韓国ドラマ時代劇おすすめ40選【2024最新】『恋人』『赤い袖先』など本格派もロマンス派もハマる韓国歴史劇

2024/11/05

Netflix<ネットフリックス>を通じて日本でも人気を博した『恋慕』をはじめ、大ヒットを記録し本国を席巻した『赤い袖先』、百想芸術大賞を受賞した『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』など史劇ブームが再来!

本格派もロマンス派も、史劇沼にどっぷり浸かること間違いなしの、おすすめの韓国史劇を韓国ドラマライターのNanaさんに教えてもらいました!

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韓国ドラマをこよなく愛する韓国エンタメライター。WEB媒体を中心に、ラジオ、雑誌等で韓ドラ愛を叫ぶ記事を執筆...

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  1. 【ロマンス派におすすめ】胸キュン必至!時代ドラマ初心者も楽しめる史劇
  2. 『恋慕』
  3. 『赤い袖先』
  4. 『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』
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【ロマンス派におすすめ】胸キュン必至!時代ドラマ初心者も楽しめる史劇

やはり韓国史劇といえば、見目麗しい男女が織りなす美しくも切ないラブストーリー。
胸キュンラブロマンスはもちろん、思いっきり笑えるコメディ史劇、切ない愛に号泣必至のロマンス史劇など、歴史物苦手さんや、初心者さんも必見のおすすめロマンス史劇をピックアップしました!きっと史劇沼から抜け出せなくなるはず…!

『恋慕』

■あらすじ

王位継承者だった双子の兄弟の死により、男装して王となる運命を背負った女性。自分の正体、そして秘めた恋心を誰にも明かせないまま、波乱の人生を歩んでいく。

■見どころ

日本のNetflix視聴ランキングでも連日上位にランクインしていただけでなく、韓国のテレビ放送でも視聴率が上昇。最終話では、自己最高視聴率12.1%を記録した話題作『恋慕』。

社会現象をも巻き起こすほどの人気を博してきた『トキメキ☆成均館スキャンダル』や、『雲が描いた月明かり』のように「男装女子」を扱った本作。男装世子となるまでの悲しい過去や権力争い、宮中のドロドロという重いテーマの中に散りばめられた、笑いとキュンのバランスが絶妙で、史劇好きはもちろんラブコメ好きにもおすすめしたい一作です。

大型犬のようにヒロインに懐く、ロウンの沼にハマること間違いなしです!

『赤い袖先』

出典:PR TIMES

■あらすじ

粛清により一族が没落したドクイム(イ・ソラ/子役)は幼い頃から宮女として仕えるようになる。一方、朝鮮王朝21代国王英祖(イ・ドクファ)の孫、世子イ・サン(イ・ジュウォン/子役)は悲劇的な事件で父を失い、宮中で孤独に育つ。ある夜、サンはドクイムの機転により窮地を救われ、ドクイムにほのかに想いを寄せるも再会は叶わず時が流れる。数年後、成長したドクイム(イ・セヨン)は持ち前の聡明さで尚宮たちから目をかけられつつも自分の生き方を模索していた。そんなある日走っていたところ足を踏み外し、近くにいた世子(ジュノ/2PM)を巻き込み池に落ちてしまう。反省文を書くよう命じられたドクイムだったが、書庫を掃除している最中、中へ入ってきた世子を司書と勘違いし、無礼な態度で追い返してしまう。怒った世子は何度も書き直しを命じ、2人は次第に距離を縮めていく。だが宮中では勢力争いが激しさを増しイ・サンは命を狙われることに…。

■見どころ

今史劇で真っ先におすすめしたいのが、21年ラストに登場し、最終話では17.4%という高視聴率を叩き出した大ヒット史劇『赤い袖先』。『トンイ』、『チャングムの誓い』、『善徳女王』などを生み出し、名実共に“時代劇の名家”である韓国放送局MBCが贈る本格派の作品です。韓国の大ベストセラー小説をドラマ化した作品で、本国の史劇マニア達からも「新たな名作の誕生」と、高い評価を得ている必見の作品です。

本作は、愛より国が優先だった第22代王イ・サンと、自分の人生を守ろうとした女官の切ない愛を描く歴史ロマンス。これまで錚々たる名優たちが演じてきた名君イ・サンを、2PMのジュノが圧巻の演技力で演じきっています。

史実に基づいたストーリーで史劇らしい重厚感を醸し出しながらも、キュンとするラブ要素や笑えるコメディ要素も織り交ぜているため、本格史劇派にも恋愛史劇派にもおすすめしたい超最新の名作史劇です。

『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』

出典:PR TIMES

■あらすじ

1636年の春、成均館の儒生たちの熱い視線を集める容姿端麗で世間知らずな両班の娘ギルチェ(アン・ウンジン)は、片思いのヨンジュン(イ・ハクジュ)が、親友ウネ(イ・ダイン)と婚約していて想いが届かず、やきもきする日々を送っていた。 花摘み行事の日、ヌングン里にジャンヒョン(ナムグン・ミン)という謎の男が現れる。ギルチェはヨンジュンの気を引こうとブランコ作戦を決行するが、チマ(スカート)の裾から見えるギルチェの足につられて男たちが群がるも、肝心のヨンジュンは無関心な様子。悔しがるギルチェがブランコを大きく揺らし、バランスを崩したところ、ジャンヒョンが落下するギルチェを抱きとめたのだった。お高くとまっているが、実はいじらしいギルチェに惹かれたジャンヒョンは、それから何かとギルチェを構うが相手にされず。 ある日、清の軍隊が国境を越えて、朝鮮の首都・漢陽の近くまで押し寄せて来たという知らせが届き…。

■見どころ

昨年のMBC放送ドラマの総決算となる授賞式「2023MBC演技大賞」にて、大賞を含む8冠受賞の快挙を達成。そして百想芸術大賞では、作品賞、そして切ないロマンス演技で多くの視聴者の心を揺さぶったナムグン・ミンが自身初となる男性最優秀演技賞を受賞しするなど賞を総なめにした本作。2023年放送の作品の中でもトップクラスの人気を誇る一作です。

本作は、ナムグン・ミン&アン・ウンジン主演でおくる、1636年に起こった清と朝鮮の戦い”丙子の乱(へいしのらん)”に翻弄される人々の、愛と生命力を描いたロマンス時代劇。

永遠の愛を信じていなかったミステリアスな男ジャンヒョン(ナムグン・ミン)が一人の女性に出会い、愛する人のためなら死も恐れず守り抜く姿に、沼入り間違いなしの一作です。

『魅惑の人』

■あらすじ

王権と政治的権力をめぐる争いに直面した王。復讐(ふくしゅう)という秘めた目的のために王を惑わそうとするも、逆に魅了されてしまう女。複雑に絡み合うふたりの運命が、いま大きく動き出す。

■見どころ

王になったことで心身を病んで疑心暗鬼になった兄に冷遇され、居場所をなくしていた慎み深いチナン大君(王の弟)と囲碁の達者な女性カン・ヒス。二人は身分や性別は関係なく囲碁を通じて心を通わせ、次第に惹かれていくが思いもよらない事態により敵対することになるもお互いを求めあう愛の行方を描いたロマンス史劇。

よくある男装モノのロマンス史劇とおもいきや、王権と政治的権力をめぐる争いが展開し、序盤から引き込まれてしまう本作。復讐のために彼に近づくも、抗えない魅力に惹かれてしまうヒロインに思わず共感してしまうはず!
なんといっても『賢い医師生活』でのお茶目さを封印し、大人の色気全開で“魅惑の人”を演じるチョ・ジョンソクの繊細な演技に心惹かれる一作です。

『魅惑の人』は2024年7月22日現在、Netflixで視聴可能です。

『夜に咲く花』

■見どころ

コミカルかつ痛快な物語に、3話にして2ケタ台の視聴率を叩きだし、最終回は視聴率18.4%でMBC金土ドラマ視聴率歴代1位を記録し好評を得た本作。昼間は朝鮮最高の名門家の嫁として静かに生き、夜には仮面をかぶり正義のため戦う未亡人チョ・ヨファ(イ・ハニ)と、ソウルの四大門の中の皆が憧れるイケメン従事官パク・スホ(イ・ジョンウォン)が繰り広げるコミカル史劇。

