元クルーズ船乗組員が実感!「家族旅行にクルーズ」のすすめ

2024/06/30

「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」がモットーの船員妻で、サンキュ!STYLEライターのKota(コタ)です。

家族旅行の計画、どうやって立てていますか。

移動時間や荷物の負担、旅先での混雑などなど、子ども連れだとお悩みポイントがたくさん。交通手段に宿泊先、旅先でのアクティビティをパズルのようにはめていき、それぞれの予約をすませるのも一苦労です。

今回は元客船乗組員の私が、家族旅行にクルーズがおすすめなワケをご紹介します。

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日本発着の海外客船なら、1泊2万円弱から乗れる!

最近では、イタリアの『MSCベリッシマ』や、イギリスの『クイーン・エリザベス』など、さまざまな海外客船が日本発着のクルーズを催行しています。

お高いイメージが強いかもしれませんが、例えば『ダイヤモンド・プリンセス』は、1泊2万円弱から。宿泊費、移動費、食事代にくわえて、船内アクティビティ費用込みでこの価格なら、納得感があるのではないでしょうか。

外国船でも日本人乗組員が乗船していたり、旅行会社スタッフのサポート乗船があったりと、言葉の壁もそこまで心配しなくて大丈夫なはず。

移動時間がエンタメになる

デッキを散歩するだけでもリフレッシュに

子連れ旅行で困るのが、移動時間のすごし方ですよね。車、電車、飛行機、どれを選んでもできることは限られるし、長時間になるほど子どもの機嫌も悪化。

親にとってもストレスでしかない移動時間が、まるっとエンタメになるのがクルーズの強み。

プールやショッピングを満喫するもよし、キッズイベントがあればそれを楽しむのも◎。疲れたら自室に戻って、ベッドで横になってお昼寝もできます。

目的地への移動中も自由にすごせるから子どもはゴキゲン、親も体力と気力をキープしたまま旅を楽しめます。

わが家は長女が3歳、次女が10カ月のころに家族で乗船しましたが、乗り物に酔いやすく、長距離移動がむずかしかった長女も、船では酔わずにプールやキッズクラフトを楽しんでいました。

移動中じっとしていなくていいので、とくに小さい子ども連れには助かりますよね。

荷物移動のストレスを手放せる

子どもといっしょだといろんな事態を想定するから、どうしても荷物が多くなりがちです。行く先々でお土産も加わって、荷物は増える一方。途中でホテルの移動がある場合は、荷づくりと荷ほどきの回数が増えて負担もアップ。

でも、クルーズなら自宅から船まで荷物を送れるので、ストレスをぐっと減らせます(一部例外を除く)。旅行中はホテルが移動していく感覚だから、荷物は自室に置きっぱなしでOK。下船時も宅配サービスを利用すれば、疲れがたまった最終日も最小限の荷物で帰れます。

これは想像以上に助かる!わたしたちが乗船したのは、オムツや着替えをはじめ、子どもたちの荷物がとにかく多い時期でした。夫と分担しても、次女を抱っこして、長女の手を引きながらベビーカーと大きな荷物を移動させるのは一苦労。

だからこそ、その日に必要な荷物だけ持って身軽に観光できる、船旅のメリットを実感。荷物の悩みが減ったぶん、リフレッシュにより集中できた気がします。

推しポイントいろいろ

ゆっくりだからこそ味わえる景色

家族で乗船したときに船上から撮影した1枚

飛行機の1時間は船の1日と言われています。時間はかかるけれど、ゆっくりだからこそ味わえる、次の目的地が迫って来る感覚は船ならでは。

陸の大混雑を回避できる

家族旅行のシーズンは、どこの観光地も大混雑ですよね。船上のプールやイベントは、参加できるのは乗船客だけなので、比較的ゆったり。人混みに疲れて何もできなかった…なんてことになりません。

時期によっては、陸で上がる花火を船上から観るプランも。子ども連れにはハードルが高く諦めがちな花火大会も、落ち着いた環境で楽しめます。

ちょっとした海外体験にも

海外の客船はもちろん、日本の客船にも多くの外国人スタッフが乗船しています。

子どもの年齢によっては、英語でのコミュニケーションにチャレンジするいい機会にもなりそう。フレンドリーなスタッフが多いので、きっと成功体験を得られるはずです。

わが家の娘たちは英語を話せる年齢ではなかったものの、とにかくかわいがってもらってご満悦でした。

さいごに

「ラグジュアリー」や「非日常」がキーワードに挙がることの多いクルーズ。今回は、それらとは少し違う視点で船旅の魅力をまとめてみました。

客船やコースによって客層や雰囲気が変わるので、旅行会社やインターネットの情報を参考に、ファミリーが多めのものを選ぶとより快適に過ごせると思います。

スタッフとして働いていたころからそのよさは実感していたけれど、娘たちといっしょに乗客として乗ることで再認識。現在は小学生になった彼女たちを連れて乗船したら、また新たな魅力が見つかりそうです。

◆この記事を書いたのは・・・Kota
元客船乗組員。夫は現役船員のため、年の2/3は完全ワンオペ育児中。乗組員時代の狭小船室生活と10年間のワンオペで学んだ、1人でも無理なくまわせるシンプルなモノの持ち方、暮らし方を発信中。

 
 

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