笑えてキュンとできるhappyなラブコメもいいけれど、たまには心にズシーンと響く、泣ける韓国ドラマが観たい!という時ありませんか?
本記事では、近年の新作を中心に、切ないロマンスドラマから感動のヒューマンドラマまで、「感動で涙止まらん」「歴代イチ泣けた」と、ドラマオタクたちが大号泣した“心揺さぶられる”韓ドラ10選をお届けします!号泣必至の作品ばかりなので、バスタオルをご用意してご覧ください…!

執筆: 韓国エンタメライターNana
韓国ドラマをこよなく愛する韓国エンタメライター。WEB媒体を中心に、ラジオ、雑誌等で韓ドラ愛を叫ぶ記事を執筆...
『おつかれさま』
■あらすじ
■見どころ
韓国で愛され続けるヒューマンドラマの傑作『椿の花咲く頃』脚本家のイム・サンチュンと、『ミセン-未生-』『シグナル』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』といった数々の名作を生み出したキム・ウォンソク監督というヒューマンドラマ好きにはたまらないタッグとなった本作。
本作は、強い意志を持ったエスン(IU)と、鉄のように忍耐強く一途なグァンシク(パク・ボゴム)。ふたりの人生の軌跡と、3世代にわたる家族の歴史を、済州島の鮮やかな四季をとおして描くヒューマンドラマ。全16話で1960年代から2025年までの約70年にもわたる歳月を描き出します。
誰かの子供として、誰かの親として、誰かの妻、夫として、思わず誰もが自分を重ねてしまう感動のストーリーに、毎話胸がいっぱいになり、涙があふれてしまいます。「韓国ドラマ歴史上最高のドラマ」、「最愛の人生ドラマ」と絶賛の声が相次いでいる一作です。
『君は天国でも美しい』
■あらすじ
山あり谷ありの人生を分かち合い、死別したオシドリ夫婦が死後に天国で再会。ところが、80代で旅立った妻が目にしたのは30代の姿に若返った夫だった。
■見どころ
国民の母キム・ヘジャ大先生が、名作『まぶしくてー私たちの輝く時間ー』のキム・ソクユン監督と再びタッグを組むことに加えて、他キャストもハン・ジミン&イ・ジョンウンという『まぶしくて』チームの再来で、韓国で大きな期待が寄せられていた本作。
80歳で人生を終えたイ・ヘスク(キム・ヘジャ)は、夫コ・ナクジュン(ソン・ソック)の死後、天国行きの列車に乗って「天国駅」に到着。80歳の姿のまま天国で暮らすことを選んだヘスクと、30代の若々しい姿に戻ったナクジュンの、年の差夫婦としての“2度目の結婚生活”を描く感動作。
天国でのルールや、ユーモアと切なさが交錯するストーリーに、序盤から虜になる視聴者が続出!生きている間の選択や後悔、過去の傷や家族との関係が癒される過程は、共感と号泣の連続間違いなし!
『いつかは賢いレジデント生活』
■あらすじ
ユルジェ病院で働くレジデント1年目の産婦人科医たちが、優秀な医師になることを目指して、仕事と私生活の両方でさまざまな困難を乗り越えていく姿を描く。
■見どころ
韓国はもちろん、日本でも多くの韓ドラファンに愛された『賢い医師生活』のスピンオフ作品である本作は、産婦人科の1年目のレジデントたちが、立派な医師になることを目指して仕事と私生活の荒波を乗り越えていく成長ドラマ。
1年目のレジデントたちが、知識もスキルも足りないなか、忙殺される日々をリアルに描きます。患者の急変や先輩からの厳しい指導、失敗と挫折を繰り返しながらも仲間と奮闘する姿は、共感間違いなし!さらに産婦人科ならではの生と死のせめぎ合いや、子どもを望みながらも、「子どもがいない人生だって素晴らしい」と前を向くイヨンの姉の姿に、ときに号泣してしまうことも。「毎話泣ける」「心が癒される」と韓ドラファンからも愛された一作です。
『私たちの映画』
映画界の巨匠を父に持つジェハは、父親の影から抜け出せず、デビュー作以降作品を生み出すことができずにいた。 そんなスランプに悩まされ約5年という長い空白期間を過ごしていたジェハの前にある日、妙な女が現れる。 難病を患い余命宣告を受けながらも、女優になる夢を諦めきれないダウムだ。 ダウムは死を前に、一度だけでも主役を演じたいと言い出し、ジェハと共に映画撮影に取り掛かる。 止まっていた2人の時間が少しずつ動きだすも、ダウムの病が明るみになり撮影中断の危機に陥ってしまう—。 果たして2人は無事に作品を作り上げることができるのか?