思わず爆笑してしまうコミカルかつ痛快な展開と、切ないロマンスに沼ハマりする視聴者が続出!百想芸術大賞では、朝鮮時代の未亡人の物語を彼女だけの愛らしさとコミカルさで表現したイ・ハニが女性最優秀演技賞に輝きました。

『王になった男』

出典:PR TIMES

■あらすじ

朝鮮王朝時代、道化師のハソン(ヨ・ジング)は妹たちと共に芸を披露しながら全国を旅しており、漢陽(ハニャン)を訪れた一行は、王のイ・ホン(ヨ・ジング/2役)を揶揄する芸を見せる。その場に居合わせた王の側近イ・ギュ(キム・サンギョン)はハソンの芸を止めさせようとするが、仮面をとったハソンの姿を見て思わず息をのむ。ハソンは王に瓜二つの顔立ちをしていたのだ。イ・ギュはハソンに王の影武者をさせるため、宮廷に連れてくる。宮中に渦巻く陰謀から、一度は宮廷を逃げ出すハソンだが、庶民がふみにじられる現実を知り、次第に本当の王になって世界を変えたいと願うようになる。一方、王妃のソウン(イ・セヨン)は冷酷な王から距離をおいていたが、ある日突然優しくなった王に戸惑いつつも、次第に惹かれていくのだった…。

■見どころ

イ・ビョンホン主演の大ヒット映画を大胆リメイクした本作は、王と同じ顔をし、影武者となった男の運命を描いた本格派史劇です。近年の史劇の中では、本国でもかなり高い評価を得ている作品です。

本作の魅力はやはり、王とそっくりな道化師が宮中に入り込んで王の代わりを務めるという斬新なコンセプト。心掴まれる上品なロマンスはもちろんですが、政治や宮中の陰謀などもしっかり描かれた骨太の本格史劇なのもポイント。

『ヴィンチェンツォ』を手がけた演出家による圧倒的映像美と重厚感溢れる世界観はもちろん、 いまや若手NO1演技派と言っても過言ではないヨ・ジングの圧巻の演技力は必見です!

『哲仁王后』

■あらすじ

常に自信満々で虚勢を張ってばかりの大統領府のシェフ、ボンファン。だが、何者かの罠によって彼の魚料理から釣り針が見つかり、一瞬でどん底に落ちてしまう。自分を追ってくる捜査の手から逃れようとするが、プールに落ちて気を失ってしまうボンファン。目が覚めると、そこは朝鮮時代。なんと彼は明日婚礼を挙げて、朝鮮の王妃になる女性“キム・ソヨン”として目を覚ましてしまう!婚礼の儀式に続いて、初夜の儀式があることを知ったボンファンは、第25代王・哲宗に自分が男であることを告白するが、全く信じてもらえず…。

■見どころ

現代の男性の魂が、朝鮮時代の王妃の体に入り込んだことから巻き起こる、“魂入れ替わり”のラブコメ史劇で、あの『愛の不時着』を生み出した名作揃いの韓国のケーブル局tvNで、歴代5位の最高視聴率17.4%を記録した大ヒット史劇です。

本作の見どころは、なんと言っても“女好きのシェフ”の魂が朝鮮時代の王妃に憑依してしまうという斬新で奇想天外なコンセプト。『30だけど17です』などで卓越した演技力を披露してきたシン・ヘソンの振り切った“おじさん演技”には爆笑必至!コメディでありながらも、後半は勢力争いを交えたシリアスな展開も織り交ぜ、史劇好きの心もくすぐる絶妙なバランスなのもポイントです。

お互いに体に触れない“ノータッチ夫婦”の、コミカルで全く予測のつかないロマンスの行方に夢中になってしまうこと間違いなしです!

『烈女パク氏契約結婚伝』

■見どころ

グローバルOTTRakuten Vikiでは、米国とカナダ、イギリスとフランス・オランダなど合計47カ国で1位を獲得するなど、世界中の韓ドラファンが夢中になった本作。

19世紀から2023年の韓国にタイムスリップしたパク・ヨヌ(イ・セヨン)と、感情のない財閥御曹司カン・テハ(ぺ・イニョク)の契約結婚ストーリーを描くファンタジーロマンス。史劇と現代劇を行き来する斬新なストーリーと、時を超える胸キュンロマンスに夢中になること間違いなし!

『コッソンビ(イケメンの士)熱愛史』

出典:Amazon

■あらすじ

科挙を受ける士人専門の宿、二花院。両班の娘であるダノが営むこの宿に、容姿端麗な士人が3人もやって来る。久しぶりの客に喜ぶダノだが、借金取りから父親が借りていった馬蹄銀100両を返せなければ二花院を引き渡せと告げられる。困ったダノは借金取りを送ったチャン判官の元へ交渉に行き、借金を返す代わりに、チャン判官が捜している廃世孫イ・ソルを見つけると約束する。果たしてダノはイ・ソルを見つけられるのか?

■見どころ

本作は、評点9.9点の同名のウェブ小説を脚色したドラマで、風変りな下宿“客主 梨花園”の主人ユン・ダンオと、秘密を抱えた下宿生のイケメンの士3人組が作っていく爽やかで一風変わったミステリーロマンス史劇。

『ユミの細胞たち』、『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』のシン・イェウン、『18アゲイン』のリョウン、『赤い袖先』のカン・フン、『偶然見つけたハル』のチョン・ゴンジュというHOTなキャストが集結!
権力争いなど時代劇らしい展開はもちろん、ロマンスとサスペンスが融合したストーリーで、「続きが気になって止まらない!」と、ドラママニアたちを夢中にさせました。

『還魂』

■あらすじ

盲目の女性の体に宿る、強大な力を持つ魔術師が出会ったのは、名家に生まれたひとりの男。運命を変えたいと願うその男に力を貸すことにするが…。

■見どころ

『ホテルデルーナ』をはじめ、『主君の太陽』、『最高の愛』など数々の大ヒット作を世に生み出してきた、「ファンタジーの名脚本家」ホン姉妹の新作で、歴史にも地図にも存在しない“テホ国”を舞台に、魂を変える“還魂術”によって運命が変わってしまった主人公たちを描くファンタジーロマンス。

「ファンタジーの世界観についていけるかな…?」と実は心配していた筆者でしたが、胸キュンラブストーリーの中に、クスッと笑えるコメディ要素が絶妙に織り交ぜられていて、そんな心配は一瞬で吹き飛ばされてしまうほど、序盤からグイグイ物語に引き込まれていきます。

イ・ジェウク演じる気高い不良のお坊ちゃんチャン・ウクと、ファン・ミンヒョン演じる「テホ国」のソ氏家の天才貴公子、“ハイスペック”男子ソ・ユルに沼人が続出!他にも『D.P. -脱走兵追跡官-』のシン・スンホや、『今、私たちの学校は…』のユ・インスなどHOTな俳優陣の演技を堪能できる一作です。

『最愛の敵~王たる宿命~』

■あらすじ

絶対王政を夢見る王イ・テは、左議政パク・ゲウォンと朝鮮王朝を何代にもわたって抑圧してきた貴族たちを打ち負かし、宮廷の権力を回復しようとしていた。しかし、女性ユ・ジョンが突然王の前に現れ、王は彼女に心惹かれていく。 やがて運命が二人に究極の選択を迫っていくことになるのだが…。

■見どころ

本作は、激しい権力争いに巻き込まれた恋人たちが、政敵へと変貌し、王宮内のベールに包まれた確執の中で繰り広げる、壮絶な物語と切ない運命が描かれる政治ロマンスドラマ。

政敵と恋心の狭間で権力と政治に翻弄されていく血みどろの二人の切なく運命的なロマンス、そして反転に次ぐ反転、どんでん返しが連続する衝撃的なストーリーに、沼ハマり間違いなし!
史劇らしい壮大な演出と繊細なロマンス、切ないストーリーと、史劇好きの心をくすぐる一作です。

