お〜いお茶」のブランドイメージキャラクター「お〜いお茶くん」が主役のゲームなど、さまざまなプログラムが楽しめる中で、特に大好評だったのが「オリジナル『お〜いお茶』づくりワークショップ」です。
伊藤園ティーテイスターに教えてもらいながら、6種類の茶葉を自分好みにブレンドし、
急須でいれて飲んで楽しむというもので、同イベント特製の限定ボトル付き。このボトルを、自分で好きに色付けして持って帰れるのは楽しいですよね。
カフェスペース「SAKUU」では、特別メニューの「お〜いお茶 りんごシロップ仕立て」と「お〜いお茶」を使った「アフォガード」なども提供されました。
また、「お〜いお茶」の全国バージョンが並ぶフォトスペースも大人気に。これ、思わず欲しくなっちゃいますよね。
オンラインイベントも「お~いお茶ハウス」も大盛況で、「またやってほしい」との声が多く寄せられているとか。
伊藤園では、お茶が持つ〝おいしさ"〝たのしさ"〝すこやかさ"の3つの価値を、「とどけ!お茶のチカラ」というブランドメッセージにのせて世界中に発信中です。今後も、楽しいさまざまなお茶イベントを予定しているそうなので、ぜひ、ホームページをチェックしてみてくださいね。
協力/株式会社伊藤園