自宅や外で活躍する「ポータブル冷蔵庫」。アウトドアはもちろん、災害などの非常事態にも活躍するアイテムです。さまざまな商品が販売されていますが「どれくらい収納できるの?」「電気代が不安」など、心配する人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ポータブル冷蔵庫20点をランキング形式でご紹介します。ポータブル冷蔵庫の選び方も解説しますので、ぜひ購入の参考にしてください。

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ポータブル冷蔵庫とは?
ポータブル冷蔵庫とは、持ち運びができる小型の冷蔵庫です。いろいろな場面で活躍しますが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここからはポータブル冷蔵庫の特徴を解説していきます。
ポータブル冷蔵庫とは?どんな時に使うの?
ポータブル冷蔵庫は、家庭用の冷蔵庫と同じように食材や飲み物を冷やす機能がある小型の冷蔵庫のことです。
家庭用の冷蔵庫とちがい、持ち運びができるコンパクトサイズなので外でも使用できるのが特徴。コンセントから電源を得られるだけでなく、バッテリーや車のシガーソケットからも確保できるので、キャンプや釣りなどのアウトドア活動、車中泊などのレジャーでも長時間食材や飲み物の冷却・冷凍が可能です。
ほかにも、自宅の2台目の冷蔵庫や災害用の防災グッズなど、さまざまな場所やシーンで利用できる便利なアイテムです。
ポータブル冷蔵庫とクーラーボックスの違い
保冷するクーラーボックスと違い、ポータブル冷蔵庫は長期間冷却できることが最大のメリット。
クーラーボックスは最初から冷えているものを低温に保つことはできますが、一時的なため氷や保冷剤を入れても次第に中のものの温度は上がってしまいます。しかし、ポータブル冷蔵庫は電源さえ確保できれば長時間冷やし続けられるので、食材の鮮度もキープできるだけでなく、常温のものも冷やすことが可能なのです。
また、ポータブル冷蔵庫はタイプによって冷凍や保温ができるのも魅力のひとつ。そのため、価格帯はクーラーボックスと比べて高めになりますが、用途に合わせて自由に家の中や外出先、車の中などで活用できます。
ポータブル冷蔵庫の選び方6選
屋内外問わず使えるポータブル冷蔵庫ですが、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
ここからは、ポータブル冷蔵庫を選ぶポイントを6つご紹介します。使用場所や目的に合うかイメージしながら確認するようにしましょう。
選び方1:重さやサイズ
ポータブル冷蔵庫の重さやサイズは選ぶうえで重要なポイントです。キャンプなどのアウトドアや車中泊旅行で頻繁に持ち運びをする場合、体に負担のかからない重さにするとストレスがありません。
また、庫内に食材や飲み物を入れたときの重さや、使わないときにしまう場所のサイズも確認しましょう。「こんなに重くなるなんて」「収納場所に入らない」と、困らずに済むのでおすすめですよ。
選び方2:容量
ポータブル冷蔵庫の容量も、使用目的に応じて選びましょう。多人数で使うなら大容量モデルが必要ですし、少人数で使うなら小型モデルでも十分です。実際に、ペットボトルが何本入るかなども大切なチェックポイント。入れたいものをイメージして適した容量か確認しましょう。
ポータブル冷蔵庫はクーラーボックスと違い、見た目だけで判断すると思ったより容量が少なかった…という場合もあります。記載された容量を確認するとともに、持ち運びできる重さも考慮して選びましょう。
選び方3:保冷温度や温度調整機能
保冷温度や温度調整機能も重要なチェックポイント。庫内に入っているモノが「思ったより冷えない…」と、ならないよう確認しましょう。
また、冷凍や保温など細かく温度調整できるタイプなら、アイスなど温度にデリケートな食材や、温かい飲み物などの持ち運びも可能に。食材の品質を保つだけでなく電力消費や電気代が抑えられるので、活用の幅も広がります。
選び方4:冷却方法
いくつかの冷却方法があるポータブル冷蔵庫。それぞれの特徴を理解して、目的に合ったタイプを選びましょう
コンプレッサー式
外気温に関係なく冷却性能に優れ、スピーディーにしっかり冷却できるのが特徴。暑い季節や車中泊やキャンプなど長時間の使用に向いています。価格帯は高価な場合が多いですが、しっかり冷やしたい人におすすめです。
ペルチェ式
ペルチェ式はペルチェ素子を用いた方式で、静音性に優れているのが特徴。作動音や振動が少ないので、周囲への音が気になる人におすすめです。外気温に影響されやすく冷却性能が低いため、屋内や短時間の使用にも向いています。
