【浴衣】着崩れしても大丈夫!外出先でも1人で簡単に直せるポイント
2018/07/18
浴衣でのお出かけは楽しみである反面、常に不安なのが“着崩れ”です。人混みや電車での移動などで動いていれば、多少の着崩れは仕方のないこと。でもそんなとき、大人の女性としては慌てずスマートに着崩れを直せるのが理想ですよね。
今回は浴衣の着崩れしやすい場所とその応急処置をご紹介します。お出かけ前にチェックしておきましょう!
場所別・着崩れの直し方
帯がゆるんでしまった・・・
帯がゆるむと、背中と帯の羽根が離れてきて、伊達締めが見えてしまうことも。でも、外出先でわざわざ帯を結び直すのは大変です。
【こう対処しよう!】
羽根を持ち上げ、結び目の下にできた隙間に小さく折りたたんだ手ぬぐいを押し込みます。これだけで、ゆるんでもたついていた帯がシャキッと安定! 手が届きにくい場所なので、一緒にいる人に手伝ってもらいましょう。
胸元が開いてきてしまう・・・
衿もとがゆるむと胸元がはだけてきて、だらしない印象に。着崩れの中で特に目立ちやすいので、気づいたらすぐに直しましょう。
【こう対処しよう!】
左手で帯の上側を持ち、右手で衿先を下から引っ張ります。衿がピシッと合わさり、胸元のゆるみがとれますよ。
背中にシワができてしまった・・・
背中にシワがあると後ろ姿が残念なことに。自分では気づきにくいので、トイレなど鏡がある場所でときどきチェックしてみて。
【こう対処しよう!】
後ろのおはしょりを両手で持って、下に引っ張りましょう。背中のシワがとれ、凜とした美しい後ろ姿に戻ります。
裾が落ちてきてしまった・・・
長時間動いていると、裾が落ちてきてしまうことが。地面を引きずりそうな様子は、一刻も早く解消したいところ!
【こう対処しよう!】
前のおはしょりをめくり、腰ひもに手を入れるように裾を丁寧に押し込みましょう。その後、腰紐を結びなおしておくと安心です。
持ち歩いておくと便利なアイテム
浴衣で出かけるときは、次のアイテムをバッグにしのばせておきましょう。これさえあれば、万が一の着崩れも難なく乗り越えられますよ。
□ 腰ひも・・・トイレで裾をたくし上げたときに、ウエストの位置で腰ひもをぐるりと回して裾を締めておくと、その後大きく着崩れる心配がありません
□ クリップ・・・着崩れた帯を結び直す際に使用したり、トイレで手を洗う際に袖を帯に留めておくと邪魔になりません
□ 手ぬぐい・・・ハンカチ代わりに使用するほか、帯のゆるみが気になるとき、帯の後ろに挟み込みます
□ せんす・・・汗をかくと浴衣が肌にまとわりつき、動きにくく着崩れの原因に。暑さ対策には扇子を持ち歩きましょう。顔ではなく、袖口を仰ぐと仕草もスマートです
着崩れるとつい慌ててしまいますが、対処方さえ知っておけば浴衣でのお出かけにもっと自信がもてるはず! ご紹介した方法は誰でも簡単にできる直し方なので、覚えておくときっと役立ちますよ。
監修/着物屋くるり
スタイリッシュなコーディネートや品揃えが人気の着物ショップ。東京と大阪に店舗があり、オンラインショップも展開。
撮影/臼田洋一郎 取材・文/有馬未央(KIRA KIRA)