【連載】GUをこう着る。Vol.10  Hair & Make-up、髭田みえさん

2017/10/12

 私のヘアメイクのスタイルは、「その人のベースをできるだけ生かす」こと。まるで別人に仕上げるのではなく、持ち前の顔や髪のクセはクセで生かしながら、その人ならではのかわいさを引き出すのがモットーです。ですから仕事をするときは、モデルの肌や髪のツヤ、色などがよく見えるよう、自分は柄物やきつい色の服を着ることを避けます。それでも、職業柄おしゃれには気をつかいますし、ある程度流行は取り入れたいので、仕事で着るものを選ぶときは結構悩みますね。

 今日みたいな白いTシャツはいちばん理想的。白を着ると、ちょうど手元のあたりが明るくなるので、髪や顔の状態が確認しやすいです。白のTシャツはシンプルになりがちですが、これは肩から脇にかけてひもでディテールが施されているのがいいですね。ボトムスは、シンプルにデニムを合わせました。流行のワイドパンツですが、これは腰まわりと脚のラインがとてもスッキリしていて、背があまり高くない私でもバランスよく見えます。

 ヘアメイクがいい仕上がりのときは、肉眼でパッとわかります。鏡を見ているモデル本人も、瞬間的にうまくいったとわかる。それでモデルのモチベーションが上がり、よい撮影につながると、とても嬉しく思います。

ヘアメイクのじゃまに ならず、それでいて流行を ほどよく取り入れた服。

Profile

髭田みえさん:ヘア&メイクアップアーティスト。『サンキュ!』をはじめとする生活情報誌やファッション誌のほか、広告、モデル、テレビタレントのヘアメイクなど幅広く活躍。休日は仕事で使うコスメ探しに出かける。ブランドや店は問わず、実際に自分の顔で試したものの中から厳選。「ベリーダンス・フィットネス」でリフレッシュすることも

ギャザースリーブT(大型店のみ販売)¥1,609、デニムパンツ¥2,689/GU電話1(プッシュホン)0120・856・452 その他本人私物

※上記商品は、掲載月時点の情報のため、現在販売していない可能性があります。ご了承ください。

撮影/押尾健太郎 スタイリスト/丸尾朋世 取材・文/編集部 協力/GU

※『サンキュ!』2017年8月号より

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