夏休みの宿題に取り組む子ども!「なんて注意すればいいのか困っている」という親の問いかけに「間違いではない」の声

2023/09/21

固定概念にとらわれない子どもの発想には新しい発見がある。着太郎さん(@192study)の小学1年生の息子さんが解いた夏休みの宿題の回答が、「間違いではない」と話題になりました。いったい、息子さんはどんな問題に何と回答しているのでしょうか。

大人が納得させられた小1の回答

「夏休みの宿題、息子の回答が味わい深すぎて、なんて注意すればいいのか困っている」というコメントが添えられた今回の投稿。そこには王冠をつけて、ひげを生やした人の絵の下に、「おじさま」という文字が書かれていました。

模範解答には載っていなさそうだけれど、間違いともいえないこの回答。採点できないまま残ってしまった写真に、着太郎さんの迷いが伺えます。

果たして、このあと着太郎さんは息子さんになんて説明したのでしょうか。お話を伺います。

夏休みの宿題は「積極的に取り組んでいた」

初めての夏休みの宿題は、どんな様子で取り組んでいましたか。

「積極的に取り組んで、紙で配付されたドリルの宿題は初日に、ノートパソコンに配信される宿題は配信日にすべて終わらせていました。ただ、夏休みが始まるころに体調をくずしていたこともあり、自由研究や工作などがなかなか終わらずに苦戦している様子でした」

そんな積極的に取り組んだ宿題のなかに、今回の問題があったのですね。

なぜ「おじさま」という回答に?

息子さんは、なぜ「おじさま」と回答したのでしょうか。

「『とても丁寧』『育ちがいい』などと褒めてくださる人もいましたが、実際のところは『おうさま』が出てこず、『おうじさま』のつもりが文字数が合わなくて、『おじさま』になったのではないかと思っています」

息子さんは、「king」ではなく「prince」をイメージしていたのですね。

SNSの反応には学ぶことも!

この投稿に関するSNSの反応には、どんなことを思いましたか。

「『正解』『当たらずとも遠からず』などのコメントが散見され、おおむね面白おかしく受け取っていただいたのかなと思います。ほかには『褒めるべき』『修正しないでほしい』などの積極的に評価した方がいいという声もあり、子どもの性格にあわせてユーモアや機転を評価していくのも大事だと思いました」

多くの大人が納得させられた点は、フォロワーのみなさんも評価していたのでしょうね。

子どもの性格にあわせて意思を伝えた!

最終的に、息子さんにはなんてお話したのでしょうか。

「息子は根が真面目なタイプなので、『それだと面白い先生以外は丸をくれないから、もう少し考えてみたら』と、それとなく正解ではない旨を伝えました。また、王様が出てくるような絵本をあまり読み聞かせしていなかったこともあり、もう少し物語性のある童話などもふれさせてあげる必要があるかなと思いました」

求められているであろう答えに気づかせるのは、簡単なことじゃないですね。

小学校で多様性を学んでほしい

息子さんに小学校生活で大切にしてほしいことはありますか。

「自分やまわりのお友達の得手不得手をよく理解し、いろんな子と遊んで、他人と協力する機会を多くもってほしいと思っています。人それぞれに背景や価値観、もっている能力が違うことを理解してくれるように期待しています」

素敵な願いですね。

今回の投稿は多くの大人に問題を投げかけてくれました。子どもの自由な発想には、固定概念を変える大きな力が秘められているようです。

取材協力:着太郎さん(@192study)

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