『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』

出典:Amazon

■あらすじ

文武に長けた青年チョン・ノクドゥ(チャン・ドンユン)は、離島で暮らしていたが、ある日何者かに襲撃される。真相を暴くため、刺客を追ってたどり着いたのは女だけが住める“寡婦村”だった! 未亡人になりすまし潜入したノクドゥは、そこで男勝りな妓生見習いトン・ドンジュ(キム・ソヒョン)と同じ部屋で暮らすことに。正体を知られないよう振る舞うも、ひょんな事で男だとバレてしまう! ドンジュは彼をすぐさま追い出そうとするが、やむなく同居生活を続けることに。何かと衝突する二人は、やがて互いに惹かれ合うように。ドンジュに想いを寄せるモテ男チャ・ユルム(カン・テオ/5urprise)が現れ、不思議な三角関係も発生! しかし、ノクドゥと同じくドンジュにもある目的があり…。

■見どころ

『恋慕』でも題材になっていた“男装女子”はラブコメ史劇を盛り上げる定番要素ですが、本作はなんとその逆、“女装男子”の物語です。日本でも一大ブームを巻き起こした『雲が描いた月明り』の脚本家が贈る、ロマンス史劇好き必見の王道ラブコメ史劇です。

本作の魅力は、女性から見ても所作までもが女性らしく、惚れ惚れしてしまう麗しい女装男子ノクドゥ!男性から熱心に口説かれるとさらりとかわし、女子に紛れて男子禁制の村でバレないよう奮闘する姿に爆笑しながらも、徐々に男らしさを醸し出すノクドゥに胸キュン必至!

女装男子、同居生活といったラブコメ好きにはたまらない要素に加え、王位をめぐる激しく切ない人間ドラマも必見です!

『雲が描いた月明り』

出典:Amazon

■あらすじ

幼い頃から男装して生きてきたラオン(キム・ユジョン)は借金を返済するため恋の専門家として相談を受ける日々。 ある日「自分の代わりに女性に会ってほしい」という依頼を受け、女性に会いに行くがそこにいたのは女性の兄で皇太子のイ・ヨン(パク・ボゴム)だった。慌てたラオンはヨンを落とし穴に落として逃げてしまう。 数日後、借金返済のために内侍試験を受けることになったラオン。宮廷で内官としての日々を送ることに。果たしてラオンは男装を隠し通せるのか?イタズラ好きな皇太子ヨンとの仲はどうなるのか…?

■見どころ

人気俳優パク・ボゴム主演、日本でもボゴム演じる“ツンデレ王子”に胸キュンする女性が爆誕し、一大ブームを巻き起こした超ド級胸キュンロマンス史劇です。

男装という人気要素と、お茶目さと男らしさを併せ持つ極上のツンデレ王子という少女漫画のようなキラキラしたストーリーで多くの女性の胸キュンをさらった一方で、友情や家族愛などに胸が熱くなるシーンが盛り沢山なのも本作の魅力です。

本国でも「胸キュン史劇」といえば必ず名前が挙がる作品で、「KBS演技大賞」では驚異の8冠に輝き、シンドロームを巻き起こした必見の作品です。

『七日の王妃』

出典:PR TIMES

■あらすじ

燕山君(イ・ドンゴン)が王座について5年目。朝鮮は干ばつの被害に苦しみ、民は王の不徳を噂していた。そんな時、異母弟の晋城大君(ペク・スンファン、のちの中宗=ヨン・ウジン)の婚礼話が持ち上がる。晋城大君を警戒する燕山君は、重臣のシン・スグン(ペク・ソンヒョン)に娘のチェギョン(パク・シウン、のちの端敬王后=パク・ミニョン)を嫁がせるように命じる。宮中と姻戚関係になることを避けたいスグンは縁談を断ろうとするが、ちょうどその頃、何も知らないチェギョンはこっそり漢陽の町にやってくる。偶然、出会った晋城大君をスリと誤解し、ふたりは最悪の出会いを果たすのだが……。

■見どころ

史劇で、かつ切ない号泣系をお探しの方に、今すぐおすすめしたいのが本作です。
実話をモチーフに、2人の王に愛され、七日という朝鮮史上最も短い期間王妃の座についた女性の、切なくも美しい愛を描いたロマンス史劇です。

本作でヨン・ウジンに「惚れない人はいないのでは?」と思うほど、少年のような爽やかさと、大人の色気を器用に使い分ける晋城大君に骨抜きになりながらも、押し寄せてくる歴史の波と切ないロマンスにあっという間に号泣嗚咽、涙の海…。

少女漫画のようなキラキラシンデレラロマンス!というよりは、大人でも楽しめる落ち着いた雰囲気なのもおすすめポイントです。

『奇皇后〜ふたつの愛 涙の誓い〜』

出典:PR TIMES

■あらすじ

幼い頃、貢女として元に運ばれる途中で母と逃げ出したスンニャン。だが、母は追手に殺され、逃げのびたスンニャンは男として生きることを決め、親元派の重鎮ワン・ゴに仕え、彼が最も信頼する手下へと成長する。弓などの武術に長けたスンニャンはチンピラたちのボスとしてその名が知られるようになるが、そこに別のグループのボスであるワン・ユが勝負を挑む。実はこのワン・ユこそ高麗の王子なのだが、実質的な権力者であるワン・ゴの目を欺くために放蕩な生活を送っていた。いがみ合うスンニャンとワン・ユだが、2人はワン・ゴが手を染めている塩の密売事件を巡って協力し合うことで、互いの素性も知らぬまま絆を深めていく。

■見どころ

日本でも高い人気を誇る史劇といえば本作!実在した奇皇后の人生をモチーフにし、彼女の波乱万丈の生涯と、彼女を巡る2人の男性との運命的な愛を描いた大ヒット史劇です。

皇后にまで上り詰める彼女の成功の物語と、元の皇帝と高麗の王、2人の男性との切ない愛はもちろんですが、宮中の中の権力闘争やドロドロといった“大奥”的要素を楽しめるのもポイント。

長編ですが、一瞬で引き込まれ、一気観間違いなしの中毒性高い一作です。

『100日の郎君様』

出典:PR TIMES

■あらすじ

幼いイ・ユル(子役:チョン・ジフン)はある日ユン・イソ(子役:ホ・ジョンウン)に一目惚れする。衝動的に婚約を申し出るユルだが、その直後ユルの父が王座を狙って謀反を起こし、その罪をイソの父に着せる。濡れ衣を着せられたイソの父は命を落とし、ユルとイソは離れ離れになってしまう。それから16年後。世子となったユル(ド・ギョンス(EXO-D.O.))は世子嬪のソへ(ハン・ソヒ)にも心を開かず、王宮で孤独に成長する。世子嬪との夫婦仲を家臣たちに責められたユルは、腹立ち紛れに国中の適齢期を過ぎた男女は結婚するようにという命を出す。そんな中、ユルは暗殺者に狙われて傷を負い、命からがら逃げる道中で気を失って、ある村で助けられる。その頃ホンシムと名前を変え生き延びていたイソ(ナム・ジヒョン)は結婚適齢期を過ぎ、村中から白い目で見られていた。結婚を免れるため、ホンシムはとっさに「ウォンドゥクという婚約者がいる」と嘘をつく。だがホンシムの言葉を疑った役人から鞭打ちの刑に遭う。そこに記憶を失ったユルが現れ「自分がウォンドゥクだ」と名乗り出る。こうして2人は夫婦の契りを交わすことになるが、世子として育ったユルは生活力ゼロで…!?

