引っ越しの荷造り、調味料の梱包はどうする?調味料の種類別に解説
2019/01/08
引っ越しまでに使い切れなかった液体、粉類、要冷蔵の調味料。新居に持って行きたいけれど、漏れたり容器が壊れたりしないかと不安なもの。そこで、調味料の梱包の仕方を暮らしスタイリストの河野真希さんに教えてもらいました。
液体の調味料を梱包するコツ
しょうゆ、油、酢、みりん、料理酒など液体の調味料の梱包は、まず容器の口の部分にラップを巻いて輪ゴムで留めます。容器が割れものの場合は、容器のまわりをタオルや緩衝材でくるみます。さらに、ビニール袋へ入れて、段ボールへ入れましょう。
万が一割れてしまったときに、ほかの荷物に被害が及ばないよう、段ボール自体にも大きめのビニール袋(ゴミ袋など)を入れて、その中にびんを並べると安心です。段ボールには「ワレモノ注意」の表記を忘れずに。
粉類の調味料を梱包するコツ
開封済みの小麦粉、塩、砂糖など粉類のパッケージは、輪ゴムやクリップなどでしっかりと口を留めます。ジッパーがついているなら、端までしっかりととじていることを確認します。さらに、ビニール袋で覆ってから段ボールに詰めます。もしくは、プラスチック製の保存容器に入れてから段ボールに入れると安心です。
要冷蔵の調味料を梱包するコツ
ケチャップ、マヨネーズなど要冷蔵のものは、液体の調味料と同じように口をとじます。口やふたはしっかりと閉めます。こぼれないようにビニール袋などに入れて、保冷剤を入れた保冷バックやクーラーボックス、もしくは発泡スチロールなどに入れて運びます。
当日中に引っ越しが終わるのであれば、この状態で運べば大丈夫ですが、新居に荷物が届くまでに数日かかるのであれば、引っ越しの荷物とは別にして、宅配便のクール便を使い、日時指定をして配送してもらいます。ただし、クール便は配送料が高いので、新しいものを買い直したほうがお金がかからない可能性もあります。できる限り引っ越し前に使い切るようにしましょう。
引っ越しで調味料を捨てる基準は?
賞味期限が切れているものは捨てましょう。また、調味料によりますが、開封後半年以上たったものは捨てることをおすすめします。いたんでいないかもしれませんが、風味が落ちています。
要冷蔵の調味料は、クール便を使うなど搬送にお金がかかりすぎる場合は捨てたほうがいいかもしれません。
中身の入っているマヨネーズ、ケチャップの捨て方
ケチャップやマヨネーズなどの中身を、キッチンのシンクにそのまま流すと配水管を詰まらせることがあるので、やめてください。ビニール袋や牛乳パックに新聞紙やぼろ布などを入れ、その中に中身を出して、燃えるゴミとして捨てます。容器は資源ゴミや不燃ゴミなど、自治体によって取り扱いが異なりますので、確認してください。
サラダ油やごま油などの油類は、固めて捨てるか、新聞紙やぼろ布などを入れたビニール袋や牛乳パックに流し込んで、燃えるゴミとして捨てます。
なお、ゴミの捨て方は自治体によって異なります。不安な場合は自治体のホームページを見たり、問い合わせて確認してください。
まとめ
調味料は、ほかの家財道具を汚したりしないよう慎重に梱包する必要がありますね。遠距離の引っ越しの場合、要冷蔵の調味料は処分したほうがお金がかからない場合もあります。引っ越しは無駄なものを捨てるいいチャンス。持っているだけで使いこなせていない調味料は、引っ越しを機に整理するのもおすすめです。
教えてくれたのは・・・河野真希(かわのまき)さん 暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしをつくる、始めるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。『料理教室 つづくらす食堂』主宰。
取材・文/有馬未央(KIRA KIRA)