木の背景にマフィンと一緒に行くコーヒー

娘のひらめきで『ミロ屋』が開店。心疾患をもつ娘が思い描く、心温まるお店に2.8万件のいいね

2024/01/09

寒い日が続く今日この頃、きなこさん(@3h4m1)の娘さんが『ミロ屋』を開店したようです。そのミロ屋はいつか通院先の病院の前で開きたいのだそう。娘さんが考えるミロ屋はとても優しさを感じる温かいお店でした。きなこさんにお話を伺います。

心温まるエピソード

今回ご紹介するのは、きなこさんがXに投稿したほっこりするエピソード。
きなこさんの娘さんが思い描くお店が、とても心温まる素敵なものでした。
話題となったその投稿がこちら。

娘さんが考えたのはホットドリンクを提供する『ミロ屋』。
いつかは娘さんが通う病院の前でお店を開きたいのだそう。
病院で頑張っている方からはお金を頂かないという考えに、娘さんの優しさを感じますね。
この投稿に「心も温まるミロ屋さんですね」「私が常連客になってお金払います!」などと多くのコメントが寄せられました。
このエピソードについてきなこさんにお話を伺います。

『ミロ屋』開店

娘さんの優しさにほっこりしました!
娘さんが『ミロ屋』を始めたきっかけを教えてください。

「11月上旬の急に寒くなった日に『何か温かい飲み物を飲もう』ということになって、たまたま冷蔵庫の隅にあったミロを娘に淹れてあげたら、思いのほかそれを気に入って『いいこと考えた!これをお店で売ったらどう?』ということで、開店となりました。ミロが世界的に普及している飲み物とは、まだ5歳なので知らなかったようです」

自分で飲んで美味しいと感じたものを、きっと他の人にも味わって欲しいと思ったのですね。
娘さんのひらめきが素敵です。

娘の微笑ましい着想

娘さんが『ミロ屋』のお話をされたときの、きなこさんのお気持ちを教えてください。

「5歳の娘は先天性の心疾患のある子なもので、0歳の頃からこれまでずっと入退院を繰り返してきました。ミロ屋の開店場所を病院の前に指定してミロを入院中のお友達や先生や看護師さんに振舞うのだというのは、この子のそういう背景からの着想だとは思うのですが、ちょっと微笑ましかったですね。ここしばらくは元気で入院していないので少し懐かしく思っているのかなとも」

娘さんは、病院の先生や看護師さん、お友達が間近で頑張っている姿を見てきたからこそ、美味しいミロを振舞いたいと思ったのですね。

5歳の店主

『ミロ屋』をやっている時の娘さんはどのような様子でしたか?

「なにしろ5歳なもので、温めた牛乳を攪拌しようとしてこぼすし、ミロの粉末は床に落として踏むしで店主としてはどうかなという感じでしたがとても楽しそうでした、片付けは下っ端の私がやりました」

さまざまな失敗をしながらも、きっと一生懸命ミロを入れたのですね。

多くの反響を得て

この投稿にたくさんのコメントが寄せられていますが、ご覧になってどう思われましたか?

「病気の子ども達に関わるお仕事の方、医療者の方などにも『いいねえ』というリプライや引用をいくつもいただきました。全く知らない誰かから突然冷や水を掛けられる、ということもままあるSNSの世界にも、時折こういう優しいやり取りがあるのは嬉しいことだなあと思います」

この投稿に「5歳さんの優しい想いに私も癒されました」「お話だけで暖まりました」などのコメントが寄せられました。投稿を見た多くの人が、子どもが与えてくれる優しさに感動をもらったことでしょう。

取材協力:きなこさん(@3h4m1)

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