「カリフラワー」は冷凍できる!保存や解凍の方法・注意点は?アレンジレシピも紹介
2023/01/26
カリフラワーは冷凍できるのかどうか知りたいという方は多いのではないでしょうか。この記事では、カリフラワーは冷凍できるのかについて、カリフラワーの冷凍方法、冷凍カリフラワーの保存期間などを紹介していきます。ご興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
カリフラワーは冷凍できる?
カリフラワーは生の状態では傷みやすい野菜です。常温に置いておくと茎や花などが成長してしまい、おいしさが損なわれてしまいます。すぐに食べる場合以外は早めに加熱処理しておきましょう。
加熱したカリフラワーは空気に触れないように食品用ラップやポリ袋を使って保存します。長く保存しておきたい場合は、冷蔵保存よりも冷凍保存の方がおすすめです。冷凍保存の場合は解凍に手間がかかりますが、煮物やスープ料理であれば凍ったまま調理できます。
カリフラワーを冷凍する際の注意点
カリフラワーは新鮮なうちであれば生食も可能です。冷凍保存する場合も、何もしないと茶褐色に変色してしまうため、できるだけ新鮮なうちに保存することをおすすめします。
生のカリフラワーを冷凍した場合、解凍したときに変色してしまうことがあり、カリフラワー本来の弾力も失われます。
生のカリフラワーを冷凍した場合は、変色を防ぐために、解凍処理をせず、凍ったまま加熱調理してください。カリフラワーの変色を避けたい場合は、あらかじめ硬めに茹でて冷凍しておくことをおすすめします。
カリフラワーは加熱して冷凍するのがおすすめ
カリフラワーの特徴である白い色やおいしさを保ちつつなるべく長持ちさせるためには、カリフラワーを生のままではなく、加熱してから冷凍保存しておきましょう。硬めに茹でておけば、解凍後に加熱調理しても柔らかくなりすぎないためおすすめです。
ここでは、カリフラワーを冷凍する際の手順とコツについてご紹介します。
1:小房切りにして加熱する
カリフラワーを加熱する前にカットするときは、房を細かくしすぎないことがポイントです。小さく切ってしまうと茹でたときに食感が損なわれてしまいます。できるだけ房を残すように大きめに切りましょう。
茹でたり蒸したりして加熱処理しますが、電子レンジを利用しても構いません。すぐに食べる場合よりもやや硬めに加熱しておくことをおすすめします。茹でるときは塩分2%程度にしておくことで、カリフラワーの甘味が引き立ちます。
カリフラワーの特徴である変色を防ぐためには少量のお酢をお湯に入れて茹でてください。加熱後は、粗熱を取るためであっても水にはさらさないようにしましょう。水分を含んでしまい、食感が悪くなります。
2:水気をしっかりとふき取る
加熱処理したカリフラワーは、ペーパータオルやふきんなどを使って水分をふき取っておいてください。水気がカリフラワーに残っていると傷みやすくなるため、しっかりとふき取りましょう。
3:小分けにして食品用ラップで包む
カリフラワーは、1食で使い切れる分に食品用ラップで包んで小分けして冷凍しておくと、必要な分だけ冷凍から取り出せるため便利です。ジッパー付きの保存袋に入れ、空気を抜いてから密閉して冷凍してもよいでしょう。
4:冷凍庫で保存する
加熱処理したカリフラワーは、冷蔵保存でも生のまま常温に置いておくよりもおいしさをキープして保存できますが、長くは保存できません。おいしさをキープしたまま長く保存する場合は、冷凍庫で保存しましょう。
生のまま冷凍保存もできる
カリフラワーを加熱処理せずに生のまま冷凍することも可能です。冷凍してしまうと生の状態のようなハリはなくなってしまいますが、カリフラワー特有の食感は残ります。
生のままカリフラワーを冷凍するときは、カリフラワーを小房に分けて、ジッパー付きの保存袋を使って保存しましょう。ジッパー付きの保存袋から空気を抜いて、ジッパーを閉じて密閉し、冷凍庫に保存してください。
カリフラワーの解凍方法
冷凍しておいたカリフラワーを調理に使うときは、調理の種類に適した解凍方法を選択してください。煮物やスープのような汁物の具材として使う場合は、カリフラワーを凍ったまま使えます。
炒め物に使うときに凍ったまま使ってしまうと、中まで解凍される間に外側ばかり加熱されてしまいます。自然解凍や電子レンジの解凍機能を使って解凍してから使いましょう。解凍されたカリフラワーから出た余分な水分はふき取ってから使用してください。
サラダに使う場合は、自然解凍するだけでなく、必ず加熱調理をしてから使いましょう。
冷凍カリフラワーの保存期間は?
カリフラワーを冷凍しておけば、1カ月ほど保存しておけます。ただし、1カ月という期間はあくまでも目安であり、保存状態や冷凍環境などによっては、おいしく食べられる期間が短くなります。
カリフラワーをおいしく食べ切るためには、保存期間はあくまでも保存の目安とし、なるべく早い時期に消費することが大切です。
冷凍したカリフラワーの活用レシピ
小分けにして冷凍保存したカリフラワーは、手軽に必要な分だけ調理に使えて便利です。汁物の料理は解凍せずに使えるため一手間省け、炒め物や焼き物も自然解凍や電子レンジで解凍しておけば、実際に調理する時間は温まる程度の短い時間で済みます。
カリフラワーを使った料理のレシピをたくさん知っていれば、冷凍しておいたカリフラワーを活用する機会も多くなります。ここで紹介するレシピを参考にして、多くの料理に活用してください。
カリフラワーのチーズ焼き
「カリフラワーのチーズ焼き」では、冷凍カリフラワーを自然解凍か電子レンジで解凍しておき、余分な水分をふき取ってから使ってください。
冷凍カリフラワーは洗ったり切ったりという下処理がされているため、クッキングシートに並べて焼くだけで1品できあがります。調理というほどの時間も手間もかからないため、1品足りないときに作ってみましょう。
カリフラワーのスープ
「カリフラワーのスープ」では、冷凍カリフラワーを解凍せずに凍ったまま使えます。
他の食材と一緒によく煮込むことで、とても柔らかくて甘いカリフラワーを味わえます。煮込みの時間が必要ですが、食材が柔らかくなるため、胃が疲れているときや寒くて温まりたいときなどに作ってみてはいかがでしょうか。
カリフラワーと小松菜のみそ汁
「カリフラワーと小松菜のみそ汁のレシピ」を参考に、みそ汁の具材としても冷凍カリフラワーを使ってみましょう。冷凍カリフラワーは凍ったまま使い、他の具材と一緒に煮込む過程で解凍します。
加熱してから冷凍したカリフラワーを使う場合は、レシピとは投入順序を変え、小松菜と同じタイミングにしたり、みそを溶き入れる直前にしたりして、硬さの調整を行ってください。柔らかいカリフラワーがお好みの方は、レシピ通り最初にカリフラワーを投入して構いません。
カリフラワーの保存は冷凍を活用しよう
冷凍状態で市販されているカリフラワーもあるように、カリフラワーの保存には冷凍が向いています。ただし、冷凍方法のコツを知らずに冷凍してしまうと、変色したり食感が損なわれたりすることもあるため、注意が必要です。
カリフラワーの正しい冷凍方法と、冷凍カリフラワーを活用できるレシピを覚え、冷凍カリフラワーを利用して料理の時短を図りましょう。