【写真の撮り方】食器に室内が写り込むのを解消するプロの小ワザを大公開
2023/03/30
野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。
料理写真を撮って気軽にSNSなどにアップできる時代。撮った写真をよく見ると、食器や飲みものに室内が写り込んでいることはありませんか?
これまで、何社もの企業へレシピと料理画像を納品してきた経験から、自宅でも手軽に行える写り込みの解消方法を大公開します。
映り込みの有無で写真の見栄えが全然ちがう!
こちらの同じスタイリングで撮影した2枚の写真を見比べてみてください。
左の写真は、窓やシーリングライトなどがスプーンにしっかり写り込んでいて、室内の様子まで分かってしまいます。
一方で、右の写真では写り込みが解消されているのがお分かりいただけますでしょうか?
フォークに写っているのは、スタイリングで置いているドライフラワーの一部。室内の様子までは分かりませんよね。
カトラリーを例にしていますが、ほかにもコーヒーなどの飲み物の表面に写ってしまうこともあります。
お料理がどんなに素敵でも、生活感のある部屋が写っていては映えも半減してしまいますし、プライバシーの点でも心配になりますよね。
写り込み対策で使ったものは?
写り込みを防ぐために使ったのは、発泡スチロールのボード。100円ショップで購入したものです。
これを、上に覆うようにして使います。角度などの位置は被写体によって変わるので、必ずカメラやスマホに写る画像で確認しながら調整していきます。
ポイントは、被写体になるべく近い方が広範囲を隠せるという点です。レンズに入らないギリギリまでボードを下げて、カトラリーにはボードが写っている状態をつくりだします。
脇からは自然光がしっかり入るため、ボードが影になって暗くなるという心配はありません。
今回は発泡スチロールのボードを使っていますが、スケッチブックや日傘など絵柄のない明るい色のものであれば、同じように活用することができます。
魅せたいなら細部にも気をつけてみて
料理の写真を撮るのであればカトラリーが添えてある方が自然ですし、あるいはライターさんであればカトラリー単体を記事で紹介することもあるでしょう。
その時に室内や撮影する自分が写り込んでいては、せっかくの素敵な料理・商品も素人感が出てしまいます。
細かいところではありますが、案外見られている部分でもあるんですよね。より素敵に魅せたいのであれば、ぜひとも気をつけたいところ。
特にプライバシーの観点からすると、写り込みは避ける方がベターです。
SNSに写真を投稿する際にも使える小ワザですので、早速取り入れてみてくださいね。
◆この記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ)
野菜ソムリエプロ/管理栄養士
“野菜はもっと簡単にずっとおいしくなる”
食品メーカーでの営業・商品企画開発・メニュー開発などに従事したのち独立。現在は3歳の男の子を自宅保育しながら、法人向けのレシピ開発を行うほか、WEBサイトやSNSで野菜・果物の情報を発信。セミナー講師としても活動している。
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