【連載】おぐらなおみの働きママンビギナーズ 第29回
2017/10/12
出産後、専業主婦をしていた美久は、再就職しコールセンターのオペレーターに。オペレーターの仕事に不満はなかったが、「やはり正社員になりたい」と一念発起して、転職活動をした。薬局の事務の正社員に応募するも不合格。しかし、「パートなら採用できる。パートから正社員になる道もある」と聞いて系列のドラッグストアで販売のパートに。仕事も家庭もバタバタの毎日を送っている
前号までのあらすじ
登場人物山村ファミリー
山村美久(34歳)短大卒で就職。25歳で結婚。長女出産をきっかけに退職。現在に至る
山村利光(34歳)営業担当の会社員。基本的には家のことはしたくないタイプ
山村麻貴(6歳)(フツーの)私立幼稚園年長。ちょっとわがままな長女
山村紗絵(5歳)麻貴と同じ園の年中。わが道を行く、マイペースな二女
長い夏休み、ずっと家で留守番させるのは無理!どうしたらいい?
<働きママンはみ出しコラム>
キャリア開発の専門家・上田晶美さんの監修で、毎月「働くこと」「働き始めること」について役立つ情報をご紹介します。
(ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役上田晶美さん)
働きママンにありがちな悩み 「子どもの夏休み」
大人の職場の大多数は、夏休みといってもお盆期間のみ。ですが、幼稚園や小学校になると1カ月を超える長い夏休みがあり、子どもが1人で留守番というのは、防犯上避けたいところです。その期間をどう過ごさせるかが働きママンの悩みの種になります。小学生であれば、夏休み期間中も学童保育があります。幼稚園についても、「預かり保育」「夏期保育」で通常どおり預かってくれる園も増えています。逆にお盆期間が休みの保育園もあるので、事前に確認しておきましょう。
「預かり保育」や「学童保育」以外の 方法も検討しましょう
「預かり保育」や「学童保育」は自治体によっては、条件が合わなかったり、定員いっぱいだったりすることも。ふだん通っていない場合、夏休みだけの利用はできないのがほとんどです。そんなときは、民間の学童保育施設やキッズスペースを探してみては。民間で実施しているキャンプに参加するのも1つの手です。中学受験を考えているなら、塾や夏期講習に通うのも選択肢になります。
実家へのお泊まりも 「楽しい夏休みイベント」に
長期の休みには、子どもを実家に預かってもらうのも働きママンの夏休み対策の定番です。自分と夫の実家に1週間ずつ……というファミリーも。子どもだけで実家に滞在するのも新鮮な体験です。初めは美久さんのように心配かもしれませんが、意外に、子どもは寂しがらないもの。「かわいい子には旅をさせよ」を試してみるのもいいかもしれません。
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