アブソープションシステム
ガスを利用して冷却する方式のアブソープションシステムは、冷却中に振動や作動音が少ないのが特徴。冷却スピードはゆっくりですが、カセットガスで冷却できるので、停電や災害時にも使用できます。
選び方5:給電方法
AC電源・DC電源
コンセントから電源を供給するAC電源や車のシガーソケットから供給するDC電源は、充電切れの心配が少ないので、屋内や車内などで安定して使用できます。また、DC電源は電圧が12Vと24Vの2種類あるので、車のバッテリーにあったものを選びましょう。
バッテリー内蔵・カセットガス
キャンプや災害時など、電源が確保できない場合に使用したい場合は、バッテリー内蔵タイプやカセットガス対応のポータブル冷蔵庫がおすすめです。ただし、電源切れやガス切れの心配があるため、あらかじめ充電や予備のカセットガスを用意しておくといいでしょう。
選び方6:連続稼働時間
直接電源コードをつないで使うポータブル冷蔵庫なら問題ありませんが、バッテリー内蔵やカセットガスタイプは、連続稼働時間を必ずチェックしておきましょう。キャンプや災害時など長時間使う場合、連続使用時間は冷蔵庫の使用状況に大きく影響されるからです。
連続稼働時間の長いタイプや、省エネタイプの冷蔵庫なら電源切れのリスクも減らせられますよ。
おすすめ!ポータブル冷蔵庫20選
ここからは、ポータブル冷蔵庫20点をランキング形式でご紹介します。日本製から小型製品、バッテリー内蔵製品など購入の参考にしてください。
1.マキタ CW180DZ
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 48,990円
保冷-18℃から保温60℃で「どこでも冷やす・温める」ができる日本製の充電式保冷温庫。3電源の18Vバッテリー(2本装着可能、1本でも使用可能)・家庭用電源AC100V・自動車シガーライターソケット。500mlペットボトルなら20本、2Lペットボトルなら4本まで入ります。キャスター付、折り畳み式のハンドルも付いて、手軽に移動できます。
■容量:20L
■冷却方式:コンプレッサー
2.アイリスオーヤマ IPD-2A
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 22,500円
日本製のポータブル冷蔵庫で温度設定は-20℃から20℃と、冷蔵も冷凍も可能。AC電源・DC電源対応で、DC電源は12V・24Vに対応しているので普通車・大型車どちらでも使えます。USBポート付きでスマホ等の充電も可能。急速モードの搭載により20℃から5℃まで約11分、20℃から-5℃まで約18分で冷却します。運転音も静かなのでアウトドアにおすすめです。
■容量:20L
■冷却方式:コンプレッサー
3.EcoFlow GLACIER ZYDBX100
■楽天市場での販売価格(2025年7月14日時点):144,911円
貯蔵スペースを2つに仕切ることができ、それぞれ1℃単位で-25℃から10℃までの温度設定が可能。わずか15分程で30℃から0℃の急速冷凍できます (庫内が空の状態)。バッテリー内蔵で最大40時間稼働。USB-Cポート搭載で、スマートフォンやノートパソコンなどの充電にも対応。EcoFlowアプリからBluetoothやWi-Fiを経由してスマホから温度調整できるのも特徴です。
■容量:38L
■冷却方式:コンプレッサー
4.エスケイジャパン SPR-AC20LB
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 39,800円
MAXモードとエコモードの2モード。しっかりと冷やしたいときや、電気代を抑え、長く緩やかに冷やしたいときに最適です。バッテリー内蔵の充電式でUSBポートも搭載。災害時やキャンプやアウトドアなどに役立ちます。12Vと24V対応なので車中泊にもおすすめです。
■容量:20L
■冷却方式:コンプレッサー
5.オーム電機 KAJ-R056R
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 8,600円
取っ手付きで持ち運びに便利な小型ポータブル冷蔵庫。シガーソケットからの給電にも対応しているので車の中でも使えます。ペルチェ素子を利用した冷却方式で保温・保冷に対応。庫内の棚板を外せば、500mlのペットボトルを立てて収納できます。
■容量:5L
■冷却方式:ペルチェ
6.加島商事 PowerArQ ICEBERG25
