「エンタメ×助産師」の人間ドラマがマンガに!~連載『はじめよう!フェムテック』

2024/12/25

2021年10月から、ニッポン放送でスタートした番組『はじめよう!フェムテック』。ベネッセコーポレーションとかます東京の共同企画で、今、社会的なムーブメントになりつつある「フェムテック」を、さまざまな角度から取り上げています。パーソナリティーは、おなじみの伊久美亜紀さんと東島衣里アナウンサー。この連載では、毎週オンエアされた内容を、ギュッとまとめてお伝えします。

番組ではフェムテックに関する、あなたの職場や家庭などでの問題点やポジティブな試みなどを募集いたします。ニッポン放送『はじめよう!フェムテック』宛にメール(femtech@1242.com)でお送りください。

<パーソナリティー>
●伊久美亜紀 Aki Ikumi
ライフスタイル・プロデューサー、企業コンサルタント。大学卒業後、『レタスクラブ』編集部、ハースト婦人画報社を経て、1995年~2022年までは、ベネッセコーポレーション発行のメディア総編集長として『たまひよ』『サンキュ!』『いぬのきもち・ねこのきもち』など年間約100冊の雑誌・書籍・絵本の編集責任者を務め、2023年に独立。32歳の長女一人。

●東島衣里 Eri Higashijima
長崎県出身。大学卒業後、ニッポン放送に入社。現在は「中川家 ザ・ラジオショー」(金 13:00~15:30)、「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」(土 13:00~15:00)などの番組を担当。最近、女性の健康、そして幸せについて友人と語り合うことが多くなった33歳。

<ゲスト>
●信田朋嗣 Tomoji Nobuta
岐阜県出身。出版社を経て編集プロダクションを設立し、マンガ雑誌・生活情報誌・ゴルフ雑誌・絵本など、紙媒体からWeb 媒体まで、さまざまなコンテンツ制作を手掛ける。漫画・劇画原作者としても幅広く活動中。FODにてオリジナルコミック「会社を辞めずに副業馬主―ホシニネガイヲ―」(漫画・栗元健太郎、キャラクターデザイン・若槻咲美)連載中。

認知が広がりつつある「フェムテック」を推進して、女性だけでなく社会全体の幸せを目指したい!という意気込みでスタートしたこの番組。ゲストは、漫画原作や制作を手掛けるクリエイターの信田朋嗣さんです。「この番組をきっかけに、元アイドルで助産師が主人公のマンガを制作すると宣言され、実現に至った秘話をお聞きします」(伊久美)

マンガを通して理解が深まる助産師の仕事。そこに愛と感動が!

■東島「2024年5月に、助産師さんをテーマにしたマンガ、『天使からの伝言~春日まなの助産師ノート』をつくるとお伝えしていましたが、ついにカタチとなりまして、電子書籍として読めるようになりました」

■伊久美「やったぁ~おめでとうございます!感無量です」

■東島アナ「この番組がきっかけになれたことが嬉しいですね。今回は、このマンガの原作・編集を担当されている信田朋嗣さんにおこしいただきました」

■信田「喜んでいただけで嬉しいです、ありがとうございます。ついに完成し配信がスタートしました。
おかげさまで好評をいただいております」

■東島アナ「そもそもこのマンガが誕生した経緯ですが、番組に日本助産師会の前会長で現在上智大学総合人間科学部看護学科教授の島田真理恵先生がゲストでいらっしゃった際のお話を、番組プロデューサーを通して信田さんがお聞きになり、その後島田先生に取材をされてトントン拍子にマンガ化の話が進んだ、ということですね」

■伊久美「プロデューサーからお聞きした話で、なんかピンときたのですか?」

■信田「もちろんです!助産師さんが出産に関わる仕事だということはわかっていましたが、“妊娠から出産・産後まで女性に寄り添う”ということをお聞きし、実際どんなことをしているのだろう?と興味や疑問を持ちました。そこで島田先生にお聞きしたところ、助産師さんの仕事って、そんなにたくさんのことをされるのか、ということに感動致しまして。それをエンタメで広めたい!と思った次第です」

