スクールバッグを選ぶ子供

ランドセルに習字バッグ、色選びはいつも自分基準の娘。迷いのない姿が「格好いい!」と19万いいね集まる

2024/10/05

ひつじさん(@mayoi_meemee)がXに投稿したのは、娘さんのランドセルや習字バッグ選びにまつわるエピソード。娘さんの選択基準が「格好いい!」と、19万件以上のいいねが集まりました。多くの人が思わずうなずいたその内容に注目です。

未来のために

小学生に入学するときには、ランドセル選びがつきものです。また小学校に通っているさいちゅうにも、習字バッグや絵の具、裁縫箱など長く使い続けるものを購入する機会がたびたびあります。

子どもにとってはワクワクする一方、親にとっては長く使うからこそ、色や柄選びに慎重にならざるを得ないタイミングですよね。

小学6年生の娘さんを持つひつじさん親子も、そんな選択の機会を重ねてきました。

これまでランドセルは赤、習字バッグはファンシーピンクを選んできたという娘さん。多くの親御さんが心配するのと同様に、ひつじさんも娘さんにある質問を投げかけました。

「高学年に向けて落ち着いた色や柄を選ぶ子もいるけど、本当にそれでいい?」

すると娘さんは、強い信念を持ってこう答えたのだそう。

「なるかどうか分からない未来のために、今の好きを諦める道はない」

まるで、人生の壁に立ち向かおうとする漫画やアニメの主人公のようなセリフですね!
ひつじさんは娘さんの言葉を聞いて「かっけえな」と思ったのだそう。

ひつじさんにお話をうかがいます。

年長さんでも、小学3年生でも選択は変わらず

娘さんの言葉にしびれました!娘さんと投稿の会話をしたのは、どのようなときだったのでしょうか。

「2つの経験をひとつの文章にまとめたので、実際には同じような会話を二度しています。一度目は、入学前にランドセルを選ぶときでした。

娘は小さいときから好みや主張がはっきりしていて、ランドセルそろそろ買おうねという話になったときも、『赤がいい。なぜなら娘ちゃんは赤が似合うから!』と言っていました。

実際似合うし、何より本人の希望なので、親としてもそれでよいと思っていました」

しかしまわりの子の色を見たり聞いたりすると気持ちが揺らぐのではと心配にもなりますよね。ひつじさんは娘さんに色の確認をしたそうですが…

「そのときの娘の回答は『絶対赤!だって娘ちゃんは今までずっと赤が好きだったから、これからもきっと赤が好きだよ!』でした」

娘さんが年長さんにして、すでに自分の選択に自信と誇りを持っているのがうかがえます。

再びの熱い意思

「二度目は学校からの案内で習字バッグを選ぶとき。娘は相変わらず赤やピンクが好きだったので、ファンシーなのを選びそうだなと思っていたら、案の定それを選びました」

このときも念を押して確認をされたそうですが、娘さんの答えはいかがでしたか。

「娘の意思は以前と変わらず、『先のことを考えて、今好きなものを選ばないのは、つまらないと思う。自分が将来何を好きになるかは、たしかにわからない。だから自分が今好きなものを選んでおけば、少なくとも今このときは幸せでしょ?安心を考えて好きでもないものをずっと持っているより、その方が全然ハッピー!』という答えが返ってきました」

”今”の自分が好きなものは、はっきりとわかりますもんね。ポジティブに”今好きなもの”を大切にする娘さん、素敵です。

「かっけえな」

娘さんの言葉に「かっけえな」と感じたポイントはどのようなところでしたか。

「赤ちゃんのときから『私はこれがしたい』と決めたら、決して譲らない意思の強さを感じていました。これらの選択と理由を聞いて、ここまで自分の意思と価値観をはっきり持っていることにあらためて感心し、『かっけえな』と思いました」

自分の意思を通すのは、簡単なことではありませんよね。ふだんの娘さんはどのようなお子さんですか。

「価値観をはっきり持っていて、純粋で意思が強く自分の世界が深い子です。一方で頑固で思い込みが強く、曖昧な状態が許せないところがあり、言語能力が高いので、言って聞かせなければならないときは、なかなか大変です」

赤ちゃんのころから変わらない芯の強さを、今も持ち続けているんですね。

反響を受けて

投稿には非常に大きな反響がありました。反響を受けていかがでしたか。

「たくさんのかたが共感してくださり、驚きました。そして『かっけえな』という私の親バカな感想が、主観的なだけではなかったことがわかり、娘の生きざまを誇らしく感じました」

コメント欄には「かっけえです」「自分の決断に責任を持つ、強い意志を感じる」「今の好きって気持ちを大事にできて素敵だね」「見習いたいです!」など、娘さんの選択を応援する声がたくさん寄せられていましたね。

「『よし!俺もこれからラーメン食べてくる』といったコメントをしてくださったかたがいらっしゃいましたが、深夜のドカ食いから人生の選択まで、あらゆる場面で娘の言葉がそのかたの『好き』の後押しになるといいな、と思います」

娘さんとは反響についてお話はされましたか。

「娘には『娘ちゃんが前に言ってたこと、たくさんの人が”いいね!”してくれてるよ』と、投稿ポストを見せました。娘はびっくりしたあとで、『娘ちゃんの才能が世間にバレてしまったな』と言っていました」




「自分がどうしたいのか、を中心に考えるというのは、刹那的に見えてじつは大事なことなんだなと思いました」とも語ってくれたひつじさん。多くの人にあらためて大切なことを気づかせてくれた娘さんの言葉でした。

取材協力:ひつじさん(@mayoi_meemee)

 
 

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