【小学校低学年】元塾講師が実践する「勉強したがらない子」対策!3つの「制限」を設ける事がポイント

2021/08/11

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。

勉強が嫌いで、宿題すらやりたがらない子どもっていますよね。我が家の子ども達も勉強が好きではないので苦労しますが、3つの「制限」をかけたところ最低限やってくれるようになりました。

制限する項目について説明します。

1.机に向かう時間を制限する

まず、机に向かって勉強する時間を1回あたり30分までとしました。実際には、これより短い時間で終えることがほとんど。

勉強は長く集中してやることが良いと思われがちですが、それは難しいことなのです。経験上、子どもの集中力は15分が限界。よほど興味のあることならそれ以上続けられる可能性もありますが、そんなことはめったにありません。

もし小学生の子どもが30分以上机に向かっているとしたら、ノートに落書きを始めるなど、何か勉強以外のこともしていることが多いでしょう。もしくは手が止まって、ぼんやりしてしまっているかもしれません。

そういう時はいったん区切って、気分転換させた方がいいのです。私はおやつをあげたり散歩に誘い出したりして中断させるようにしています。

2.勉強する量を制限する

学習量は多ければ多いほど良い気がしますが、勉強が嫌いな子どもには「いくらでもやって良い」「やればやるほど良い」という言葉は響きません。

「いくらでも」というあいまいな表現はイメージしづらく、「だったらやらない」という結論を出す子もいます。

逆に、夏休みのようにまとめて宿題が出される場合、制限がないと夏休みが始まって数日のうちにいい加減にやって終わらせてしまうこともありえます。

実は私自身が面倒なことは先に終わらせるタイプで、小学生のうちは夏休み初日にドリルを一気に片づけてあとは何もやらないというパターンが多かったのです。

問題ないようにも思えますが、これだとコツコツ学習する習慣がつきませんし、夏休み終盤になると宿題の内容さえ忘れてしまうという事態に。

我が家では、「1日にやるのは多くてもドリル1ページまで」と決めています。息子の場合は1ページもやりきれず半ページで終わることしばしばですが、そのペースでも夏休み最終日までに終わる計算なのでよしとしています。

3.勉強する時間帯を制限する

勉強して良い時間と勉強してはいけない時間をだいたい決めておきましょう。

「何時から何時まで勉強する」とはっきり決めると急な予定が入った時に対応できませんし、子どもの気分がのらないことも多いです。

むしろ「この時間帯は勉強してはいけない」と決めて、いつ勉強するかは子ども自身がある程度選べるようにする方がおすすめです。

「いつ勉強しても良い」というように全く制限がないと、「いつでもできるのだから今やらなくても大丈夫」という論理でどんどん後回しにされがち。

我が家では、「昼食の時間と夕食後から寝るまでの時間は勉強してはいけない」がルール。
このルールだと、子どもの勉強のために親が食事の時間をコントロールする必要がなくなり楽です。

子どもも、夕方までにはやらなくてはいけないとわかっているので自分で決めてやってくれるようになりました。

大事なのは、「たとえ決められた量の宿題ができなくてもなんとかなる」というおおらかな気持ち。

親が神経質になって厳しくし過ぎると、よけいに勉強嫌いになる可能性があるので気をつけたいですね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
塾講師、学校教師の経験あり。中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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