家族で行きたい!食べ歩き、グルメが楽しめる東京のおすすめ商店街

2018/08/17

夏休みは、身近な商店街に足を運んでみるはいかがでしょうか。今回は、散歩関係の記事を多数手がける増田剛己さんに、家族で楽しむのに最適な食べ歩き、グルメが楽しめる商店街を教えてもらいました。

商店街は「食のワンダーランド」だ!

商店街は食のワンダーランド。多彩なフードが数多く売られており、気軽に入れる飲食店もあります。しかも、どの店も個性的で、提供されるメニューも他ではないものばかり。その場で食べ歩きするのはもちろん、家に帰ってからみんなでいただくのもよいでしょう。ぜひファミリーで足を運んで、楽しんでください。

お手頃な総菜が充実!「十条銀座商店街」

JR赤羽線(埼京線)の十条駅からすぐの場所にある商店街です。とにかく安いのが特徴。たとえば、お惣菜屋さんではコロッケが30円で売られていたりします。また、魚屋さんでは、信じられない安さでマグロの刺身が売られています。もちろん、昼飲みできる飲食店や老舗の居酒屋もありますよ。

東京でいちばん長い商店街「戸越銀座商店街」

東急池上線の戸越銀座駅を出れば、そこが戸越銀座商店街です。東京でいちばん長い商店街で、食べ歩き向けのものが多く売られています。コロッケも有名で、お肉屋さんやお惣菜屋さんだけではなく珍しいのはかまぼこ店が提供する「おでんコロッケ」。商店街には町中華をはじめとして気軽に入れる飲食店も多数あります。

懐かしい昭和が残る「砂町銀座商店街」

どの駅からも遠いという珍しい商店街。都営新宿線の西大島駅、東京メトロ東西線の南砂町駅などから散歩がてらに歩いて行くか、都バスを利用するといいでしょう。狭い道幅に多くの人が行きかう活気のある商店街です。おでんを売っていたり、立ち飲みできる焼鳥屋さんがあったり、グルメスポットはたっぷりあります。昭和の雰囲気が残る景色は、子どもにとって新鮮なものとして映るでしょう。

レトロな雰囲気たっぷりの「谷中銀座商店街」

タレントさんがメンチカツやコロッケを食べながら歩く姿がテレビでよく紹介されている商店街。最寄り駅はJR山手線の日暮里駅。食べ歩きはもちろんですが、その周辺にはレトロな町中華や洋食屋さんがあります。また、周辺にはおいしいお蕎麦のお店もたくさんあるので、めぐってみるのもいいでしょう。

下町の人情たっぷりの「ジョイフル三ノ輪」

都電荒川線の三ノ輪橋停留所からすぐの場所にある商店街。東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅からもすぐです。お惣菜や餃子のテイクアウト、昔ならのパン屋さんなどがある商店街です。商店街の周辺にはおいしいラーメン店がいくつかあります。ラーメン好きなら出かける前にチェックしてみましょう。

東京でいちばん長いアーケード商店街「武蔵小山商店街パルム」

東急目黒線の武蔵小山駅からすぐの商店街です。アーケード商店街なので雨や直射日光を避けることができるのがいいですね。飲食店は、チェーン店などが充実しています。また、メディアでもよく取り上げられる巨大なパフェが有名なカフェがあります。また、昔ながらの老舗飲食店もたくさんありますよ。

スカイツリーが見える「かっぱ橋本通り商店街」

かっぱ橋道具街と交差し、浅草と上野を結ぶ商店街。かっぱコロッケやかっぱステーキなどを売るお肉屋さん、魚屋さんなどが売っているお弁当など、個性的なグルメを楽しむことができます。飲食店はどじょう料理、昔ながらの町中華など、こちらもユニークです。

おばあちゃんだけじゃない「巣鴨地蔵通り商店街」

お年寄りが集まる街というイメージが強い巣鴨商店街。じつは若い人も楽しめるグルメたっぷりの商店街なので。食べ歩き系はもちろん、個性的な飲食店も多くありますよ。その代表は、昔懐かしい食堂。商店街にいくつかあるので、探してみてください。また、かき氷の名店やユニークな餃子のお店もあります。他の場所では食べられない個性的なものばかりです。

日本で2番目に古い商店街「佐竹商店街」

大江戸線、つくばエクスプレスの新御徒町駅A2出入口が商店街の入り口になっています。ドラマなどでロケにつかわれているので、実際に見てみると、どこかで見たような懐かしい商店街になっています。商店街のお肉屋さんではコロッケを売っていますし、カステラやおせんべいの老舗店もあります。

かつてあった映画館での名前をつけた「キラキラ橘商店街」

正式には「向島橘銀座商店街協同組合」という名前ですが、かつて橘館という映画館があったので、この愛称がついたそうです。昔ながらのコッペパンさん屋さんもあったのですが、今は閉店してしまっています。でも、他にもお惣菜屋さんなどがたくさんあるので、ぜひ行ってみてください。散策してみれば、意外なグルメスポットを発見できるはずです。

商店街の歩き方でぜひ実践してほしいのは、商店街の端っこまで行ったら、Uターンして、今きた道を歩きましょう。同じ場所ですが往復することで、また違った景色を見ることができるのです。子どもの自由研究テーマとして、商店街リポートなんてのも面白いかもしれませんね。

監修・文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。新著書『町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう』が2018年9月22日に角川文庫から発売予定。

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