瀕死状態のミツバチを発見した6歳と5歳のきょうだい。献身的な救護活動に5.3万件以上のいいね

2024/09/24

紅白もち子さん(@kouhaku_mochiko)がXに投稿したのは、お子さんたちによるミツバチ救出劇の様子です。元気のないミツバチをどのように助けたのか、多くの人が関心を寄せ、お子さんたちの優しさに5.3万件以上のいいねが集まりました。

瀕死のミツバチを発見

6歳と5歳のきょうだいのママである紅白もち子さん。
道端でお子さんたちが瀕死状態のミツバチを発見した際のできごとをXに投稿しました。

お子さんたちが発見したときには、飛ぶ力をすっかりなくしていたミツバチ。
ミツバチが花の蜜を好むことを知っていたお子さんたちは、「食べものをあげてみよう」とさまざまな花を摘んできたのだそう。

投稿にはお子さんたちが、摘んだ花をミツバチの周りに並べている様子も公開されていました。地面に手や膝をつき、ミツバチが元気になるよう一生懸命行動している様子が伝わってきますね。

そんなお子さんたちの様子をほほ笑ましく見守っていたというもち子さん。ミツバチは献身的な救護活動のおかげでゴクゴクと花の蜜を吸い始め、とても驚いたとのこと。

ついには写真に写っている6~7本すべての花の蜜をまんべんなく吸い、わずかながら力を取り戻したミツバチは、地面を這ってどこかへ行ってしまったのでした。

この投稿を見た人たちからは、「なんて健気な子どもたち……優しくて素敵です」「素敵な体験でしたね!」「(ミツバチが)『ありがとう』って思ってるでしょうね」と、お子さんたちの行動に感心する人が続出。

もち子さんに当時のお話をうかがいます。

「ママ、ハチがいるよ」

お子さんたちがミツバチを救護したときの状況をあらためて教えてください。

「『ママ、ハチがいるよ。疲れているみたい』と言われてそちらを見ると、子どもらが弱って動かないハチを手に乗せていました。
ギョッとして『刺されるかもしれないから放してあげて』と声をかけても、しばらく『かわいいかわいい』と眺めていました」

ミツバチは触られても抵抗する力すら残っていない状態だったんですね。お子さんたちも万が一刺されるようなことにならず、よかったです。

歩く元気を取り戻したミツバチ

ミツバチが「ゴクゴク蜜を吸い出し」た後「徒歩でどこかへ消えた」とのことでしたが、ミツバチが回復していったのはどのような様子から分かったのでしょうか。

「ハチを地面に置いて2人で花を集めに行き、ハチの周りに花を置き始めました。ハチはすぐに動き出し蜜を飲み、置いてある花すべての蜜を飲むような仕草をしてからスタスタと歩いて、飛ぶことはなく歩いてどこかへ消えました」

触られても反応できなかったミツバチが自ら動いて移動できるようになるまで回復するとは、感動のワンシーンですね。

「子どもの手に乗っていたときは瀕死のように見えたので驚きでした」

お子さんたちの反応は?

ミツバチを救護しているお子さんたちの反応はいかがでしたか。

「ハチが蜜を飲む様子を、顔を近づけジッと見つめて、私に実況付きで観察していました。もっと花を探そうと離れた隙にハチは歩き出しましたが、子どもたちはまだ花を探していました。

私からはハチが見えていたので、『元気になって歩いていったよ。おうちに帰ったんだと思う』と言うと、残念そうにしていました」

ハチが動き出したところを、お子さんたちは見ていなかったんですね。助けようと一生懸命だった分、とても名残惜しかったことと思います。
寄せられたコメントにもありましたが、きっとミツバチは「ありがとう」と思っていることでしょう。

子どもの成長を感じた

今回のできごとを、もち子さんはどのように思いましたか。

「幼いと思っていた子どもが、『ミツバチは蜜を吸う』ことを知っていて、『元気がないから蜜をあげてみよう』と自ら発想し、生き物を愛でて助けようと優しさを示したことに成長を感じました」

多くの人に感動を与えたお子さんたちの救護活動。お子さんたち自身で助ける方法を考え、行動をしたことで、さらに素晴らしい救出劇となりました。いつかミツバチが、恩返しをしにやって来るかもしれませんね。

取材協力:紅白もち子さん(@kouhaku_mochiko)

 
 

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