『サザエさん』の時代設定がついに判明!? 「昭和じゃなかったの?」
2023/06/09
アニメ『サザエさん』の話題になるとたびたび議論が巻き起こる“サザエさんの時代設定はいつ?”問題。
6月4日に放送されたアニメの中で、この問題に一応の解決が見られたようです。サザエさんたちが生活をしているのはいつの時代なのでしょうか?
執筆: エンタメライター ハセガワ光
アニメやマンガ、テレビに関する情報を発信するエンタメライター。少年漫画や国民的アニメ系、アイドルを中心に、エ...
大切な5千円札に描かれた肖像画に興味を持つカツオ
6月4日放送の「カツオと樋口一葉」では、カツオとワカメ、タラちゃんがそれぞれ来客からお小遣いをもらいます。カツオがもらったのは5千円。小学生にしてはかなりの大金です。どうせすぐに無駄遣いをするからお母さんに預けたほうがいいとの提案に、「もう少し僕を信用していただけませんか」と反論するカツオ。結局そのまま5千円はカツオが管理することに。
部屋に戻ってじっくりとお札を観察していると、カツオは描かれている肖像画が誰なのか気になりました。サザエさんに聞くと“樋口一葉”という昔の作家とのこと。どことなく同級生の早川さんに似ているのもあり、カツオは樋口一葉に興味を持ちます。
当の早川さんから樋口一葉の代表作「たけくらべ」のことを聞き、さっそく本屋さんへ買いに出かけるカツオ。本屋さんで、読み終わったら早川さんに貸す約束も取り付けてウキウキと帰宅します。そしていざ本を読もうと開いてみると、なんと「たけくらべ」は文語体で書かれていてカツオにはまったく読めないのでした。タイトルが全て平仮名なので易しい本だと勘違いしていたんですね。
ちなみに樋口一葉が5千円札の肖像画になったのは2004年(平成16年)から。カツオがもらった5千円札に樋口一葉がプリントされているということは、このお話は少なくとも2004年以降のストーリーということです。
意外なところから判明した事実に、ネット上では「サザエさんって昭和の話じゃなかったの?」「平成なの!?ってびっくりしたけど、たしかに以前スカイツリーとかも出てたもんな……」と大きな反響がありました。
昭和の古き良き空気感を醸し出しながら、ところどころ現代に沿ったエピソードを取り入れているのも、サザエさんが“長寿番組”として愛されている理由のひとつなのかもしれません。
■執筆/エンタメライター ハセガワ光
アニメやマンガ、テレビに関する情報を発信するエンタメライター。少年漫画や国民的アニメ系、アイドルを中心に、エンタメ全般を追いかけている。テレビと週刊漫画雑誌をこよなく愛する他、SNSウォッチも大好き。今話題になっている作品・テーマを見つけてはインプットしている。各種WEBメディアに、SNSやエンタメ関連の記事を執筆中。
編集/サンキュ!編集部