アウトドアのプロがタイプ別に厳選!おすすめのアウトドアチェア6選

2020/01/07

アウトドア用グッズは、軽量で丈夫、持ち運べるようにつくられているのでコンパクトに収納できるなどの特徴があります。外で使うだけでなく、最近は家の中でもアウトドア製品を使うという人が増えているようです。

今回はキャンプやアウトドアで使うイスの特徴や選びかたについて、アウトドアナビゲーターの渡部郁子さんに紹介してもらいます。

アウトドアチェアの魅力とは?

一般的に「アウトドアチェア」と言われる屋外用のイスは、軽量でコンパクトなのはもちろんですが、使うシーンに応じてさまざまな工夫が施されています。例えば、自動車でキャンプ場に行き家族みんなで楽しむなら、コンパクト性能よりもゆったり感や座面の高さを重視しましょう。たたみにくさや重さが多少あっても、くつろぎを重視したチェアを選べば、キャンプ場での時間をより快適に過ごせます。

座面の高さはロータイプが人気!

ロータイプだと子どもでも足がつきますし、大人は足を投げ出してくつろぐことができます。焚き火などを囲んでくつろぐなら、ロータイプが人気です。一方、立ったり座ったりする機会が多い場合は、座面が高めのチェアが人気です。座面が高いほうが、立つ、座るの動作がラクに行えます。

持ち運ぶものなので重量にも注意を

山登りや大型フェスを楽しむなら、コンパクトに折りたためて丈夫で軽量なモデルをおすすめします。登山時はとくに、荷物をなるべく減らして軽量化したいもの。

フェスの場合、小さな会場なら、イスを持ち歩く機会は少ないですが、大きな会場になると、移動の度に折りたたんで運ぶ必要がありますので、小さく軽量、そして折りたたみが簡単なものだとストレスなく移動できます。

地面に敷くチェアも増えてきています

小さな子どもがいる場合、敷物を敷いて、ローテーブルで地べたに座る「ロースタイル」のキャンプが安心。そんなときに、地べた座りを快適にしてくれるチェアがいくつかあります。座面に敷くクッションタイプのものが多いですが、背面の支えがあると快適度が違います。

ベンチやコットなどは達人感が出る!?

1人用のチェアと比べると重さがあるものの、イス代わりになり、ひとつでさまざまな使いかたが広がるベンチやコット。二人がけの広い座面を持つベンチや、寝るときにベッド代わりに使うコットを活用できるようになると、アウトドアの達人感が漂います。

プロが厳選!おすすめのアウトドアチェア6選

自分用のお気に入りの一脚。そんなアウトドアチェアがあれば、楽しさも広がります。ここからはオススメのアウトドアチェアとその特徴をご紹介します。

おすすめ1:ロータイプの定番「ヘリノックス」

ロータイプのアウトドアチェアという新提案で一躍人気となったのが「ヘリノックス」です。さまざまなシリーズが展開されていますが、アウトドア用ならモンベルで扱っている「チェアワン」が定番。

フレームも生地も強度に優れていながら重量890gと軽量で、折りたためば、ペットボトルサイズになるというコンパクトさが魅力です。組み立てには少し時間を要するので、フェスなどでは組み立てたまま頭にかぶったり背中に背負ったりして移動する人を多く見かけます。リラックスチェアとして家の中で使う想定の商品ラインナップは別メーカーから出ています。

おすすめ2:折りたたみ式定番チェアは「ノースイーグル」

折りたたみの定番チェアは、いまや各ブランドからさまざまな商品が出ているので、選びきれないぐらいあります。低価格で人気のノースイーグルでは、折りたたみの定番チェアシリーズとして、ひじかけのある「コンパクトチェアL」、ひじかけのない「コンパクトチェアS」、ロータイプの「ベリーローチェア」、小さくコンパクトな「ウルトラコンパクトチェア」などさまざまなラインナップを展開しています。

おすすめ3:地べた座りに「グランドチェア」

敷物を敷いて、その上で靴を脱いでリラックスしたい。そんなときにあると便利な、コールマンの「グランドチェア」は、アルミフレームが背中を支えるので、グッと寄りかかっても安心。快適なリラックス時間を過ごせます。コンパクトに収納できる点もポイント。

おすすめ4:心地よい揺れでくつろぐ「ロッキングチェア」

ロゴスの「グランベーシックロッキングチェア」は、ハンモックのような揺れ感、ゆらゆらと心地よい揺れでくつろぎ時間を演出するロッキング性能を持ったチェア。折りたたむとスリムになり、コンパクトに収納できます。ロッキング性能がありながら、比較的求めやすい金額という点も魅力です。

おすすめ5:3段階のリクライニングチェア「ジュール リクライニングラウンジチェア」

キャプテンスタッグの「ジュール リクライニングラウンジチェア」は、リクライニングの名の通り、高さのある背もたれが3段階で傾けられるため、ゆったりと寛ぐことができます。金属フレームとポリエステル生地でつくられ、軽量で丈夫。肘置きにドリンクホルダーがついているのもうれしいところ。座面と背もたれに包み込まれる座り心地も文句なし。

おすすめ6:高級感と安定感で選ぶなら「インディコレーベル」シリーズ

コールマンの「インディコレーベル」シリーズ(IL)は、インテリアとしても使えるデザイン性が魅力。安定感を重視したフレームと、高級感のあるデザインに加え、座り心地を重視したコンパクトチェアを展開しています。1人用の「ILコンパクトフォールディングチェア」は、存在感のあるコンパクトチェア。大人2人がゆったり座れる「ILリラックスフォールディングベンチ」もデザイン性に優れているうえ、コンパクトに収納できて、軽量です。

◇◇◇

アウトドアチェアは、持ち運びに便利な機能や、室内で使えるデザイン性など、個々にさまざまな特徴を備えています。座面の大きさや布の張り具合などによって、その人にぴったりの座り心地は違うもの。子どもサイズの展開も増えてきていますので、できることなら、たくさんのイスを座り比べて、自分のお気に入りを見つけてほしいと思います。


◆監修・執筆/アウトドアナビゲーター・温泉ソムリエ 渡部郁子
JFNラジオ「JOYFUL LIFE」ほか、山と温泉と音楽をテーマに様々なメディアで情報を発信中。子どもにやさしい温泉や山、フェス情報など、子どもといっしょに楽しむアウトドアスタイルを提案している。

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