アルコールを殺菌する女性の手

「外出しない日でも 手洗いをする 必要がある?」今さら人に聞けない除菌クイズ!

2022/01/05

コロナ禍においてだれもが積極的に行っている除菌ですが、正しいと思っていた知識が意外と間違っていることも……。ぜひ、この機会に正しい除菌の方法をチェック!感染症が流行する季節の前におさらいしておきましょう。

<教えてくれた人>
医学博士 清益功浩先生
All About「家庭の医学」ガイド。日本アレルギー学会認定専門医・指導医、日本小児科学会認定専門医。「多くの人に正確な医療情報を届けたい」と、インターネットやテレビ、書籍などで数多くの情報発信を行っている。

Q1 外出しない日でも手洗いをする必要がある?

【A】小まめに必要
【B】朝だけでOK
【C】しなくてよい

A 【A】小まめに必要

石鹸で手を洗う
okugawa/gettyimages

家の中には細菌やウイルスがないわけではありません。人や物が持ち込んだ細菌やウイルスは2~3日残ることもあるので、外出しない日でも小まめに手洗いするべきです。

Q2 細菌とウイルスの違いは"大きさ"?

【A】そのとおり
【B】間違っている

A 【B】間違っている

緊急宣言
Yusuke Ide/gettyimages

構造が違います。細菌は自分で増殖しますが、ウイルスは細胞内に侵入して細胞の成分を使わないと増殖できません。さらに、細菌は生物ですが、ウイルスは生物ではありません。

Q3 家に帰ってきてから、除菌のために取る行動で、正しいことは?

【A】手洗い&うがいをする
【B】着ていた上着を玄関で脱いで、 洗濯をするか除菌スプレーをかける
【C】手を洗ってから洗う前にさわったドアノブなどを除菌する
【D】外で使ったバッグやスマホを除菌シートで拭き取る

A 【A】【B】【C】【D】すべて

okugawa/gettyimages

どれも正しい行動です。また、手洗いをしたあと、再び細菌やウイルスがついている可能性がある場所や物にふれた場合は、その都度手洗いするのがよいでしょう。

Q4 家の中を除菌したいとき、アルコール消毒液が1本あればよい?

【A】よい
【B】それでは不十分

A 【B】それでは不十分

キッチン クリーニングのイメージ。洗浄液を人間手ふれスプレー ボトルのクローズ アップ
petrenkod/gettyimages

細菌やウイルスのなかには、破傷風菌やノロ、ロタウイルスなど、アルコールが効きにくいものが。そのため、次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系除菌剤を併用するのが有効。

Q5 家の中の除菌方法で正しいのは?

【A】除菌スプレーを室内空間全体にシューッとかける
【B】ドアノブやまな板など菌が増えやすい所を部分的に除菌する

A 【B】ドアノブやまな板など菌が増えやすい所を部分的に除菌する

ティッシュペーパーで公共のドアノブを開く手のクローズアップ
Siriporn Lin/gettyimages

空間にスプレーしても、アルコール濃度や量がたりないため室内の除菌効果は低く、むしろ危険性の高い部分をしっかりと除菌するほうが効果的。さわらない場所の除菌は不要。

Q6 家の中で特に除菌をしっかりとしたほうがいい場所はどこ?

【A】キッチン
【B】寝室
【C】トイレ

A 【A】キッチン・【C】トイレ

洗面トイレのきれいな白いタンク
Toru Kimura/gettyimages

食べ物から直接体内に細菌やウイルスが入る可能性があるので、キッチンの除菌は大切。また、トイレはふだんからまめに掃除することと、水栓レバー部分の除菌を心がけて。

Q7 アルコール除菌スプレーを使ってはいけない場所や物は?

【A】コンロ
【B】革製のソファ
【C】テレビの液晶画面

A 【A】【B】【C】すべて

ルール木ワード
patpitchaya/gettyimages

アルコールは引火性があるので、コンロへの使用はNG。また、革はしみになることが。テレビの画面は表面のコーティングがアルコールではがれる危険性があるので避けましょう。

Q8 ノロウイルスやインフルエンザウイルスなどによる感染症が発生しやすい季節は?

【A】春・秋
【B】夏
【C】冬

A 【C】冬

凍結雨の後に氷で覆われた枝。氷の嵐のサイクロンの後、輝く氷がすべてを覆った。自然の概念の恐ろしい美しさ。冬の風景、シーン、はがき。選択的フォーカス。
Rina Mskaya/gettyimages

はっきりとした原因はわかっていませんが、一般的にはインフルエンザや感染性胃腸炎の原因となるウイルスが低温・乾燥を好むため、冬は感染力が強くなると考えられています。

参照:『サンキュ!』2022年1月号「除菌クイズ」より。掲載している情報は2021年11月現在のものです。編集/岡部さつき(風讃社) 構成・文/杉澤美幸 編集/サンキュ!編集部

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