■見どころ

視聴率が伸びないと言われる月・火ドラマ枠にもかかわらず、面白い!と口コミで広がり、視聴率1位を独走!記憶を失った世子の100日間の愛を描き、韓国で大ヒットした胸キュンロマンス史劇です。

生活力ゼロの世子と、婚期を逃したヒロインの恋というコミカルなロマンスはもちろん、世子が人情味ある庶民たちとの交流の中で、人の温かさや愛し愛されることを知り、徐々に人間味が加わっていく…という、宮中の中だけではなく、市井の人々に焦点を当てた作品であることも本作が大きな共感を得た理由ではないかと思います。

初恋、記憶喪失、復讐、権力闘争といった韓国ドラマらしい要素をギュッと詰め込んだ本作は、史劇好きはもちろん、苦手意識がある人にもおすすめしたい一作です。

『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』

出典:Amazon

■あらすじ

ある日、化粧品販売員のコ・ハジンは、湖に落ちた子供を助けようとして溺れてしまう。目を覚ますと、なんとそこは高麗時代だった! ハジンの魂は少女ヘ・スの体で目覚め、高麗の初代皇帝ワン・ゴンの宮廷で生活を送ることに。そこで彼女が出会ったのは、世にも美しい8人の皇子たちだった。優しい第8皇子ワン・ウクと惹かれ合う一方、冷徹な第4皇子ワン・ソに幾度となく危機を救われるヘ・ス。ワン・ソの素顔に触れ、次第に距離を縮め始めた矢先、彼こそが後の第4代皇帝光宗だと知る。果たして、ヘ・スの恋は歴史を変えてしまうのか——!?

■見どころ

「号泣史劇」として、今なお本国で愛され続けるロマンス史劇といえば本作。言葉は必要ない時代劇のカリスマ、イ・ジュンギをはじめ、最高の演技力を披露しているIU、「百想芸樹大賞」最優秀演技賞を受賞(『椿の花咲く頃』)したカン・ハヌルや、近年演技派としての活躍が目覚ましいナム・ジュヒョクまでこれ以上ない豪華俳優陣が集結!

化粧品販売員の女性が高麗時代に“タイムスリップ”して、8人のイケメン皇子たちと出会うというラブコメ要素満載の“イケパラ史劇”と思われがちですが、史劇らしい重みのある展開と待ち受ける運命に、絶えず切なさが押し寄せ、涙腺が崩壊してしまうこと間違いなしの一作です。

強烈な余韻を残す本作は、ロスになる視聴者が続出し、「忘れられない作品」として今尚語り継がれるレジェンド名作史劇です。

『チャン・オクチョン』

出典:Amazon

■あらすじ

韓服作りの依頼を受け、寸法を取りに来たオクチョンは偶然世子イ・スンと遭遇する。王宮では世子嬪選びが始まっていたが、スンは政略結婚に関心を示さない。 そんな中、顯宗(ヒョジョン)が崩御し、スンが即位する。南人派の大王大妃は西人派の大妃をけん制するため、美貌のオクチョンにスンを誘惑させようと画策する。王宮で再会したスンから寵愛を受けるようになったオクチョンは次第に野心を持ち始めるが、 同時に不安を募らせていく。

■見どころ

日本でも高い人気を誇る『トンイ』、そして『イ・サン』と同じく李氏朝鮮時代の物語で、切なくも純粋で美しい、号泣必至の愛の物語『チャン・オクチョン』。

本作が斬新なのは、その美貌で男をたぶらかし、天下の悪女として知られ、何度となく映像化されてきた張禧嬪(チャン・ヒビン=チャン・オクチョン)の生涯を、新たな視点で描いていること。

朝鮮王朝のシンデレラとして知られるトンイ(淑嬪崔氏)も、全く異なる視点から描かれていますが、歴史上の淑嬪崔氏は『トンイ』より、本作に近いという説もあるそう。

女同士のドロドロ、ユ・アイン演じる粛宗との切ない愛はもちろん、豪華絢爛な衣装の数々も必見です!

『ポッサム~愛と運命を盗んだ男~』

出典:PR TIMES

■あらすじ

第15代王光海君(キム・テウ)の娘、ファイン翁主スギョン(クォン・ユリ/少女時代)は父の政敵であるイチョム(イ・ジェヨン)の息子と政略結婚するが、夫に先立たれる。婚家からは疎まれ、窮屈な生活を強いられるが、夫の命日に久しぶりに外出できることに。出かけた先で彼女はバウ(チョン・イル)を見かけ、寂しそうな姿が気にかかる。その夜、スギョンは突然頭から布を被され連れ去られてしまう。スギョンを連れ去ったのはバウ。実はバウは寡婦を再婚させるポッサムで生計を立てており、本来連れてくるはずだった女性と間違えてスギョンを誘拐してしまったのだった。慌てたバウはひとまずスギョンを自宅に連れ帰ることに。 バウの息子のチャドル(コ・ドンハ)は幼い頃に母が出て行った寂しさからスギョンを歓迎するが、翁主を連れ去ったことがバレれば処刑は免れないバウはスギョンを隠密に帰すことに。だが王宮ではイチョムの陰謀によりスギョンは既に亡き者とされ葬式が行われていた。生きていることが分かれば命を狙われるスギョンは、しばらくバウの家で妻のふりをしながら身を潜め陰謀を暴くことに。翁主でありながらたくましいスギョンにバウとチャドルは好感を抱いていく。一方スギョンに想いを寄せる義弟のデヨプ(シン・ヒョンス)はスギョンの行方を捜していて…。

■見どころ

大ヒット時代劇『太陽を抱く月』、除隊後主演を務めた正統派時代劇『ヘチ 王座への道』で圧倒的存在感を示した チョン・イルが時代劇にカムバック!1話から緊張感溢れる展開で「久しぶりにしっかりとした時代劇の誕生」と口コミで広がった本作は、MBNというマイナー放送局にも関わらず、最終話で瞬間最高視聴率11%を突破し、放送局ドラマ歴代最高視聴率を塗り替えました。

再婚が禁じられていた朝鮮時代に、寡婦を布で包み誘拐し再婚を実現させる風習“ポッサム”という新たな題材を扱っている本作。居場所を失った未亡人スギョンを不器用ながらも助けるバウと、彼のおかげで徐々に新たな人生を切り開くスギョン、身分を越えた二人の切ないロマンスはもちろん、王権と神権の激しい対立構図まで描かれた、時代劇好きにはたまらない本格派な一作です。

『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』

出典:PR TIMES

■あらすじ

紀元561年、三国時代の高句麗。第25代国王平原(ピョンウォン)王には最愛の聡明なヨン王妃との間にピョンガン王女、ウォン王子がいた。ピョンガンは将来王となって国を守る夢を抱き武芸の修練に励んでいた。しかし、実権を握る王の重臣で、王妃を疎ましく思うコ・ウォンピョは、王の嫉妬心を煽りヨン王妃の命を奪い、ピョンガンは消息不明となる。のちに王はそれが罠だったことを知り、精神を病み疑心暗鬼に陥ってしまう。 8年後、行方不明となったピョンガンは記憶を失い、刺客カジンとして生きてきた。一方、オン・ダルは「バカとなって生きろ」という父オン・ヒョプ将軍の遺志に従い、武術とは無縁のまま山奥で薬草採りをして穏やかに暮らしていた。そんなカジンとダルが宿命のように出会い、惹かれあっていくが…。

■見どころ

本作は、三国史記に記録された高句麗の説話「ピョンガン王女とバカのオン・ダル」を元に、ドラマ『犬とオオカミの時間』、『99億の女』などを執筆した脚本家のハン・ジフンが手がける本格派史劇。世界三大放送賞とも言われる国際エミー賞にノミネート、韓国放送大賞では240作品からドラマ部門の作品賞に輝いた珠玉の話題作です。

本作は、太王を目指してオン・ダルの心を利用したピョンガンと、犠牲になったオン・ダルの純愛物語を軸に展開する、まるであの名作『朱蒙』を彷彿とさせる壮大なラブストーリー。ロマンスはもちろんですが、国を守るために戦う気高いヒロインピョンガンの生き様にグッと心掴まれること間違いなしです。

高句麗版ロミオとジュリエットと言われた注目の最新史劇です。

『暗行御史~朝鮮秘密捜査団~』

■あらすじ

朝鮮末期、目標も野望もなく今日だけを生きる弘文館の役人、ソン・イギョム(エル(キム・ミョンス))は首席合格した人材だったがトラブルを起こしてしまい、義禁府に捕まってしまう。そんなイギョムに対し、都承旨のテスン(アン・ネサン)は暗行御史になって罪を償うように命じる。命令に従い、社会を正すために努める新人の暗行御史となったイギョムは、美貌の持ち主で、聡明な茶母のホン・ダイン(クォン・ナラ)とともに事件を解決していく。

■見どころ

本作は、不正腐敗を一掃し、不正に立ち向かって民の気持ちを晴らしてくれる、朝鮮時代の王室の“秘密捜査官”暗行御史と御史団の痛快ミステリー捜査劇。今流行のスカッとするサイダードラマで、多くの視聴者を虜にし、2020年から視聴率低調が続いていたKBSミニシリーズドラマで、最高視聴率14.0%を叩き出すヒットを記録しました。

悪い権力者たちを懲らしめていく痛快なストーリーに加えて、コミカルな爆笑展開、そして胸キュンロマンス展開まで見どころ盛りだくさん!史劇苦手さんにもおすすめしたい一作です。斬新でテンポのいいストーリーは沼ハマり必至!

