ついに叶った生後4カ月の赤ちゃんとひいおばあちゃんの初対面。年の差およそ1世紀の2人の写真に感動の嵐
2023/10/19
イカチャン(4/2)さん(@ss_nn0x)がX(Twitter)に投稿したのは息子さんとひいおばあちゃんを撮った写真。見ている人をやさしい気持ちにさせてくれる1枚に多くのいいねが集まりました。イカチャン(4/2)さんにお話をうかがいます。
小さな手と大きな手
イカチャン(4/2)さんが「年の差およそ一世紀」と投稿したのは、ひいおばあちゃん(イカチャン(4/2)さんにとってのおばあちゃん)の手がやさしく息子さんを包んでいる写真です。
息子さんは撮影当時生後4カ月。ひいおばあちゃんは今年で90歳と、まさに「年の差およそ一世紀」。
息子さんの小さな腕にそっと添えられたひいおばあちゃんの手には、これまでに経験してきたたくさんのできごとが刻まれているように感じられます。
命の繋がりを感じる温かい写真ですね。
息子さんとひいおばあちゃんの初対面だった
投稿の写真は、どのような状況で撮影されたのでしょうか。
「息子が産まれてから、離れて暮らしている祖母に会わせたいと思いながら日々をすごしておりましたが、なかなか祖母の家まで行けずにいて…。
この日、産後4カ月目にしてようやく会わせることができたんです。
涙目になって『かわいい、かわいいなあ』と息子を抱っこしながら話す祖母を見て、そっとシャッターボタンを押しました」
ようやく念願が叶った初対面の場面だったんですね。ひいおばあちゃんの喜ぶ姿が目に浮かびます。
会えるまでは手紙や電話のやり取りだった
ひいおばあちゃんと息子さんは、ふだんどのように関わっていますか。
「息子が産まれてから、祖母には息子の写真を手紙とともに郵送で送ったり、自宅に電話をした際に息子の泣き声を聞いてもらっています。
携帯電話を持っていないので仕方ないのですが、アナログなつき合い方ですよね…」
スマホであれば、すぐに動画を送ったりテレビ電話をしたりという方法もありますが、90歳のひいおばあちゃんにとっては、こまかな操作を覚えるのは簡単ではありませんよね。
しかし、アナログな方法だからこそのよいこともあるのだとか。
「祖母からのお返事は、毎回とても達筆な字で『孫と曾孫、かわいいあなたたちが毎日幸せにすごせますように』と書かれた手紙と、祖母が育てた野菜が段ボールいっぱいに詰めて送られてきます」
直接届く野菜には、食べてくれる息子さんやイカチャン(4/2)さんへの愛情がたっぷり込められていることでしょう。
初対面時の息子さんは
ひいおばあちゃんに抱っこされたときの息子さんの反応はいかがでしたか。
「初めて会ったからか、最初はきょとんとした表情で祖母を見つめていましたね。
しばらくして慣れてきたのか、笑っている祖母の顔を見て息子も笑ってくれました」
息子さんが笑って、ひいおばあちゃんもうれしかったのではないでしょうか。見守るみんなもほっとする瞬間ですね。
温かい気持ちになる光景だった
写真の光景を見て、イカチャン(4/2)さんはどのように感じましたか。
「妊娠中、実家の母から私が産まれたばかりのころの写真を見せてもらったとき、祖母に抱っこされている自分の写真がありました。
当時の私と同じように私そっくりの息子が祖母から抱っこされていること、赤ちゃんだった私が子どもを産む年齢にまでなったのだから祖母も当然歳をとっているはずなのに、やさしい表情は写真とまったく変わっていないことなど、
あの日の写真を思い出しながら、これまでの時間の流れや、何年経っても変わらないものへの想いがあふれて、うまく言葉にできないほど温かい気持ちになりました」
新しい世代である息子さんが産まれ、イカチャン(4/2)さんはお母さん、おばあちゃんはひいおばあちゃんへ。多くの時間が流れても変わらず、むしろ大きくなる愛情の連鎖は見る人にも温かい気持ちをくれました。
取材協力:イカチャン(4/2)さん(@ss_nn0x)
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