古いスポンジは、スポンジ交換のタイミングですぐに捨ててはいませんか?じつは、暮らしのプロは古くなったキッチンスポンジを掃除に再活用しているそう。
整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに、「古いキッチンスポンジ」の再活用術について教えてもらいました。

1.窓・サッシの掃除に
窓のサッシやレール部分は、砂やほこりが溜まりやすいですが、つい見過ごしてしまいがちな場所。そんなときこそ、使い捨てをしても惜しくない古いスポンジの出番です。
スポンジをサッシの凸凹に合わせて細長くカットすれば、サッシの隙間にぴったりフィットします。薄めた中性洗剤を少し含ませてからこすれば、軽い力で汚れをスッキリ落とせますよ。
掃除が終わったらそのまま処分できるので無駄にならず、最後まで使い切ることができます。
2.ベランダの手すり掃除に
屋外にあるベランダの手すりも、雨や排気ガス黄砂の影響で想像以上に汚れています。使い捨ての布でも良いですが、どうせなら捨てる予定の古いスポンジにひと働きしてもらいましょう。
ほどよく厚みもあるので、薄い布よりも軽い力で汚れを落とすことができます。まずは、乾いた状態で砂ぼこりを落とし、そのあとにスポンジを濡らして軽くこするだけ。
汚れても水で濡らして片手で軽く握るだけで水気が切れるので、時短になり、手際よくキレイにすることができます。
3. 排水口の掃除に
水回りに必ずある「排水口」は、掃除がめんどうですよね。少しでもサボればヌメリ汚れがまとわりつき、わざわざ新しいスポンジを使って掃除するのがおっくうになってしまいます。
捨てる前の「古いスポンジ」であれば、気兼ねなく排水口掃除をすることができます。しかも、1箇所だけでなく、水周り全箇所の排水口をキレイにできるほどの耐久性があるので、家中の水回りをピカピカにすることができます。
掃除が終わったらそのまま処分できるので、掃除への抵抗感も減らすことができます。
スポンジ交換のタイミングでやってみて!
ご紹介した3つの場所は、わざわざやろうとするとおっくうですが、スポンジを捨てるタイミングで行えば「ついで」にでき、最後までとことん使い切ってから気持ちよく捨てることができます。
次回スポンジを交換するときは、すぐに捨てるのではなく、「もうひと働き」させてから処分してみてはいかがでしょうか。小さな工夫で、家も心もすっきりしますよ。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部