1℃単位の設定が可能で、最大-22℃まで冷却が可能。25Lながらコンパクトな設計で、500mlペットボトルなら20本から30本、2Lペットボトルなら最大6本まで入ります。シガーソケットは12Vと24Vに対応。ポータブル電源や家庭用コンセントからも使用できます。
■容量:25L
■冷却方式:コンプレッサー
7.澤藤電機 エンゲルポータブルMシリーズ MR040F
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 73,000円
飲み物や食材、冷凍食品など目的に合わせて使い分けができる、日本製の冷凍冷蔵庫。温度調整は本体に搭載されたダイヤルを回すだけ!ACとDCの両電源に対応しており、キャンプや車中泊などにおすすめです。
■容量:38L
■冷却方式:コンプレッサー
8.キューレイ ポータブル冷蔵庫 T6
■楽天市場での販売価格(2025年7月14日時点):49,280円
コンパクトなサイズなので、車の後部座席にもジャストフィット!固定用ベルト付きなので安心です。冷凍マイナス6℃、冷蔵プラス3℃、保温プラス50℃と3つの設定温度で、さまざまなシーンに対応。操作はタッチパネルを押すだけと簡単なのも魅力です。
■容量:6L
■冷却方式:コンプレッサー
9.ツインバード HR-EB07W
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 23,210円
高さ21.5cmまでの500mlペットボトルなら10本、高さ34cmまでのワインボトルなら4本収納できる保冷保温庫。静音設計なので仕事や勉強中にもおすすめ。透明窓付で開けずに中身が確認できます。キャスター&大型ハンドルで、持ち運びにもぴったり。クルマのシガレットソケットに付属のコードを接続すれば、アウトドアでも使用できます。
■容量:13L
■冷却方式:ペルチェ(電子冷却方式)
10.Sumeriy 車載冷蔵冷凍庫 18L
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 14,701円
電力消費大幅カットのECOモードと、40分で-20℃のHHモードと自由に切り替え。AC電源と12Vと24VのDC電源対応で幅広く使えます。動作音が静かなのでキャンプや車中泊におすすめです。
■容量:18L
■冷却方式:コンプレッサー
11.F40C4TMP ポータブル冷蔵庫 B18
急速冷却で25℃から0℃までわずか15分間、-20℃まで約40分間で冷やせます。22Lの大容量!縦に550mlペットボトルを18本、330ml缶ビールは30缶入れられます。低電圧保護機能搭載、車のバッテリー上がりの心配もありません。
■容量:22L
■冷却方式:コンプレッサー
12.ドメティック ポータブル2wayコンプレッサー モバイルクーリングCFX335
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 99,000円
頑丈な構造、フェンダーフレームが製品をダメージから保護。-20℃から10℃まで冷凍と冷蔵の2通りで使えます。チャイルドロック機能、USBポート搭載なので携帯機器の充電も可能。デジタル表示なので簡単に冷却管理できます。
■容量:36L
■冷却方式:コンプレッサー
13.ドメティック MOBICOOL MCG15WH 14.5L
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 17,980円
小物類を収納できるカトラリースペース付きで、350ml缶なら19本収納できるポータブル冷凍・冷蔵庫です。AC電源100Vと車のDC電源12Vと24Vにも対応。ショッピングやキャンプなどにも活躍します。温度は1℃刻みで調節できるので冷やしたい食材に合わせられるのも魅力です。
■容量:14.5L
■冷却方式:コンプレッサー
14.ハイコーキ UL18DC-WMG
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 70,658円
コンセントや車載用シガーに加え、バッテリー内蔵の3電源使える日本製のコードレス冷温庫。2Lのペットボトルを4本、500mlのペットボトルは20本収納可能。付属の仕切板で庫内を2部屋にセパレート。-18℃から60℃まで左右で異なる温度を用途に応じて設定できます。
■容量:18L
■冷却方式:コンプレッサー
15.ハイコーキ UL18DA-NM
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 25,714円
