第32話「毒親姉妹~愛サレた私と壊シタ従姉妹~」

【漫画】最終話「毒親姉妹~愛サレた私と壊シタ従姉妹~」亜弓と翔太がだした結論とは…?亜弓の決意

2024/01/15

Instagramで人気のコミックエッセイ「毒親姉妹~愛サレた私と壊シタ従姉妹~」の最終話。付き合って3年になる彼氏の翔太からプロポーズされ、結婚式の準備を進める亜弓(28歳)。ひとりで参加したブライダルフェアで、ウェディングプランナーとして働く従姉妹の園子に再会しました。

亜弓の母と園子の母は折り合いが悪く、亜弓と園子もいつの間にか疎遠となっていましたが、久々に会ったふたりは意気投合。園子の勤めるホテルで結婚式を行い、プランナーも園子にお願いすることになりました。

しかし、身の丈にあう結婚式をと考える亜弓ですが、過干渉な亜弓の母と親戚たちと意見が合わず振り回され、準備が思うように進みません。ストレスで胃が痛くなり薬が手放せない状況にも関わらず、翔太は協力的でなく…。そんなか亜弓と翔太は結婚式の試食会に参加し、そこで園子に翔太を紹介しますが、ふたりの様子がおかしいのが気になります。

試食会後も結婚式の準備に追われる亜弓は、翔太に大変さを伝えるものの冷たくあしらわれ口論に。さらに翔太が突然「結婚式をやめたい」、「プランナーを変更したい」と言い出し喧嘩別れに。一時は結婚式を行うことが危ぶまれましが、自分の親も結婚式を楽しみにしていると知った翔太は、結婚式を行うことを決断します。

準備はとんとん拍子に進み、予定通り結婚式の前日に亜弓と翔太は入籍し、それにあわせて引っ越しも終えました。ついに結婚式当日となりますが、母が勝手にウェディングドレスをド派手なものに変更したり、酒乱で有名な拓也おじさんや、翔太側の悪友など招かれざる客が現れ乱痴気騒ぎに。さらには、翔太の不倫を暴露したムービーが流れ、その不倫相手が園子だということが明らかになり、まさに地獄のような結婚式となったのです。

数日後、翔太と話し合う決心がついた亜弓は、引っ越したばかりの翔太との新居に戻ります。翔太は謝罪し、結婚の重圧から逃げるため、マッチングアプリで出会った園子と不倫したものの、園子が離婚したとわかったらブロックをして逃げ、不倫したことは隠しとおすつもりであったことを白状しました、そして、園子と別れた後に亜弓と従兄弟ということがわかり、園子から亜弓にばらすと脅されていたことも打ち明けました。

ふたりは、自分たちのこれからについては結論がでないものの、まずは結婚式を台無しにしたこと、園子に対しての後始末をどうつけるかを考ることにしました。そんなか、亜弓が数日ぶりに携帯の電源をオンにすると、200通という膨大な量のメッセージを亜弓の母が送ってきていたことに気づきます。おそるおそる開いてみると、そこには亜弓を心配する言葉はなく、慰謝料などお金の話ばかり…。亜弓は胃の痛みを抱えながら返信するものの、「全部お母さんのいうとおりにしなさい」と一蹴されます。思い返せば、昔から母親や親戚たちが口出しをしてきて、自分のことを自分で決められませんでした。思い悩む亜弓に「地方で暮らさないか?」と持ちかけ翔太。そして、亜弓の頭痛と胃痛は親や親戚の過干渉にあるのではと指摘します。そしてふたりは、結婚式でのこと、園子のこと、そして自分たちの気持ちに決着をつけるため、話し合いの場をセッティングしました。

結婚式以来、はじめて関係者が集まりました。まず、亜弓はここ数日一番気にかかっていた園子に問いかけましたが、園子はまったく悪びれる様子がありません。その態度に亜弓の母は激怒するも、園子の母・公子が園子に加担し罵り合いに。公子は、自分が離婚したことを親戚一同に馬鹿にされ続け、積年の恨みがあったようです。そして園子も子どものころから親戚に亜弓と比べられ貶められていました。その恨みが自分に向かっていたと知った亜弓は愕然としました。

翔太のことを「初めて現れた王子様」とまで思って離婚までした園子でしたが、あっけなく捨てられました。そのころ亜弓の婚約者として紹介されたのが、自分を捨てた翔太だったのだそう。結婚式をぶち壊したのは、自分から逃げた翔太だけでなく、長年恨んでいた亜弓にも復讐するためだったのです。

園子の母・公子は、亜弓に翔太と別れるよう執拗に迫り、翔太に園子に手をだした責任をとって、園子と結婚するように要求します。冷静に考えをめぐらせる亜弓は、園子をここまで歪ませた原因は、親や自分に過干渉であった親戚たちであることに気づきました。そして、亜弓はみんなの前で「今は離婚しない」と宣言します。そして、これまで自分の道を自分で決められる園子を羨ましく思っていたこと。自分は親や親戚たちのお人形だったという思いを打ち明けました。そして親戚と母・紘子に「これ以上私の人生に口を出さないでほしい」と、決別宣言をしたのです。