■見どころ
『ストーブリーグ』から『恋人〜あの日聞いた花の咲く音〜』まで、数々の作品をヒットに導き、圧倒的な演技力と存在感で“韓国でもっとも信頼される俳優“とも言われるナムグン・ミンと、『ヴィンチェンツォ』『グリッチ』など、確かな演技力と透明感で注目を集めるチョン・ヨビンが共演!
本作は、巨匠クラスの映画監督の父を持つプレッシャーと戦いながら、映画という夢と真正面から向き合う駆け出しの若き監督イ・ジェハの挑戦と、余命宣告を受けた女優の卵イ・ダウムの二人が、“今”を懸命に生きる究極のラブロマンス。
「人生の儚さ」「愛する人との時間」をテーマに、幅広い世代から共感を集め、「愛の深さに涙」「胸がギュッと締めつけられる」と多くの視聴者を感動させた号泣必至の一作です。
『ムービング』
■あらすじ
1990年代、韓国の国家安全企画部は、超能力者たちによるブラック・オプスチームを設立した。極秘任務の遂行を命じられたこのエリート部隊のメンバーは、超能力を使って国を守り、不可能なことも可能にする日々を過ごしていた。 しかしある日突然、部隊は姿を消し、国中に散り散りになった。 数十年後、歩くよりも先に宙に浮くことができた少年キム・ボンソクと、再生能力により自動車事故で無傷で生き残った少女チャン・ヒスは同じ学校に通うことになる。互いに自らの秘密を打ち明け、世の中には自分たちのような人間がいることを知り、すぐに親しくなる。 そんな彼らの日常をよそに、フランクという謎の配達員がソウル市内で能力者たちを殺害し始める。子供たちが能力者と暴かれる前に、フランクを止めることはできるのだろうか。
■見どころ
世界中のメディアが絶賛し、韓国でも「2023年最高のドラマ」ともうたわれた本作は、韓国の有名作家であるKang Fullの同名人気ウェブ漫画の実写化ドラマ。
SFヒーロードラマと思いきや、超能力を持つ子たちを守る親の深い愛と、親子2世代の愛の物語といった、じつに韓ドラらしいヒューマンドラマが展開!とくに中盤から始まる大人パートでは、大人な恋愛ドラマにときめき、子どもへの深い愛に大号泣間違いなし!