バッテリー内蔵タイプの日本製ポータブル冷蔵庫。外気温に対して-25℃、最低温度5℃で中に入れたドリンクを冷やせます。AC電源と車載用電源ジャック搭載で、家でも車内でも充電可能。保冷・保温機能、蓄電池2個仕様でいろいろなシーンで長時間使用できます。
■容量:25L
■冷却方式:ペルチェ(電子冷却方式)
16.BougeRV Japan Aspen Pro ポータブル冷蔵庫
専用バッテリー(別売り)で14時間の連続使用が可能。32Lの大容量。500mlペットボトルは31本、350ml缶は55缶収納できます。バスケット付きなので、飲み物や食材をカテゴリ別にしまえます。
■容量:32L
■冷却方式:コンプレッサー
17.THORR トール ポータブル冷蔵庫 TH40BRG
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 51,000円
独立型の2ドアデザインで、冷蔵と冷凍を同時に使用できるポータブル冷蔵庫。大容量バッテリーを内蔵しており、1回のフルチャージで約15時間の連続使用が可能。-20℃から10℃まで温度設定ができるので、飲み物から食材まで様々な用途に使えます。
■容量:40L
■冷却方式:コンプレッサー
18.マキタ 充電式保冷温庫 40Vmax
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 54,963円
-18℃から60℃対応の日本製保冷温庫。コンパクトなので車の座席や足元等にも置けます。持ち運びに便利なハンドル&ショルダーベルト付。標準付属のショルダーベルトを取り付ければ、肩掛け移動も可能です。
■容量7L
■冷却方式:コンプレッサー
19.山善 AC/DC 2WAY冷凍冷蔵庫 YFR-C25
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 26,797円
車のシガーソケット(DC・12V/24V)、家庭用AC100Vのコンセントに対応。温度設定は1℃単位で、-18℃から20℃の間で設定可能。アウトドアやレジャー、スーパーでのまとめ買いなど食材の持ち運びに役立つ日本製の冷凍冷蔵庫です。
■容量:25L
■冷却方式:コンプレッサー
20.ドメティック CombiCool ACX35G
■Amazonでの販売価格(2025年7月14日時点): 48,214円
家庭用電源AC100V、車のシガーソケットDC12V、カセットガスの3熱源対応のポータブル冷蔵庫。対応のカセットガスでも動作する仕様なので、コンセントのないアウトドアや災害時、工事現場など幅広いシーンで活躍します。
■容量:31L
■冷却方式:アブソープションシステム(アンモニア吸収方式)
ポータブル冷蔵庫に関するよくある質問
ここでは、ポータブル冷蔵庫に関する質問をご紹介します。「どれくらいで冷えるの?」「つねに使ってもいいの?」などの疑問をそれぞれ解説します。
ポータブル冷蔵庫はどれくらいで冷えるか?
ポータブル冷蔵庫は、庫内に何も入れなければ40分ほどで設定温度付近まで下げられるとされています。しかし、庫内に常温のものや温かいものが入ると冷えるまでに時間がかかってしまいます。あらかじめ庫内を冷やしたり、冷たいものを入れるようにすると設定温度までスムーズに下げられます。
ポータブル冷蔵庫を常時使用してもよい?
自宅やオフィスでポータブル冷蔵庫を常に使いたい人もいるかもしれませんが、ほとんどのポータブル冷蔵庫は常時使用を想定しておらず、メーカーも長時間の連続使用は推奨しておりません。使用前には必ず取扱い説明書を読み、連続使用時間は守りましょう。
ポータブル電源なら何時間使えるの?
ポータブル電源でも冷蔵庫を動かすことはできます。例えば、バッテリー容量が1000Whのポータブル電源で、消費電力が50Wのポータブル冷蔵庫を動かす場合は1000Wh ÷ 50W = 22時間となり、約22時間使えます。
バッテリー容量2000Whのポータブル電源の場合なら2000Wh ÷ 50W = 40時間なので、約40時間使えることになります。
ただし、冷蔵庫を稼働させるにはポータブル電源が安定して電気を供給することが重要です。定格出力600W以上、バッテリー容量も大きいポータブル電源ほど冷蔵庫は長く使えます。
まとめ
おすすめなポータブル冷蔵庫を、日本製から小型製品、バッテリー内蔵までご紹介しました。アウトドアや仕事、災害時など、さまざまなシーンで活躍する商品が各メーカーから販売されています。ぜひ、選び方やおすすめのポータブル冷蔵庫を、選ぶときの参考にしてみてください。