こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
気温が上がってくると気になるのが、蚊の被害。かゆくなるだけでなく、病気をうつすこともある蚊には注意したいですね。
ちょっとした生活の工夫や出かける場所や時間帯に気をつけるだけで被害を減らすことができます。

蚊も暑すぎるのは苦手
蚊は、暑ければ暑いほど元気になるわけではありません。気温が30℃をこえると活動がにぶり、あまり飛び回らなくなります。
近年は温暖化の影響で、真夏の日中は35℃をこえる暑さになることも。蚊に刺されたくないなら早朝や夕方より昼間のほうが安心ということになります。
ただし、日傘やサングラスなど、熱中症・紫外線対策は必須となりますね。
逆に、秋になったからといって油断は禁物。
少し涼しくなった秋前半のほうが、夏より蚊が多く飛び回る可能性があります。肌の露出をひかえ、虫よけスプレーをふきかけるなどの対策を忘れないようにしましょう。
蚊の隠れ場所と発生場所
蚊は産卵にそなえるために吸血しますが、基本的には植物の汁を吸って生きる昆虫です。
草むらには、多くの蚊がとまって休んでいます。夏は草が多くはえている場所にできるだけ近づかないようにしましょう。
どうしても行かなくてはならない場合は、素足にサンダルや短パンは避け、長ズボンにスニーカーなど刺されにくい服装を心がけて。
蚊の幼虫はボウフラと呼ばれ、水の中で生活します。水が一定期間たまっているような場所には蚊が卵をうみつけやすく、蚊が大量発生することがあります。
お盆の時期に墓まいりに行くとやたらと蚊に刺されてしまうことがあるのは、仏花をいける水や墓石のくぼみにたまった水にボウフラがすんでいるためです。
ボウフラはわずかな水の中でもくらせるため、ごみの集積場なども注意が必要。ごみ袋のへこみや空き缶、粗大ごみの上などに雨水がたまり、蚊が発生してしまいます。ごみは指定された日に出すようにし、ごみ捨て場にむやみに近づかないようにしましょう。
家の庭でも、ジョウロやバケツ、植木鉢の受け皿など水がたまるものを置いておくと蚊が発生してしまうことがあります。雨のかかる場所には置かないほうがいいでしょう。
どうしても置いておきたいのなら、わずかな水でも放置せずこまめに捨ててください。
部屋に蚊を入れないためには
どんなに注意しても、家の中に蚊が入って刺されてしまうことがありますね。
換気の際は、必ず網戸を閉めるようにしましょう。蚊の体長では、網戸のすき間をくぐりぬけることはできません。
ただし、網戸にほころびがあってはアウトです。網戸を閉めた時にすき間ができていないかチェックしておき、問題があったら修理しましょう。
出入りのときに人間にくっついて蚊が入ってくることもあります。
黒っぽい服を着ていると気づきにくいので注意しましょう。家に入る前に服などを軽くはたくことをおすすめします。
それでも、ドアを開けたときにちょっとしたすき間から蚊が侵入する可能性がありますね。
意外かもしれませんが、おすすめは蚊取り線香です。
除虫菊やその成分に似せてつくった物質が入っていて、蚊に対して効果を発揮します。あの煙たいにおいも虫よけになります。
実際、かつては「蚊遣火(かやりび)」といって煙で蚊を追い払うことがありました。玄関やベランダなどの出入り口付近でたいておくと安心です。
薬局などで売られている吊るすだけの虫よけは、ほとんどがユスリカなどの不快害虫向け商品です。
蚊に対する効果が書かれているかどうかチェックしてから買うようにしてください。
蚊の被害を防ぐ対策を紹介しました。
夏の暑さも心配ですが、蚊からも身を守れるよう気をつけてすごしていきましょう。
■執筆/danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフィフの専業主婦。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛する二児の母。食生活アドバイザー(R)を取得。SDGsに関心があるが、丁寧な暮らしは苦手。ズボラエコ主婦を名乗り、家事を手抜きしながら地球に優しくできる方法を模索している。
編集/サンキュ!編集部