『太陽を抱く月』

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■あらすじ

太陽のようにあたたかく輝く王子フォン(ヨ・ジング)、太陽を優しく抱く月のような少女ヨヌ(キム・ユジョン)。運命に導かれるように恋に落ちた二人。しかし、婚礼を目前にヨヌが原因不明の病にかかり命を落としてしまう。その陰には、朝廷の権力争いによる陰謀が…。そして、同じ空では決して輝くことのできないもうひとつの太陽の存在が…。 それから8年。若き王となったフォン(キム・スヒョン)は、ヨヌを忘れられず心を閉ざしていた。死んだはずのヨヌ(ハン・ガイン)は、過去の記憶をすべて失い、巫女としてこの世に生きていた。 ある夜、偶然の出会いを果たす二人。運命の歯車が再び回り始める…。

■見どころ

2012年放送され、最高視聴率46.1%という驚異の視聴率を記録した、伝説の大ヒット史劇『太陽を抱く月』。ロマンスや陰謀をドラマチックに描き、当時”新感覚時代劇”として一大センセーションを巻き起こしました。「号泣史劇」としても必ず挙げられている殿堂入りの名作です。

韓国史劇ならではの純愛ストーリーに加え、ファンタジー、ミステリー要素、さらには陰謀や権力闘争とドキドキが止まらないストーリー展開にあっという間に夢中に!

キム・スヒョンが本作で名実ともにトップスターへと駆け上がっただけでなく、イム・シワンやチョン・イル、ヨ・ジング、キム・ユジョン、キム・ソヒョンなど、現在第一線で活躍する黄金俳優たちを生み出した伝説の一作です。

『ミスター・サンシャイン』

■あらすじ

1871年、辛未洋擾の際にアメリカに渡った青年が、再び祖国朝鮮の土を踏む。そこで待ち受けていたのは、運命を変える出会いと抗いきれない歴史のうねり。

■見どころ

空前の大ブームを巻き起こした『トッケビ』のイ・ウンボク監督とキム・ウンスク作家、韓国一のヒットメーカたちが手がけた『ミスター・サンシャイン』。『愛の不時着』や『応答せよ』シリーズなど、名作がそろっている韓国ケーブル局tvNの歴代ドラマの中でも、“忘れられない名作”として、韓国視聴者の中で必ず名前が挙がっている殿堂入りの作品です。

新しい朝鮮のために、そして愛する者のために命をかけ、3人の男がそれぞれのやり方で一人の女性への愛を貫いた壮大なラブストーリー。キスシーンの一つもない純愛ですが、「ヒロインに靴を履かせる」というシーンだけで胸がキュンとすると同時に、身分違いの2人に胸を締め付けられる思いに…。

「涙が枯れるほど泣いた」という声もある号泣作品でもあり、観終わった後は完全に抜け殻になってしまう、強烈な余韻を残す名作です。

【本格派におすすめ】恋愛模様だけじゃない!政治模様や人物の一代記など本格派も楽しめる史劇

胸キュンロマンス時代劇もいいけど、時には本格時代劇が観たい!という人必見!
正統派史劇からフュージョン史劇まで、恋愛要素だけでなく宮中の陰謀、政治模様、歴史上の人物の一代記など、見応えたっぷりの史劇をピックアップ!長編が多いですが、一度見始めたら止まらない中毒性高い作品ばかりなので、是非チェックしてみてください。

『六龍が飛ぶ』

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■あらすじ

高麗末期の14世紀。辺境の咸州(ハムジュ)を治める名将イ・ソンゲの五男として生まれたイ・バンウォンは、早く戦に出て父のように強い男になりたいと願っている。ところが、王命を受けて上京したイ・ソンゲは悪徳官僚のイ・インギョムに思わぬ弱点を突かれ、政界進出を辞退。バンウォンは父が大悪党の圧力に屈した姿を見て、失望と悲嘆に暮れる。そんな中、成均館の官吏チョン・ドジョンは民衆の前でイ・インギョム率いる御三家の企みを暴き、明との戦を阻止。チョン・ドジョンは流刑に処されるが、彼の姿に感銘を受けたバンウォンは成均館に入学する。 時は流れ、6年後──。バンウォンは仲間も目標も失い、悪がのさばる都での暮らしに疲弊していた。そんな折、謎の男が御三家の一人を斬り殺す現場を目撃したバンウォンは、男の後をつけて洞窟にたどり着き、見慣れぬ地図を発見。<新たな国を建設する>という前代未聞の志を持つ者がいることを知って驚愕する。その立案者こそ、バンウォンが心の師匠と仰ぐチョン・ドジョンだった。

■見どころ

ロマンス史劇もいいけれど、“本格派”の歴史ドラマが見たい!という方におすすめしたいのが本作です。朝鮮王朝建国の歴史を新たな角度から描き出したスピード感溢れるストーリー展開と、息もつかせぬアクションで話題をさらった歴史エンターテインメント超大作です。

愛する誰かのため、その信じる正義のため、それぞれの夢と理想国家のために全力で闘い生き抜く様には、鳥肌と共に涙を堪えきれません…!

Netflixの人気ドラマ『地獄が呼んでいる』で日本でも注目を集めたユ・アインや、『ミセン-未生-』で大ブレイクしたピョン・ヨハン、『逆賊:民を盗んだ盗賊』のユン・ギュンサンなど、演技派たちの息を呑む演技合戦も必見です!

『根の深い木 -世宗大王の誓い-』

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■あらすじ

1418年、譲位により朝鮮王朝4代王として世宗イ・ドが即位したが、軍権を中心に実権は前王である太宗(テジョン)イ・バンウォンが握っていた。王権強化のため有力な臣下をことごとく粛清してきたイ・バンウォンは、イ・ドの義父であるシム・オンとその一家を反逆罪で処刑する。シム家の使用人の息子のトルボクは、幼なじみのタムと逃げ出すが、途中で離ればなれになってしまう。月日は流れ、1446年。イ・ドが父を殺した張本人と思い込んでいたトルボクは、カン・チェユンと名を変えて、イ・ドへの復讐を胸に武官として宮中に勤務する。 その頃、宮中では、イ・ドの文字創製事業に関わる人物が次々に殺害される事件が起こっていた。イ・ドから直々に事件捜査を任されたカン・チェユンは、その過程で王権を牽制する秘密組織"密本"との闘争に巻き込まれる一方、文字創製事業の中核を担う女官で、幼い頃の記憶により口がきけないというソイが、タムであることに気付く。

韓国の小説家イ・ジョンミョンのミステリー小説『景福宮の秘密コード(朝鮮語版)』を原作に、ハングルを作り上げ、朝鮮王朝最高の天才君主と謳われる世宗大王を描いた本格派史劇。

ハングル創設にまつわる先の読めないミステリー展開に釘付けになる視聴者が続出し、最高視聴率は27.3%を記録。さらに2011年の SBS演技大賞では驚異の6冠を獲得!『六龍が飛ぶ』と同じ脚本家が手掛けた作品だけに、人物像や役割の描かれ方も共通した部分が多いので、あわせて観るのもおすすめです!

