【韓国ドラマ】イ・ジュノ(2PM)ドラマ初出演作『記憶~愛する人へ~』アルツハイマーを宣告された敏腕弁護士と周囲の人々の愛を描いた感動作!

【韓国ドラマ】イ・ジュノ(2PM)ドラマ初出演作『記憶~愛する人へ~』アルツハイマーを宣告された敏腕弁護士と周囲の人々の愛を描いた感動作!

2024/09/05

高い演技力を誇り俳優としても活躍しているアイドルを「演技ドル」と言いますが、そんな演技ドルの中で忘れてはいけない存在がイ・ジュノです。
JYPエンターテイメント所属の男性グループ2PMとしてデビューし、世界的な人気を誇るアイドルに!そして現在では数々のドラマや映画で主演をこなし、ヒット作を生み出す名俳優となっています。

本日はそんなイ・ジュノのカメオ出演を除いた本格的なドラマデビュー作『記憶~愛する人へ~』について、韓ドラマニアで韓国ドラマライターのJUMIJUMIさんに徹底解説してもらいましょう!

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韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間50作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極...

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あらすじ:悲しい過去を抱える弁護士が、ある日突然アルツハイマーと宣告され…。

出典:Amazon

韓国の大手弁護士事務所テソンに所属するパク・テソク(イ・ソンミン)は、財政界の大物からも信頼を寄せられ華々しく活躍する敏腕弁護士。
しかし新しくテソクのアソシエイト弁護士になったチョン・ジン(イ・ジュノ)は、勝訴のためならどんな手段も厭わないテソクのやり方に幻滅し、早々に辞職願を出そうと考えます。

それに反して長年テソクの担当事務員を務めているボン・ソナ(ユン・ソヒ)は、テソクのことを心から信頼していました。その理由は何なのか…気になり始めるジン。
実はテソクには、幼い息子ドンウをひき逃げ事件で亡くした過去がありました。その後、妻ウンソン(パク・ジニ)とは離婚。間もなく時効の15年を迎えようとしていますが犯人はまだ捕まっていません。

テソクは再婚し新たな家庭を築いていましたが、妻ヨンジュ(キム・ジス)は仕事ばかりで家庭を顧みないテソクに寂しさを感じていました。
そんなある日、車の接触事故を起こし念の為検査を受けたテソクに、初期のアルツハイマーであるという結果が告げられます…。

見どころ:記憶が失われる中、最後の戦いに挑むテソクとそれを支える人々の愛に涙が止まらない!

見どころ1:アルツハイマーという病の恐ろしさ、それを支える周囲の深い愛。

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ある日、酒を飲み家路についたテソク。しかし辿り着いたのは前妻ウンソンと亡き息子ドンウと暮らしていた家でした。離婚以来近付くこともなかったのに。酒に酔いすぎたせいだと思っていましたが…。

財布や携帯を置き忘れたり、鞄と間違えて違うものを持っていたり、最初は「うっかり」で済んでいました。
しかしアルツハイマーの病魔は着実にテソクの脳を蝕んでいき、次第に悪夢にうなされることも増え、駐車場に停めた自分の車を見つけられなくなったり、道に迷ってしまうことも。

アルツハイマーが進行していく過程はまるで大きな闇に飲み込まれていくようで、混乱していくテソクの姿からは計り知れない不安と恐怖が伝わってきます。


アルツハイマーであることが公になれば、生き甲斐である弁護士の仕事も続けられなくなります。
テソクは病を隠しこれまでの生活を続けますが、行動を共にするジンやテソクのスケジュールを管理するソナ、そして妻ヨンジュや家族はその変化に気付き始め…。

テソクを支えようと奮闘するジンやソナとの信頼関係、テソクを包み込む家族の深い愛。
涙なしには観られない、心が震えるような感動が描かれていきます。

見どころ2:消えゆく記憶、限られた時間の中で、テソクは何を成し遂げるのか?

