【動画で解説】基本で美しい!浴衣の帯の結び方「文庫結び」

2018/07/18

浴衣の帯結びの中で、最もベーシックな文庫結び。リボンのような羽根を立体的に結ぶことで、大人っぽさと可憐さを持ち合わせた雰囲気に。文庫結びは色いろなアレンジも楽しめるので、まずは基本の結び方をマスターしましょう!

動画で解説「文庫結び」


大人可愛い「文庫結び」の手順

「て先」を60cm(帯幅の4倍)ほどとり、後ろから帯を巻きつけます

「て」は肩にかけておきましょう

帯を胴にさらに巻きつけていきます

後ろまで回したら、一度帯をギュッと締めましょう

締めた帯がゆるまないように、右側をクリップで留めます

「たれ」を内側に斜めに折り上げ、

肩にかけていた「て」を下ろし、「たれ」に重ねます

そのまま一結びして

もう一度ギュッと締めます

「たれ先」を持ち、肩幅くらいの長さをとります

「たれ先」からくるくると帯を折りたたみ、羽根を作ります

羽根の中心で山ひだを二つ作ります 

「羽根」と「て」を持ち、ギュッと締めます

「て」を「羽根」の中心におろします

「羽根」をくるみ、「て」を結び目の後ろに通します

上から「て」を引き抜き、

「て」を帯と浴衣の間に通します
※「て」が伊達締めと浴衣の間に入らないように気を付けましょう

帯の下から「て先」を引き抜きます

帯から出た「て先」を広げ

折り返して帯の中にしまいましょう

羽根の形を整えます

羽根はしっかり上に向かせましょう

片手で羽根の中心を持ち、もう一方の手で後ろの帯の下部分を持ちます

帯を時計まわりに回します

帯の前部分を整えます
脇に留めたクリップを忘れずに外しましょう

「文庫結び」の完成です
※今回使用した半幅帯の長さは約370cmです

知っておこう!帯の「て」と「たれ」

帯は、体に巻き始める方の端から数十センチを「て」、体に巻いた後の羽根を作る部分を「たれ」と呼びます。浴衣の帯結びでよく使われる半幅帯には、「て」と「たれ」の区別がなく、どちらから結んでもOK。ただ、一度結ぶと帯に折り線がつくので、どちらか片方を「て」と決めておくのがおすすめです。

簡単!半幅帯の「て」のとり方

半幅帯は結びの種類によって、最初に必要な「て」の長さが異なります。半幅帯は幅15cmのものが多く、上図のように端から三角に折りたたんでいくことで、メジャーや定規を使わなくても簡単におおよその長さを測ることができます。

気軽に帯結びにチャレンジしよう

自分で帯結びができれば、浴衣の楽しみもより一層広がります。この夏は、お気に入りの浴衣と帯を身につけて、どんどんお出かけしてみましょう!

監修・衣装協力/着物屋くるり
スタイリッシュなコーディネートや品揃えが人気の着物ショップ。東京と大阪に店舗があり、オンラインショップも展開。

撮影/臼田洋一郎 取材・文/有馬未央(KIRA KIRA)

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