歴史ドラママニアの中でも、高い評価を得ている必見の作品です。

『善徳女王』

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■あらすじ

7世紀の新羅。美貌と色仕掛けで王や花郎(ファラン)を操る稀代の妖婦・ミシルは、新羅第24代・チンフン王の死後、その権力をさらに増大させていた。そして、ついには王妃として絶対的な力を手に入れようと、チンフン王の孫であるチンピョンを王位に就かせ、意のままに操ろうと試みる。しかし、チンピョンの妻・マヤの腹には既に子供が宿っていた!自らが王妃の席に座るため、マヤを殺そうと試みるミシル。しかしマヤは生き残り、無事に元気な双子の姉妹を出産するが…。 生まれながらに過酷な宿命を背負った姉妹。一人は姫として、もう一人は自らの出生の真実も知らない一般市民として。運命のもとにたぐり寄せられる二人と、絶対的な権力を持つミシルとの、壮絶な戦いが始まる…。

■見どころ

朝鮮史上初の女王となった善徳女王の生涯を描き、瞬間最高視聴率49.9%という驚異の視聴率を記録した伝説の大ヒット史劇『善徳女王』。2010年「百想芸術大賞」ではコ・ヒョンジョンが大賞を受賞、MBC演技大賞では主要部門を席巻し、驚異の11冠を達成し、韓国で語り継がれる名作史劇です。

韓国屈指のヒットメーカーと歴史超大作の名にふさわしい豪華な俳優陣が集結!愛憎渦巻く壮絶な女のバトルに夢中になってしまう一方で、時代を自分の命をかけて、懸命に生きる人々の「人間ドラマ」に胸を打たれること間違いなし…!

十数年の時が経っているにもかかわらず、韓国では「韓国ドラマ史上最高の名作」として本作を挙げる視聴者が圧倒的に多く、今なお高い人気を誇る色褪せない一作です。

『宮廷女官チャングムの誓い』

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■あらすじ

朝鮮王朝が建国されてから約100年。日本では室町時代の頃。第9代目王・成宗(ソンジョン)の頃より始まる。男尊女卑が激しかった時代、権力闘争により陰謀渦巻く宮中で、最高の料理人となり、王の主治医にまでなるチャングム。そんな波乱万丈なチャングムの人生とは…?

■見どころ

韓国では連日50%を越える視聴率を獲得し、日本でも一大ブームを巻き起こした韓国時代劇の金字塔と言えば本作ですよね!本作で「韓国史劇にハマった!」という視聴者も多いのではないでしょうか。

本作は、不遇な環境に生まれたチャングムが、宮廷料理人、また女医として「大長今(偉大なるチャングム)」の称号をもらうまでを描いたサクセスストーリー。日本では室町時代の頃、男尊女卑が激しかった時代に、権力闘争により陰謀渦巻く宮中で、自らの信念を貫くチャングムに胸が熱くなります。

原点にして頂点と言える、歴史ドラマ好きなら一度は観ておきたい不朽の名作です。

『イ・サン』

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■あらすじ

サンが11歳のとき、王位継承者であった父は、何者かの陰謀により謀反の濡れ衣を着せられ、サンの祖父である第21代王・英祖(ヨンジョ)によって死に至らしめられる。 父を救えなかった無念、また最後に父が残した「聖君になれ」という言葉を胸に抱き、王位継承者となったサンは、民を大切にする賢君である祖父・英祖から、王としての哲学や手腕を学ぶ。 一方で、サンの父を陥れた黒幕とその一派は朝廷内にはびこり、今度はサンの廃位や暗殺を企むのだった。しかし、陰謀や策略が渦巻く中にあっても、幼い頃に友情で結ばれたソンヨンとテス、頭脳明晰な側近ホン・グギョンなど周囲の人びとに支えられ、幾多の困難を乗り越えていく。

『宮廷女官チャングムの誓い』など名作時代劇を生み出してきたイ・ビョンフン監督が手掛け、平均視聴率26.4%、最高視聴率35.5%を叩き出した大ヒット歴史ドラマ『イ・サン』。イ・サンの世紀の愛を描き、21年大ヒットを記録したジュノ主演『赤い袖先』で、再度本作も注目を浴びています。

サンの即位を阻止しようとする陰謀や、即位後も常に命を狙われるなど、500年の王朝史において最も波乱万丈、紆余曲折の人生を送ったと言われる朝鮮王朝第22代目王の正祖(イ・サン)の劇的な人生を描いた本作品。国王としてだけでなく、葛藤や苦悩といった“人間イ・サン”のより深い人物像が描かれているので、感情移入せずにはいられません。

77話と長編ですが、超濃厚なストーリーにきっと夢中になってしまうはず…!

『トンイ』

出典:PR TIMES

■あらすじ

あらすじトンイの父親は「剣契(コムゲ)」と呼ばれる義賊の首長だった。だが政局争いの陰謀によってその父と兄が濡れ衣を着せられ殺されてしまい、幼くして過酷な境遇に追い込まれてしまう。事件の真相を確かめ、父たちの無罪を証明するために、トンイは宮廷で掌楽院の奴婢として働き始める。南人派とそれに対抗する西人派で対立する宮殿内で次々に陰謀を見抜いたトンイは、やがて監察府の宮女として働くようになる。 同じ頃、粛宗の側室・張玉貞(チャン・オクチョン:後の張禧嬪)が粛宗の寵愛を受けると王妃(中殿)の座を狙う張氏と南人派の勢力によって仁顕王妃が廃位に追いやられてしまう。真実を貫き通したいトンイは、かつて自分に目をかけてくれた張氏と敵対するようになるが、さらに粛宗のトンイへの深い愛情が重なり、権力と嫉妬が絡む中で、張氏との戦いが繰り広げられていく。

■見どころ

『宮廷女官チャングムの誓い』のイビョンフン監督が手掛け、名君・ 英祖の母となったトンイの波瀾万丈の生涯を描いた不朽の名作史劇『トンイ』。日本でも「本作で韓国時代劇にハマった!」という視聴者も非常に多く、絶大な人気を誇る一作です。

本作は、最下層出身でありながら、朝鮮王朝第19代王・粛宗の側室となり、後の第21代王・英祖(イ・サンの祖父)の生母にまでのし上がったトンイの波乱万丈の一代記。女同士のドロドロの闘いや過酷な境遇に陥りながらも、まっすぐな思いで運命を切り開くトンイに心打たれること間違いなしです。

そのドラマチックな人生に心掴まれ、見始めたら止まらない!長編ですが、夢中で駆け抜けてしまう一作です。

『私の国』

出典:PR TIMES

■あらすじ

高麗末期の1388年。病気の妹を支えながら暮らす貧しいフィ(ヤン・セジョン)、父は高官だが奴婢の母を持つ庶子という理由で差別されてきたソノ(ウ・ドファン)。切磋琢磨しながら武芸の腕を磨いてきた親友の2人は、役人に追われていたヒジェ(ソリョン)を救う。ヒジェは、フィが命の恩人である武将ソ・ゴムの息子だと知り、急速に惹かれていく。 そんな中、フィとソノは武科の試験に挑み、首席合格を目指して対決。フィはソノを打ち負かすが、ソノの父ナム・ジョンが試験官を買収しており、合格したのはソノだった。ソノは父からフィを殺せと命じられ、やむなくフィを遼東征伐軍の先発隊として戦地に送り込む。3か月後、フィは地獄のような戦場で功績を挙げ、周囲から一目置かれる存在となっていた。ところが司令官のイ・ソンゲは、禑王の遼東征伐が不当だったと証明すべく、先発隊の始末を決意。刺殺隊として遼東に向かったソノは、フィと運命的な再会を果たす。1392年、イ・ソンゲが新たな国、朝鮮の王に君臨。フィは、イ・ソンゲの五男イ・バンウォン(チャン・ヒョク)を殺せというソノの命令に逆らえず、バンウォンの弱点を探り始めるが…。

ウ・ドファン、ヤン・セジョンといった今アツイ若手実力派俳優に加え、ベテラン俳優チャン・ヒョクが圧倒的存在感を示した本作品は、近年ロマンス史劇が多い中一際目立つ、重厚感ある本格派史劇です。

本作が斬新なのは、『六龍が飛ぶ』の時代背景となっている高麗時代末期から朝鮮建国の初期という激動の時代を、王族や重臣といった歴史の中心人物ではなく、3人の若者たちから歴史を見つめていること。それぞれの信念のため、新たな“私の国”建国を目指す姿と、ロマンスより熱いブロマンスに心打たれること間違いなしです!

