防災士が教える!豪雨や台風到来の前にこれだけは知っておきたい、家庭で出来る浸水対策
2020/09/04
「キレイと暮らしは両立できる!」をモットーに活動する整理収納アドバイザー兼防災士のサンキュ!STYLEライターのみぞてんです。
台風の季節の到来です。
海水温上昇により豪雨や台風が多く発生し、それにより受ける浸水の被害も増加しています。その対策として活躍するのが土のう袋ですが、お住まいによっては土を手に入れることが困難な地域もありますね。
そこで手に入りやすい材料で作ることができ、土のう袋に似通った役目を負ってくれる「水のう袋」をご紹介します。
水のう袋とは?
水のう袋とは土の代わりに水を入れた袋のこと。
水害対策に活用される資材の土のう袋に、見た目と用途共に近いものです。
使い道
降水量が多い場合に下水が逆流することがあると耳にされたことはありますか?
汚水が部屋にあふれてしまうと、後片付けはとても大変ですよね。
しかし水のう袋を排水口の上に置くことで、被害を軽減することにつながります。
具体的にはキッチン・浴室・洗濯機の排水口やトイレの中が挙げられます。
また玄関扉や窓など、強風によって屋内に水が吹込むと予想される場所への設置も効果が期待できます。
このような場所に置く場合、水のう袋を段ボールやプランターボックスに入れシートで包むと、袋の破れを防止しつつ強度を上げることができます。
作り方
水のう袋の優れた点は、材料の手に入りやすさと使用後の処理の手軽さにあります。
材料は複数枚のビニール袋と水だけ。
複数枚重ねたビニール袋に水を注ぎ、口を結ぶと完成します。
排水口用はレジ袋でも良いですが、トイレでは45Lサイズの袋をご使用ください。
なおビニール袋が破けてしまうことが心配という方は、水を注ぐだけで膨らむ土のう袋もお勧めです。
メリットは使用前はコンパクトでありながら頑丈という点。
おわりに
水のう袋は多くの家庭にあるものでできる防災対策です。
ちょっとした工夫で豪雨や台風時の不安感が軽減されます。
豪雨や台風到来の予報を見かけたら、どうか水のう袋のことを思い出してください。
この記事を書いたのは…みぞてん
小学生男子ママ。ママ目線の防災備蓄収納を得意とする整理収納アドバイザー兼防災士です。
※ご紹介した内容は個人の感想です。