さらに亜弓は園子に対して、「自分のことを棚に上げて被害者ぶるのはおかしい」とはっきりと言いますが園子は逆切れ。そこに、園子の元夫・都根が現れ、園子が翔太と不倫する前から夫婦関係が破綻していたと主張し、園子の言い分と真っ向から対立しました。亜弓は、園子が結婚式をぶち壊したのは、翔太と自分への逆恨みであることを訴えますが、園子は堂々めぐりの主張を繰り返すばかり。そんな園子に、翔太は園子をここまで追い詰めたのは自分に責任があるので…と不倫したことの全責任を自分が負うと伝えます。

そして、翔太は親や親戚たちの前で亜弓に償う機会をほしいと懇願。亜弓はまだ信じきれないものの頷きます。納得いかない母・紘子や親戚たちは「もっといい男と出会える」「慰謝料をぶんどれ」「園子は顔だけでなく心もブスだ」と、相変わらず好き勝手に口をだしてきて…。そんな彼らに、亜弓は「自分の人生に責任をもっていきていくから、口をださないで」と毅然とした態度で物を申し、親同士が仲が悪いからといって、自分と園子を巻き込まないように釘を刺し、再度の決別宣言をしたのです。

それでも納得がいかない様子の、母・紘子と親戚たちに、翔太は、亜弓が親や親戚からのストレスが原因で心療内科に通っていることを明かしますが、亜弓の母は「私たちは亜弓のことを心配してるだけ」と激怒します。しかし翔太は「私自身も亜弓が心配だが、彼女意見を無視してまで自分の思いどおりにしたいとは思わない」と異論を唱え、亜弓の盾になろうとしました。

さらに翔太は園子の母・公子にも「園子についてどう思っているのか」と問いますが、「興味なんてないわ」という冷たい答えが返ってきました。園子は以前、翔太に「自分は育児放棄されていた」と話したことがあったそう。過干渉の亜弓の母・紘子とは真逆で、園子の母・公子は園子に何も期待せず育てたと言います。

「彼女たちの人生を歪めたのはあなたたちだ!」という翔太の言及に、納得のいかない様子の亜弓の母・紘子と亜弓と園子の母・公子。その言葉に対し、園子の母は反論し、亜弓の母・紘子は押し黙るだけでした。その様子を見て、自分の育ってきた環境が異常であることを再認識し、これ以上親や親戚たちと話し合ってもムダだと悟った亜弓は、その場から立ち去ろうとします。

すると、今まで沈黙を貫いてきた翔太の父が口を開きます。「子どもたちの人生をなんだと思っているのか」と怒りを露わにし、「われわれもあなたがたと付き合いを遠慮したい」と亜弓の母と親戚たちに、絶縁宣言をし、「亜弓さんに連絡をしないように」と亜弓の母に釘を刺しました。

亜弓は園子に「ある意味ありがとう」と優しい言葉をかけますが、園子は話し合いが終わってもと怒りがおさまらない様子で「嘘つき!偽善者!」と感情をむき出しにします。それに対して亜弓は、「一生許さないし、恨むけれど、だからこそ謝罪も慰謝料も求めない」と淡々と自分の考えを告げ、園子は屈辱を感じます。母に絶縁状を渡し、園子と親戚たちに別れを告げる亜弓。亜弓と翔太が去った部屋には園子の絶叫だけが響きわたりました。

話し合いから数日…。披露宴を行ったホテル側から謝罪があり、被害の確認や金銭的など翔太が話し合い、交渉や手続きを行いました。亜弓はあの醜態ををみ見られた後も働き続けるのは無理だと思い退職をすることに。翔太は園子の元夫・都根と連絡を取る中で、園子が音信不通であることを知りました。めまぐるしい日々ではありますが、亜弓と翔太は前に進み始めました。

あいか(シナリオ担当)とサル山(漫画担当)の二人組の漫画ユニット。【ブログ】あいか&サル山のサレ妻漫画禄...

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登場人物

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毒親姉妹 最終話

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地方に引っ越して新天地での生活を始めた亜弓と翔太。親や親戚に居場所を特定されないように手続きをし、ようやく静かな暮らしができるようになりました。そんなある日、翔太が亜弓に慰謝料額が空白の誓約書を渡しました。

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慰謝料の欄を空白にしたままサインをする亜弓。翔太はもし自分がまた何か過ち犯したら、自分の親は亜弓の味方をすると話します。そして、契約書の保証人の欄には、翔太の両親が名を連ねていました。

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翔太は改めて「これからもずっといっしょにいてほしい」亜弓に伝えました。
あのできごとから少し時間が経ち、再び笑い合えるようになったふたりですが、亜弓の心の中は…?

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軽々しく金額を決めることはできないと、契約書の慰謝料の欄は空白のままにする亜弓。それだけ大変なことをした翔太ですが、それを挽回するだけのことをしてくれた翔太を信じたい。そして、誓約書が必要なくなるぐらい信じることができる日がくればと願う亜弓でした。

その後、亜弓と翔太は付き合っていた頃よりもお互いの状況や考え方を共有できるようになり、心の底から笑ってすごせる日が増えるように。悪夢の披露宴を忘れることはできないですが、失敗しても裏切られても「私は私で、これからを生きていく」と、自分の人生を生きる決意した亜弓を応援したいですね。

 
 

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