最強に効果が出るシートマスクの使い方・選び方
2024/07/31
シートマスクで保湿を強化したい!でも、使い方によっては効果が半減したり、むしろ逆効果な場合も……。最大限に効果を出すためのちょっとしたコツを、美容皮膚科医の先生に教えてもらいました。
<教えてくれた人>: 美容皮膚科医 髙瀬 聡子
美容皮膚科クリニック「ウォブクリニック中目黒」総院長。化粧品の開発や監修、雑誌やテレビ、講演会など幅広く活躍...
Q いつ使うのが最も効果的ですか?
A お風呂上がりや朝がベストタイミングです
入浴すると血流が良くなり、毛穴が開いた状態に。水分や美容成分の吸収率が高まるので、ベストタイミングといえます。洗顔後の補水にもなるので、朝に使うのも◎。化粧ノリも良くなります。
Q どのくらいの頻度で使えばいい?
A できる範囲でOKですが、毎日使うとより効果大!
保湿用であれば、基本的に毎日使用してもOK。1日2回、洗顔後に化粧水がわりにしっかり肌を補水すれば、きめ細かいふっくら肌に!とはいえ、時々使うだけでも効果は出るので、ライフスタイルに合わせて使用を。
Q 長い時間貼っておくと、よりお肌に浸透しますか?
A 貼り過ぎは逆効果。表記の時間以上はNG
商品によって推奨使用時間が異なります。表記時間以上に使用すれば、逆にシートに肌の水分が奪われてしまうことも。保湿のために使用したはずが乾燥の原因になりうるので、時間は必ず守って!
Q 種類が多くて、どれが良いか迷う。どう選べばいいですか?
A 「なりたい理想の肌」に必要な成分が入ってる物を
自分の肌の状態や理想の肌質を考えて選べばOK。それぞれ美白やアンチエイジングなどの効果がうたわれていたり、美容成分が表記されているので参考に。毎日使うならコスパの良い大容量タイプを。
●先生はビタミンC配合のシートマスクを愛用
ビタミンC入りのナノカプセルが角質層に素早く浸透し、肌を引き締めて毛穴をケア。『ミシャ ビタシープラス デイリーマスク【日本処方】』(30枚)¥1,980/ミシャジャパン TEL03・6430・6420
●肌ケア別有効成分はこれ!
□ 美白
ビタミンC、アルブチン、トラネキサム酸など
□ 保湿
セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸など
□ アンチエイジング
レチノール(ビタミンA)、ナイアシンアミドなど
Q 肌荒れしてる時は避けた方が良い?
A 赤みがあるときやつけてみて、肌がピリピリするときは避けましょう
肌に赤みや炎症がある場合は補水効果のあるシートマスクや化粧水は避け、皮膚膜を強化する乳液やクリームでケアしましょう。つけてみてピリピリ感がなければ、使用してもOK。肌荒れには鎮静効果のあるCICA入りの物がおすすめ。
Q シートマスクをすれば、その他のケアは不要?
A 油分をプラスすれば、保湿効果アップ!
物によっては使用前に化粧水をつけるタイプもあるので、各商品の表記に従いましょう。使用後は、乳液やクリームを使う方がベター。油分でふたをすることで、潤いを閉じ込めます。
シートマスク その思い込み、ホントorウソ
●冷やして使えば、毛穴が引き締まる?
→ ウソ
有効成分が変質して本来の効果が得られない場合があるので、冷やしていいタイプ以外は避けて。温めるのも同様です。
●入浴中に使えば、効果が倍増?
→ ウソ
入浴後は肌の水分が失われるため、補水が必須。入浴中に使用すること自体はNGではありませんが、効果的とはいえません。
●高い物ほど効果が出る?
→ ウソ
高価な物には美容成分が多く含まれていますが、自分の肌に合うか?必要な成分なのか?の方が重要です。
<教えてくれた人>
美容皮膚科医 髙瀬 聡子さん
美容皮膚科クリニック「ウォブクリニック中目黒」総院長。化粧品の開発や監修、雑誌やテレビ、講演会など幅広く活躍。著書に『ゆる美容事典』(講談社)など。
参照:『サンキュ!』2024年8月号「シートマスクのこれが正解!」より。掲載している情報は2024年6月現在のものです。編集/サンキュ!編集部