公園でイヤイヤ連発中の年上男子に、1歳の息子が取った驚きの行動とは？無邪気なやさしさに心がほっこり

GAOさん（@take1226man）がTwitterで「余計なことをしてしまった感がすごかった」というコメントとともに息子さんを描いた漫画を紹介したところ、ほっこりする結末にさまざまな反響が寄せられています。GAOさんにお話を聞きました。

イヤイヤ連発中の男の子に遭遇！

公園でイヤイヤ連発中の男の子に向かって、なぜか突然走り出す息子さん。

なんと、男の子が落とした帽子をひろって、頭にかぶせてあげたのです！

今度は男の子の三輪車のほうへと向かう息子さん。それを見た男の子は？

イヤイヤするのをやめ、三輪車に乗って去っていったのです！

やさしい息子さん

この漫画について、作者のGAOさんにお話を聞きました。

「このできごとがあったとき（2021年11月）は、子育て支援センターも保育園も利用しておらず、子ども同士で遊んだり、関わったりする経験がほとんどありませんでした。そのため、息子が他者にどのような接し方をするのか、ほとんど想像できませんでした」

まだ1歳なのに、帽子をかぶせてあげる息子さんのやさしさに驚きました！

「家ではいつも私が、『外出時には帽子をかぶります』と言って帽子をかぶせていたので、もしかしたら私のまねをしたのかも？と、あとから気づきました」

いつもこんなふうに、思いやりのあるお子さんなんでしょうね。

「もしかしたら私が気づいていないだけで、本人はいろいろやってくれているのかもしれません。ささいなことにも気づいてあげられる親にならないとな、と思いました」

車が好きな息子さん

GAOさんに息子さんのふだんの様子について聞いたところ、

「食べること、身体を動かすこと、働く車が好きで、よく笑い、ときに強情で、泣き虫な、どこにでもいるような子どもかなと思います」

と話してくれました。息子さん、車が好きなんですね。

「車のおもちゃ、二輪車、乗用車、働く車などを見かけると、近寄ってさわろうとしたり数分間見つめたりします。 三輪車も大好きで、おじいちゃんの家に行くといつも1時間以上、夢中になって遊びます」

なるほど……つまり、男の子に三輪車を持っていってあげようとしたのかもしれないし、三輪車自体にも興味があったのかもしれないんですね。

「『息子が人様の三輪車を奪って遊ぶのでは!?』と、あせる気持ちのほうが大きかったです。 もし息子が先に三輪車に触れていたらどういう行動をしていたか、ちょっと気になります。 持っていってあげようとしてくれていたなら、『疑ってすみませんでした！』と謝りたいです」

親子との再会は？

その後、この親子と再会することはありましたか？

「再会できていません。 三輪車や自転車の練習をする子どもが多い公園なので、もしかしたら私が気づいていないだけで、すれ違っているのかもしれません。
あっという間の出来事で顔を覚えておらず、また感染症対策のため、人の少ない時間帯に公園を利用していたので。
実際にはマスクを着用していて、あまりジロジロ見たわけでもないので、親子の服装なども、こんな感じだったかな、というイメージで描きました」

相手の親御さんはきっと、空気を変えてくれた息子さんの行動に感謝していたのではないでしょうか？

「男の子のママに、そう思ってもらえていたらうれしいです。
子どもと膠着（こうちゃく）状態になったとき、私は『今日こそは自分でやってもらうからね！母は見てるだけだからね！』と意気込んでしまうタイプなので、男の子のママに『助太刀不要です！』と断られたらどうしよう、とか、そんな心配をしてしまっていました。
あと、周りの目が気になって、『はやく！はやく通り過ぎて〜！』とも思ってしまいそうで」

ついいろいろと考えてしまう気持ち、よくわかります。

「そんなことをあれこれ考えて何もしない私よりも、気づいたらすぐ行動する息子のほうが大人でした」

読者へのメッセージ

育児漫画やイラストなど、すてきな作品の投稿を続けているGAOさんに、読者にむけてのメッセージをお願いしました。

「いつも見ていただき、ありがとうございます。復職したので投稿頻度は少なくなってしまいましたが、絵や育児漫画など描きたいものはまだまだたくさんあるので、今後も見てもらえるととてもうれしいです。よろしくお願いいたします」

描きたいものがたくさんあるというGAOさん。これからの更新も楽しみです！

取材協力：GAOさん（@take1226man）

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