誕生日当日に発熱してしまった小3娘。楽しみだったイベントを断念するも、友だちのやさしさに心が温まる
2024/03/13
くりさん(@Crystallineazu1)がXに投稿したのは小学生の娘さんの誕生日にまつわるできごと。当日発熱してしまい、楽しみだったイベントを断念せざるを得なかった娘さんでしたが、その後のお友だちの行動によって多くの人の心が温められました。
高熱のハッピーバースデー
日常にあった家族とのできごとを投稿しているくりさん。あるとき小学3年生の娘さんが、学校で発熱してしまいました。
その正体はインフルエンザ。しかも誕生日当日。じつはクラスのみんなからバースデーソングを歌ってもらう予定でしたが、すぐに帰宅することになりました。
当然、楽しみにしていた歌のプレゼントも聴くことは叶いません。どれだけ残念だったか、想像に難くありませんよね。
そんなことがあり、週末は自宅で療養。さぞ落ち込んでいると思いきや、友人たちがプレゼントを渡しに来てくれました。お見舞いとお祝いの手紙がいっしょになったプレゼントで、娘さんの枕元はいっぱいです。
まだ熱にうなされながらも「みんな、ありがとう…」とつぶやく娘さんの姿に、胸が締めつけられる思いだったというくりさん。一方で、娘さんがお友だちと築いてきた関係性を見ることができてうれしくもあったのだそう。
このときのお話をうかがいました。
誕生日をずっと楽しみにしていた
お誕生日当日にまさかのインフルエンザ、娘さんもご家族も大変でしたね。「ホームルームでクラスのみんなに『ハッピーバースデー』を歌ってもらう予定」だったとのことですが、娘さんはどれくらい楽しみにしていたのでしょうか。
「2週間くらい前から『早く誕生日にならないかな~』と毎日言っていました。
クラスメイトがみんなに歌ってもらう姿を見て、自分が歌ってもらう側になったときの場面を思い起こしていたようです」
今か今かと自分の番をずっと楽しみにしていたんですね。それにもかかわらず叶わなかったとは、とてもショックだったことと思います。
やさしいお友だち
週末に来てくれたお友達は、どのような様子でしたか。
「お友だちはみんな、お見舞いの手紙と手作りのプレゼント(かわいいヘアゴムなど)を持ってきてくれました。
玄関先に僕が行くと、お友だちは心配そうな顔で『これを(娘の名前)ちゃんに渡してください。よろしくお願いします』と、とても礼儀正しく丁寧に手渡してくれました。
『インフルエンザにかかっている子のお家には入れないよ』とお友だちの親御さんが指導してくださったのだと思います」
プレゼントに、さらには病気への気づかいまでしてくれるとは素晴らしいですね。娘さんの反応はいかがでしたか。
「一部始終を娘に伝えると、発熱で赤くなった苦しそうな表情が少し和らぎ、うれしそうにしていました」
お友達との関係性に娘さんの成長を感じた
お友だちとの関係をしっかりと築いている娘さんを見て、くりさんはどう思いましたか。
「それはそれはとてもうれしかったです。
じつは今まで何度か投稿でもふれていますが、娘は小学校に上がった当初、登校渋りをして『学校に行きたくない』と訴える日が多かったのです。
理由をきくと『友だちがいないから』とのことで、同じ保育園の子も違う小学校や違うクラスに行ったために、孤立感が強かった様子でした」
そういった状況から、徐々に娘さんとお友達の関係ができあがっていったことを思うとうれしいですね。
「少しずつ自分で繋がりをつくれるようになり、お互いの誕生日をお祝いしあえる仲のよい友人が複数人もできるまでに成長してくれたことは、親として大きな喜びがありました」
療養後は楽しく学校へ
その後インフルエンザの療養が終わりに近づくころには、めきめきと回復したという娘さん。「早く学校に行きたいなあ」とワクワクしていたのだそう。ようやく学校に行けたときの娘さんは、どのような様子でしたか。
「行き始めたときは、帰宅するなり今まで以上にたくさんのことを話してくれました」
うれしそうな姿が目に浮かびますね。
「娘は今、学校に行くことを楽しんでおり、担任の先生のことも尊敬していて、勉強しながら友人たちと遊ぶ毎日が充実しているように見えます。親としては、こんなに安心できることはありません。
これからも、夫婦で娘を見守っていきたいと思います」
娘さんが楽しみだったクラスメイトからのバースデーソング。残念ながら聴けませんでしたが、その後のお友だちと娘さんの温かい関係性に多くの人が癒やされました。この先も素敵な友情を育んでいってほしいですね。
取材協力:くりさん(@Crystallineazu1)
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