本国でも「史劇の新たな境地を開いた名作」と高く評価されている一作です。

『緑豆の花』

出典:PR TIMES

■あらすじ

19世紀末の朝鮮。汚職役人の長男ペク・イガン(チョ・ジョンソク)は庶子として蔑まれ、父親の汚れ仕事を手伝ってきた。一方、腹違いの弟で嫡子のイヒョン(ユン・シユン)は、父親の期待を一身に背負い、日本留学を終えて科挙受験の準備中であった。ある日、日易商人のソン・ジャイン(ハン・イェリ)は商売のためにイガンたちの村を訪れる。役人に取り入ろうとする彼女だが、そこで民ばかりが苦しむ腐敗した政治を目の当たりにする。 そんな中、チョン・ボンジュン(チェ・ムソン)ら東学教徒が結成した反乱軍により、民乱が勃発。ペク家は落ちぶれ、イヒョンは討伐隊の兵士に、イガンはボンジュンとの出会いを通じて反乱軍の義兵となり…。

■見どころ

『賢い医師生活』のチョ・ジョンソクと『不滅の恋人』ユン・シユンが豪華共演を果たした本作。敵となった兄弟の熱い絆と哀しい運命を描き、韓国視聴者の中でも「声を上げて泣いた」という声も挙がっている、号泣必至の史劇です。

歴史大作『六龍が飛ぶ』の監督×『鄭道傳 〈チョン・ドジョン〉』の脚本家、名史劇を誕生させてきた最強布陣がタッグ!東学農民革命(甲午農民戦争)の歴史の中で、農民軍と討伐隊として戦わなければならなかった兄弟の数奇な運命に、涙が止まりません…。

王族や王室中心の政治、ロマンスドラマではなく、混沌とした時代の中で懸命に生きる民衆の姿を描いた必見の作品です。

『ホジュン~伝説の心医~』

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■あらすじ

軍官の父に憧れて育ったジュンは聡明な少年だったが、やがて側室の母から生まれた庶子の自分が望み通りに生きるのは難しいと悟る。成長後、自暴自棄な生活をするジュンは密貿易に手を出して捕まり、父の配慮で遥か南の地・山陰(サヌム)へと逃げることに。 同じ頃、ジュンは、父が謀反の疑いをかけられて追われた両班の娘ダヒと運命的な出会いをしていた。ダヒと生きる決心をして共に旅立つが、途中彼女の身分回復を知らされ、身分違いの結婚はできないと彼女を置いて母と二人山陰にやってくる。そこで名医ユ・ウィテを知り、彼に弟子入りを志願。ウィテの息子ドジは、ウィテに目をかけられ腕を上げていくジュンを疎ましく思う。ウィテはドジに「心医」になってほしいと願うが、ドジは内医院に入って御医になるという出世欲を抱いていた。 間もなく山陰まで追ってきたダヒと再会し結婚したジュンは、妻や母に支えられながら「心医」を目指して邁進していく。

■見どころ

韓流時代劇ブームの先駆けとなった『ホジュン~宮廷医官への道』から14年。伝説の名作の魂を受け継ぎ、新たな解釈で描き出したリメイク作!

朝鮮王朝時代、妾の子からの主治医に上り詰め、世界遺産[東医宝鑑]を編纂した実在した名医ホ・ジュンの、波瀾万丈の生涯を描いた本作。 苦境の中でも己の信じた道を突き進み、やがて王を診る御医へと出世する主人公の姿や、多彩な登場人物たちの人間ドラマに胸が熱くなること間違いなし!
ナムグン・ミンやパク・ウンビンなど今超ホットな俳優たちが出演しているのも要チェックです!

『オクニョ 運命の女』

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■あらすじ

16世紀半ばの朝鮮王朝時代。刺客に襲われた妊婦が監獄 “典獄署チョノクソ”に逃げ込み、女児を出産後に命を落とす。オクニョと名付けられ、典獄署で育てられた少女には天賦の才能があった。囚人たちから教わる法や易経などの知識や明の言葉を次々と身に着けていくのだ。貪欲に学ぶオクニョの心には母について真実を知りたいという強い思いがあった。 成長したオクニョは母の死の謎を追う中で、国を揺るがす陰謀に巻き込まれていく。 強大な権力に立ち向かうオクニョ。2人の男性との出会いがオクニョの運命を大きく変えることになる!

■見どころ

『宮廷女官チャングムの誓い』のイ・ビョンフン監督作品が手がけた本作は、脱獄で生まれ育った女性の不屈のサクセスストーリー。

「時代劇クイーン」の異名を持つチン・セヨンが元気で聡明なオクニョを熱演!天賦の才能がある主人公が、生まれや逆境に負けずに自分で運命を切り開いていく姿に思わず応援したくなるはず!これまで知られることのなかった、朝鮮時代の監獄や弁護士制度を描いた作品なのも新鮮なポイントです。

にいざとなるとオクニョを助けてくれる、ツンデレテウォンとのロマンスも見どころです。

『逆賊-民の英雄ホン・ギルドン』

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■あらすじ

朝鮮第九代王・成宗の時代。奴婢アモゲの子として生まれたギルドンには、ある特殊な力が備わっていた。 それが不吉な運命を招くと考える父は、息子を守るために奴婢の身分から脱出しようとするが…。そんな中、娘を出産後に亡くなった妻の無念を晴らすべく仇討ちを決意したアモゲ。だが、彼が主人を殺めたところをギルドンが目撃してしまう。 12年後、全国を旅する行商人となったギルドンは、妓生のコンファこと後のノクスとその付き人ガリョンと運命の出会いを果たす。間もなく朝廷では第十代王・燕山君が即位。やがてギルドンと燕山君は因縁の宿敵として遭遇することに…。

■見どころ

本作は、稀代の暴君として知られる第十代国王・燕山君(ヨンサングン)に敢然と立ち向かい、政権崩壊へと導いた実在の英雄ホン・ギルドンの生涯を描き、人気を博した本格派史劇です。

奴婢という貧しい身分から、歴史史上最も愛される英雄となるまでのホン・ギルドンの生涯は、スカッと痛快であるとともに、胸が熱くなるはず…!

「深い余韻が残る本物の人生ドラマ」との声が非常に多く、本国でも絶賛の声が絶えない人気ドラマです。

『チュノ~推奴~』

出典:PR TIMES

■あらすじ

時は1648年。王が太子を毒殺したといううわさで民が動揺している中、左議政イ・ギョンシクが勢力を伸ばし、反対派を粛清するなどの事件が起きる。その頃、 朝鮮最高の奴隷ハンターであり、冷徹でお金をもらえばなんでもするという、あくどい人物として名をしらしめるテギル(チャン・ヒョク)はある女性の行方を探していた。

■見どころ

本作は、奴婢に転落した元朝鮮最強の武将と、初恋の女性を探すため奴婢を追う推奴、そして二人を愛した女奴婢3人が繰り広げるアクション時代劇。瞬間最高視聴率41.9%&平均視聴率32%という驚異の視聴率を叩き出した作品です。

本作は、宮中の人々ではなく、身分制度に苦しむ下層階級奴婢という身分と逃げた奴婢を追う推奴に焦点を当てた斬新な時代劇。チャン・ヒョクの鍛え上げられた筋肉美で魅せる迫力あるアクションはもちろん、切ないロマンス、胸熱な友情に涙が止まらない…!

