100円ショップの定番アイテムのひとつ「圧縮袋」。衣類や布団などをコンパクトに収納できるので、お世話になっている人も多いでしょう。この「圧縮袋」、シンプルなアイテムゆえに、どこで買っても同じような感じもしますが、本当にそうでしょうか?今回は、100均達人の「たくたく」さんに、大手3社の「圧縮袋」を比較レビューしてもらいました。
キャンドゥ、セリア、ダイソーの“バルブ付き”圧縮袋をレビュー!
日々増えていく衣類。一方で、家の収納量はそう簡単に増えることはなく……気がつけばタンスやクローゼットがパンパン!という状況の人も少なくないはず。増えた分、古い服を捨てればいいのですが、そう簡単には捨てられないのが人の心というもの。ならば、服自体を小さくしてしまいましょう!
服を小さくして収納するのに最適なものと言えば「圧縮袋」。空気を抜くのが面倒と感じる人もいるかもしれませんが、最近の100均で買える圧縮袋には、空気を抜くためのバルブ付きがほとんど。
そこで今回は、この“バルブ付き”の圧縮袋を比較レビュー。キャンドゥ、セリア、ダイソーの大手100円ショップ3社で購入したアイテムをそれぞれ試して、使いやすさをチェックしてみました。
キャンドゥのバルブ付き圧縮袋をレビュー
キャンドゥの圧縮袋は、シングル布団用のものを購入。サイズは80㎝x90㎝とかなり大きめのサイズです。
シングルの敷き布団を袋に入れて、いつものようにチャックを締めます。バルブの位置が思ったより真ん中にあるのに驚きました。圧縮する際は、まずバルブのフタを開け、掃除機の吸い込み口をピタッとあててスイッチオンするだけ。ものの数十秒で簡単に圧縮されました。
当たり前ですが、バルブなしの圧縮袋に比べて、とても簡単に空気を抜くことができます。詳しくは後述しますが、圧縮度合いも段違い。一度使ったらもう手動には戻れなくなるでしょう。
セリアのバルブ付き圧縮袋をレビュー
セリアの圧縮袋は、大物衣類用のものを購入。サイズは60㎝x70㎝で、衣類1枚~4枚用です。今回は、冬用のセーターを3枚入れてみましたが、まだまだ余裕で入ります。
セリアのバルブも、フタを外して掃除機の吸い込み口を充てるタイプ。こちらの商品も簡単に空気を抜くことができました。
キャンドゥとセリアの圧縮袋に関しては、フタのデザインが違うくらいで、使いやすさに関して、違いはほぼありません。お目当てのサイズがある店舗で購入するのがよいでしょう。
ダイソーのバルブ付き圧縮袋をレビュー
ダイソーの圧縮袋は、シングル毛布用を購入。サイズは60㎝x90㎝で、タオルケットなら3枚入れることができます。
キャンドゥ、セリアと比べて、ダイソーのバルブは少し特殊な構造。フタを外さなくても良いタイプで、ダイヤルを回して閉める・開くができるのです。フタを紛失するリスクがないので、モノを無くしやすい方はダイソーの圧縮袋を選ぶのがよいかもしれません。
一方、使いやすさの面では、フタの上に掃除機の吸い込み口を当てるので、少し不安定な印象も。しかし、掃除機のスイッチを入れると袋の中の空気はきちんと吸い込まれてあっという間に圧縮完了。心配はなさそうです。
3社のバルブ付き圧縮袋を使ってわかったこと
どの商品もバルブのない圧縮袋に比べると、とても簡単に空気を抜くことができます。バルブの形は、フタを外すタイプと外さないタイプの2種類がありますが、いずれのバルブも使い方はほぼ同じ。圧縮にかかる時間もほぼ同じで、10~20秒あれば袋の中の空気を吸い込んでくれました。
圧縮袋に入れると、衣類や布団のサイズが3分の1程度になるので、収納場所はとても少なくてすみます。布団なんて、まるで板みたいにカチンコチンになってしまってビックリです。
さきほども書きましたが、一度でもバルブ付きの圧縮袋を使ってしまうとバルブ無しには戻れないでしょう。100均のバルブ付き圧縮袋は、「安い・簡単・速い」の三拍子が揃った便利な商品。いまでは、ズボラなわたしにピッタリな家事の“秘密道具”になっています。
教えてくれたのは・・・たくたくさん
毎⽇100円⽟をにぎって100円ショップ巡っている50代のオジさん。100円ショップで⾒つけた⼩さな幸せを⽇本中に発信するため、⽇々奮闘する100均達人。