実は意外と簡単なんです!洋服を着た時のイヤな”静電気”対策4選
2021/01/20
パーソナルスタイリストとして活動している女の子ママでサンキュ!STYLEライターのスタイリストはるかです。
冬になるといやなものと言えば「静電気」。ニットを脱いだり、ドアノブに触れたりするのが怖い時期ですよね。実は着こなしのちょっとした工夫で静電気が発生するのを防げます!
今回は私が実践している簡単な4つのアイデアをご紹介します。
そもそもなぜ静電気って発生するの?
普段は意識していませんが、身の回りにあるもの全てはプラスとマイナスの2種類の電気をもっています。着ている服が擦れたりなどの摩擦によって、プラスとマイナスのバランスが崩れてしまい起きるものを「静電気」と呼びます。
体に溜まっている静電気がドアノブやロッカーなど金属のものに触れたりするとバチっ!!と一気に放電します。
生地にもプラスとマイナスがあるって知ってた?
実は素材にもプラスに帯電するものとマイナスに帯電するものがあります。
ナイロンやウール、レーヨンはプラス帯電。
アクリルやポリエステル、アセテートはマイナス帯電。
プラス素材とマイナス素材がこすれあったときに静電気が発生しやすくなるので要注意。
たとえばポリエステルのスカートにナイロンのタイツや、
(歩くたびに足にまとわりつくあれですね)
アクリルのニットのインナーにナイロンやレーヨン混のあったかインナー
(皆さん身に覚えがあるのでは?)
麻、綿、シルクなどの天然繊維は比較的帯電しにくいと言えます。
1.インナーは綿素材のものにする
一番効果的なのはあったかインナーを綿素材に変えること。
綿は帯電しにくいため、アクリルやウールのニットと擦れても静電気を起こしにくいです。
私は長年ベルメゾンのホットコットを使っていますが静電気が起こりにくく肌の乾燥もなくなり痒みが軽減されました。
同じ性質同士の素材で重ね着する
プラス帯電同士、マイナス帯電同士で重ね着する技です。
ウールのニットの上にウールのコートを着たりポリエステルのスカートにはウールのタイツを
履いたり。綿素材のニットを使うのも手。
静電気が発生しやすい組み合わせと、発生しにくい組み合わせを知っておくと便利ですよ!
柔軟剤や静電気防止スプレーを使う
柔軟剤や静電気防止スプレーには、電気を外に逃す成分が含まれているものがあります。
柔軟仕上げをすると繊維同士の滑りが良くなり摩擦が起きにくくなるので、静電気の発生自体を抑えることができます。
静電気防止スプレーはスカートのまとわりつきなどに効果的です。
ゴム底の靴を避ける
ゴム底の靴と比較して革靴のほうが帯電しにくい性質があるため、帯電体質の人は靴底をゴム製以外をチョイスするのが正解。
本来なら地面へ逃げていく静電気が、ラテックスやゴムなどの電気を通しにくい靴底だと
地面に流れることなく体にたまってしまいます。
賢く静電気を防止しよう
帯電体質だった私が色々調べてこれらの方法を使うことで静電気でいやな思いをすることがだいぶ減りました。インナーを綿に変える簡単なところからスタートするのがおすすめですよ。
◇記事を書いたのは・・・スタイリストはるか
パーソナルスタイリスト・パーソナルカラリスト。4歳の娘を子育てをしながら、デザイナー職の経験を生かしお客様にひとりひとりに似合うお洋服をご提案しています。
Instagramではママ世代が知りたいファッション情報も発信中。
※ご紹介した内容は個人の感想です。