■伊久美「信田さん自身、“助産師”というワードが縁遠いのではないかと思いますが、興味を持ったのですね」

■信田「はい。助産師さんだからできることがある!と感じました。男性も女性も助産師さんの大切さをもっと知ってほしいと思いました」

■伊久美「前職でたまごクラブ・ひよこクラブに関わっていましたので嬉しいメッセージです。ただ助産師さんの取材となると非常に堅くなりますが、エンタメと掛け合わせるとこんなにおもしろくて助産師さんのお仕事がわかりやすく伝わるのだな~と思いました」

■信田「それがマンガの一番の強みですから。届く範囲も広がりますし」

■東島アナ「助産師さんをどのような角度で取材されるかもポイントだと思うのですが、改めて、あらすじを教えていただけますか?」

■信田「簡単に言いますと、主人公・春日まなが助産師になる話で、元々はアイドルグループのセンターでしたが、あるきっかけで妊娠をして芸能界を引退します。実はまなの母親は助産師でこっそり産むのですが、いろいろ大変な中で母である助産師に助けられ、ありがたさを学び、自分も助産師になることを決意。引退後勉強をして助産師となり、ここからスタートしていく、というストーリーです」

■伊久美「アイドルから助産師への転換はすごいことですね。読みごたえありそうです」

■東島「そこにはしっかりと島田真理恵先生の監修が入っていらっしゃるので、じっくり読んでいただきたいですね。今は、どちらで読むことができるのでしょうか」

■信田「FODと、コミックシーモアで読むことができます。現在は、週刊連載になっておりまして、7話目くらいが進行していると思います。ストーリーはどんどん進んでいきますので楽しんでいただきたいです」

■東島「信田さん、今回マンガを制作するにあたり、助産師さんにも取材をされたのですね」

■信田「はい、いろいろお話を聞きました。ただ助産師さんって携わっている範囲が広いので、その専門が出産前だったり、出産後だったり、その先の子育ての事だったり、結局、産む前から何歳になってもずーっと関わり寄り添っているので、取材を重ねるほど奥深くなり話が止まらない状態でした。そんな中、最初に島田先生がおっしゃっていた “助産師にカリスマはいらない” というお言葉が私の心に残っておりまして、そこが原作のベースになっています。アイドル界のカリスマからカリスマではない助産師になり、これまでたくさんのファンにメッセージを届けてきたまなが、今度は1対1で、より濃密に人に寄り添う。助産師マナの魅力を意識した人間ドラマに仕上げています」

■伊久美「カリスマアイドルだったまながカリスマではない助産師になる、このフレーズだけでグッと心に刺さりました」

■信田「マンガを読んでいただくと、島田先生がおっしゃる“助産師にカリスマはいらない”という真意が人間ドラマを通して伝わると思います」

■伊久美「マンガはもちろん大好きですが、実写のドラマも見たくなっちゃいました」

■信田「大きな声でもっと言ってください!笑」

■東島「エンタメで伝えたいとおっしゃっていましたが、エンタメとして描くセオリーと助産師さんの仕事を伝えたいというところのバランスが絶妙だと感じましたがいかがですか」

■信田「難しかったです、そこは島田先生に確認していただきながら何度も修正を重ねました」

■伊久美「エンタメで表現する上で、助産師という職業的にも正確性はとても重要です。島田先生に厳しくチェックをしていただいて安心ですね。」

■東島「“天使からの伝言 春日まなの助産師ノート”は、FODコミックサイト、コミックシーモアでお読みいただけます。1話のみYouTubeのボイスコミックを見ることができます」

FOD https://manga.fod.fujitv.co.jp/books/1670926/BT000167092600100101
コミックシーモア https://www.cmoa.jp/freecontents/
YouTubeボイスコミック https://www.youtube.com/watch?v=GGDuwaSsClM

合言葉は「はじめよう!フェムテック!!!」

【番組インフォメーション】 『はじめよう!フェムテック』は、毎週・土曜日15時50分~16時にニッポン放送でオンエア。お聴き逃しのかたは『radiko』のタイムフリー機能で、放送1週間後までお聴きになれます。

●記事まとめ/板倉由未子 Yumiko Itakura
トラベル&スパジャーナリスト。『25ans』などの編集者を経て独立。世界を巡り、各地に息づく心身の健康や癒やしをテーマとした旅企画を中心に、各メディアで構成&執筆。イタリア愛好家でもある。伊久美さんとは30年来の付き合い。https://www.yumikoitakura.com/

●撮影/寿 友紀 

 
 

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