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忙しさから家族との時間を持てずにいたテソクは、子供たちとの約束も破ってばかり。妻ヨンジュはテソクの財布に入っていた前妻ウンソンとドンウの写真を見てしまい、寂しさと不安を募らせていました。

中学生になった息子ジョンウ(ナム・ダルム)も近頃様子がおかしく、ヨンジュはそのことをゆっくり相談したいのに、テソクにそんな時間はありません。
思春期だからだと思われていたジョンウの態度の異変…そこには大きな問題が隠れていました。

そして犯人が捕まらないまま時効を迎えようとしているドンウひき逃げ事件も、ここに来て進展が。
事件現場に花束がたむけられていた事がきっかけで、この事件の裏に予想もしていなかった人物が関わっていることが明らかになり…。


着実に進行する病魔に蝕まれ消えてゆく記憶。自分に残された時間を意識し始めるテソクを追い込むように、様々な問題が襲いかかります。
しかしアルツハイマーになったからこそ大切なものに気付いたテソクは、弁護士として、父親として、夫として、最後に成し遂げるべき問題に全力で挑みます!

見どころ3:ジン&ソナの恋模様でほっこりひと休み!

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アルツハイマーやひき逃げ事件といった少し重めな要素が多い中で、ほっとひと休みできるポイントがジンとソナの恋模様です!

テソクの部下として配属されたジンは、テソクの脅迫とも言える強引なやり方に軽蔑し、早々に辞職願を書いた上、同僚とテソクの陰口を叩いていました。
長年テソクの担当事務員を務め、テソクを心から尊敬しているソナは、そんなジンを見て嫌悪感を大爆発!第一印象は最悪です。

しかしジンもテソクの人柄を知るうちに、ソナがテソクを尊敬する理由を理解していきます。そしてテソクの過去やアルツハイマーを知った2人は、協力しながら全力でテソクを支えていくことを決意するのです!

最悪な出会いから徐々に近付いていく2人!「社内恋愛はしない」と断言しているソナを、ジンは口説き落とすことができるのでしょうか?
ドキドキキュンキュンな2人の恋模様にもぜひご注目を!

筆者の感想:ベテラン俳優イ・ソンミンとの共演でも引けを取らないイ・ジュノの演技は圧巻!

ベテラン俳優イ・ソンミンとの共演でも引けを取らないイ・ジュノの演技は圧巻!
出典:PR TIMES

テソクを演じたイ・ソンミンは数々の映画・ドラマで主演を務め、韓国演技界に欠かせない存在となっている個性派ベテラン俳優です。
そんなイ・ソンミンとの共演で、さらに本格的なドラマ出演は本作が初めてだというのに、イ・ジュノは堂々とした見事な演技を見せています。

最初は軽蔑の眼差しから始まり、徐々に芽生えていくテソクへの尊敬。テソクもジンを信じて仕事を任せたり、病が進行したテソクをジンが子供を思うように心配したり、冗談を言ってふざけ合ったり…。
単なる上司と部下を超えて信頼を深めていく2人のシーンでは、ブロマンスを見ているように癒されました。そこにベテラン俳優とドラマ初出演俳優という差は一切感じませんでした。

そして信頼関係があるからこそできるジンのイタズラな笑顔や行動が、賢く甘え上手なジンの人柄をより魅力的に見せています。
筆者はそこにイ・ジュノの俳優としてのセンスの良さと、アイドル経験から生まれる良い意味でのあざとさを感じました!


あなたは忙しさを理由に大切なことを後回しにしていないでしょうか?
ふと立ち止まり、自分の周りにいる人々との時間を大切に過ごしたいと思わせてくれる、愛に溢れた温かい作品です。

本作は日本でもリメイクされ、日本版にはイ・ソンミンとイ・ジュノがカメオ出演しています。ぜひ合わせてチェックしてみてください!

■執筆/JUMIJUMIさん…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明するだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。インスタグラムはjumistyle99。

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