韓国で名作史劇と言えば必ず名前が挙がる作品で、「歴代最高の名作」と、今なお視聴者の記憶に刻まれている人気作品です。

『朱蒙(チュモン)』

出典:PR TIMES

■あらすじ

紀元前108年、漢の侵略により古朝鮮国が滅亡する。国を失った流民たちを率いて漢に抵抗する民族の英雄ヘモス(解慕漱)は漢軍との闘いで重傷を負い、河伯(ハベク)族の娘ユファ(柳花)に救われる。やがてふたりは恋に落ち、ユファはヘモスの子を身ごもるが、それを知る間もなくヘモスは漢軍の矢に倒れてしまう。 愛する人を失った悲しみの中、ユファはヘモスの親友で扶余(プヨ)の太子クムワ(金蛙)に保護されて男児を出産し、チュモン(朱蒙)と名付ける。心ひそかにユファを思うクムワは彼女を側室に迎え、友の忘れ形見チュモンにあきれながら、ソソノはなぜか彼のことが心に残る。 その後、兄たちの策略でついに宮中を追放されてしまったチュモンは、実父ヘモスであるとも知らず偶然出会った盲目の男性から武芸を学び、強く生まれ変わっていく。

■見どころ

韓国で最高視聴率52.67%という驚異の視聴率を記録し、韓国歴代トップとなる35週間連続視聴率1位記録した大ヒット時代劇。「他の作品とは一線を画した史劇」とも言われ、韓国の歴史ドラママニア達に愛され続ける一作です。

主軸となるのは、情けない“ダメ王子”だったチュモンが真のヒーローに生まれ変わっていく成長物語。ダメっぷりに母性本能をくすぐられるかと思えば、男らしく凛々しい姿にどっぷりハマってしまうこと間違いなし!恋愛、友情、親子愛という深い人間ドラマに加え、欲望や陰謀、駆け引きといったドロドロ展開からも目が離せません。

日本では男性からも人気を博し、それまで女性がハマると言われていた、韓流ドラマの概念を覆した歴史的ドラマです。

『帝王の娘スベクヒャン』

■あらすじ

時は6世紀の百済(ペクチェ)、第24代王 東城(トンソン)王の治世末期。加林(カリム)城の城主 ペク・カの娘チェファは、王の従兄にあたるユンの子を身ごもっていた。そんなある日、戦地から帰ったユンはもし子供が出来、娘だったら百済を守る花という意味の“スベクヒャン”と名付けようとチェファに話す。 そんな中、ユンの側近ヘ・ネスクから“ユンも東城王の死を望んでいる”とそそのかされ、東城王の暗殺を実行する。ペク・カの屋敷が炎に包まれ、父の側を離れようとしないチェファを家来が助け伽耶(カヤ)へ逃げると、女の子を出産し、その子にユンと約束した“スベクヒャン”ではなくソルランと名付ける。 時が立ち、チェファとクチョンの間に生まれたソルヒは、異父姉ソルランが武寧王の娘だと知って彼女に成り済ますことを考える。自分の身分を知らないソルランは、祖国を守る諜報団ピムンの一員となるが…。

■見どころ

本作は、三国時代を舞台に、第25代武寧王の娘として実在した人物をモチーフにした一作で、
『チャングムの誓い』や、『トンイ』など数々の名作史劇を誕生させてきた韓国放送局MBCの史劇の中でも、名作と呼び声高い作品です。

帝王の娘である”スベクヒャン”の座をめぐり異父姉妹の運命が交錯していくという、緊張感あふれるドロドロ展開の一方で、身分違いの恋、姉妹の絆、家族愛に涙が溢れてしまう場面も…。時代に翻弄されながらも、次第に権力を掌握していくスベクヒャンの波乱の人生に感情移入せずにはいられません。

長編ですが、巧みな脚本で最後まで目が離せない!見応え半端ない一作です。

『馬医』

出典:PR TIMES

■あらすじ

17世紀・朝鮮王朝時代-。共に医学の道を志し、身分を超えた友情で結ばれた三人の若者、カン・ドジュン(チョン・ノミン)、イ・ミョンファン(ソン・チャンミン)、チャン・インジュ(ユソン)は互いに腕を磨き夢に向かって歩んでいた。 しかし、ある時朝廷内の陰謀による昭顕世子暗殺事件に巻き込まれ、その友情は悲しくも崩れてしまう。イ・ミョンファンの裏切りからカン・ドジュンは世子暗殺の罪をかぶせられ処刑に…。 その後、罪人カン・ドジュンの息子として生まれたクァンヒョン(チョ・スンウ/少年時代:アン・ドギュン)。 即刻、処刑されそうになるが、女児なら処刑を免れるため、カン・ドジュンを慕う奴婢(ぬひ)ぺク・ソック(パク・ヒョッコン)が自分の娘チニョン(イ・ヨウォン/少女時代:ノ・ジョンイ)とすりかえる。一命を取り留めたクァンヒョンは、奴婢として牧場で育てられ、やがて腕利きの馬医へと成長をしていく…。

■見どころ

ミュージカル界のトップスターであり、サスペンスの名作『秘密の森』など卓越した演技力でドラマ界でも一目置かれる、チョ・スンウのドラマ初主演作。馬の医者から王の主治医までになった実在する人物、ペク・クァンヒョンの波乱に満ちた人生を描いた名作です。

奴婢として牧場で育てられ、やがて腕利きの馬医になるまで、困難にぶつかりながらも全力で乗り越えていく男のサクセススト-リーは、感動と興奮の連続!、医女ジニョンを巡る三角関係や、歴史に残るミステリー「昭顕世子(ソヒョンセジャ)暗殺事件」も絡めたハラハラの展開から目が離せない!

全力で治療に取り組むクァンヒョンの情熱に胸が熱くなる力作です!

『ヘチ 王座への道』

出典:PR TIMES

■あらすじ

18世紀初頭の朝鮮王朝。第19代王・粛宗[スクチョン](キム・ガプス)の次男イ・グム(チョン・イル)は、母の身分が低かったために蔑まれ、自らも政治の世界には関わらぬように生きてきた。 そんな中、王位継承者である世子[セジャ]のイ・ユン(ハン・スヒョン)は、病弱で世継ぎを望めないと判明。朝廷最大派閥の老論[ノロン]派たちは、陰で悪行の限りを尽くす王子イ・タン(チョン・ムンソン)を代わりに継承者にしようと動き出す。イ・グムは民のための世を実現させるため、そして正義を守るために、役人の不正を裁く機関・司憲府[サホンブ]のヨジ(コ・アラ)や、司憲府を志す青年パク・ムンス(クォン・ユル)らと共に改革へと立ち上がる!

■見どころ

名作時代劇『イ・サン』や『トンイ』を手がけた脚本家と、大ヒット史劇『イルジメ』の監督が贈る、 本格派の歴史超大作!除隊後復帰作となったチョン・イルが、トンイの息子であり、イ・ サンの祖父となる21代王英祖を熱演!

人知れぬ愛の行方や熱き友情、王座へと上り詰めていく痛快な快進撃、ひと時も目が離せない胸アツ展開に釘づけになってしまう、史劇マニアは要チェックの一作。グム(後の21代王英祖)と『花郎<ファラン>』でヒロインを務めた女優コ・アラ演じるヨジとの恋の行方にも注目です。

ロマンス派も本格派も夢中になること間違いなしです!

『シュルプ』

■あらすじ

トラブルメーカーの息子たちと、王座を狙うライバルの策略。さまざまな問題に振り回されながら、未来の朝鮮王を育て上げるために日々奮闘する王妃の姿を描く。

■見どころ

『シグナル』、『未成年裁判』などで圧巻の演技力を見せてきたキム・ヘスが、『妖婦 張禧嬪』、映画『観相師』ぶりに宮廷時代劇ドラマにカムバックを果たした本作。

本作は、朝鮮時代の王子たちが受けた上位1%の英才教育法を描いたブラックコメディ史劇で、キム・ヘス演じる王妃ファリョンが、トラブルメーカーの4人の王子のために熾烈な王室教育戦争に飛び込んで奮闘していく物語です。

圧巻の映像美と、今の時代にも通じる、子を護ろうとする「母の愛」に、序盤からグッと引き込まれる一作です。

■執筆/韓国エンタメライターNanaさん…韓国ドラマをこよなく愛する韓国エンタメライター。WEB媒体を中心に、ラジオ、雑誌等で韓ドラ愛を叫ぶ記事を執筆中。最新の人気作からマニアックで隠れた名作、K-POPまで幅広く紹介。Twitter

 
 

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