若いころの恋愛を懐かしみキュンとしながら、家族愛に胸が熱くなる2023年の大傑作です。
『涙の女王』
■あらすじ
結婚生活の危機を迎えていたデパートの女王とスーパーマーケットの王子。そんなふたりの間に、奇跡のように再び愛が芽生え始めて...。
■見どころ
4年ぶりに『愛の不時着』の記録を破り、24.9%という過去最高の数値でtvNドラマ視聴率歴代1位を記録した『涙の女王』。各種話題性を記録する指標では、出演俳優らが最上位圏を占めたほか、12話からずっと20%台の視聴率を維持するなど、2024年最高のヒット作となりました。
序盤から「これぞ韓ドラ!」と言いたくなる、コミカルかつ胸がギュッと切なくなる展開が織り込まれ、一気にパク・ジウン作家ワールドに引き込まれてしまいます!冷え切っていたと思われた夫婦関係ですが、互いの想いが徐々に明らかになっていき、思わず涙があふれてしまう展開も…。
主演の夫婦だけでなく、周辺の人々それぞれの深い人間模様に、日本でも「毎話泣いてしまう」という視聴者が続出した、観て後悔なしの一作です。
『ジョンニョン:スター誕生』
■あらすじ
1956年、韓国の港町で慎ましくも平凡な生活を送っていたジョンニョン。天性の美声と表現力を持つジョンニョンは、ある日町を訪れた人気劇団のスター団員に見出され、初めて女性だけが役を演じる女性国劇を鑑賞し、その幻想的な世界とオーラに心を奪われる。そして女性国劇のスターになることを夢見て上京し、劇団に研修生として入団するが、その道は辛く険しいものだった。 劇団で出会った仲間たちとともにジョンニョンは、スターへの道を懸命に駆け上がっていく。
■見どころ
本作は、1950年代を舞台に、少女ジョンニョンがその天性の美声と表現力を武器にスターダムを駆け上がる感動のサクセスストーリー。
キム・テリをはじめとする俳優陣の努力がひしひしと伝わる美しい歌声とど迫力の熱演に、序盤から圧倒されてしまう本作。女性国劇というとっつきにくいジャンルではありますが、韓ドラ史に残ると言っても過言ではない名場面の連続で、観て絶対に後悔しないはず。
11話のオーディションで、ジョンニョンが「自分なりの阿斯達」を表現する瞬間は、キム・テリの3年間の訓練が光る圧巻の歌唱と演技に、「鳥肌と涙」「劇中劇なのに本物の舞台の感動」と涙する視聴者が続出しました。
『恋人〜あの日聞いた花の咲く音〜』
■あらすじ
運命の人との出会いを夢見る両班(ヤンバン)の娘ユ・ギルチェ(アン・ウンジン)は、初恋相手のナム・ヨンジュン(イ・ハクジュ)が親友のキョン・ウネ(イ・ダイン)と恋仲であることにやきもきする日々を送っていた。花摘みの祭りコッタリムの日、ヨンジュンの気を引くために鞦韆(しゅうせん)に乗ったギルチェは、バランスを崩して宙に投げ出される。 そんな彼女を抱きとめたのは、村を訪れていた謎の男イ・ジャンヒョン(ナムグン・ミン)だった。ギルチェに興味を持ったジャンヒョンは、それから何かと彼女に構うように。ギルチェは反発しつつも、ヨンジュンに見合う女性になるため、ジャンヒョンに協力を仰ぐ。 そんな中、清(後金)の軍隊が朝鮮に攻め込んできたという知らせが届き…。
■見どころ
「百想芸術大賞」では、作品賞と最優秀演技賞(ナムグン・ミン)を受賞するなど、2023年放送の作品のなかでもトップクラスの人気を誇る『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』。
本作は、ナムグン・ミン&アン・ウンジン主演でおくる、1636年に起こった清と朝鮮の戦い”丙子の乱(へいしのらん)”に翻弄される人々の、愛と生命力を描いたロマンス時代劇。永遠の愛を信じていなかったミステリアスな男ジャンヒョン(ナムグン・ミン)が1人の女性に出会い、愛する人のためなら死も恐れず守り抜く姿に沼入りする視聴者が続出しました。
史劇なのでなかなか入り込むのに時間はかかりますが、中盤以降はより重厚感とおもしろさが増し、一気に駆け抜けてしまうはず。切ない愛に、観終わった後は強烈なロスになること必至です。
『私たちのブルース』
■あらすじ
恋は甘く切なく、人生は楽あれば苦あり。いつもにぎやかな済州島を舞台に、この島で生きる人たちが織りなすさまざまな物語をオムニバス形式で描く。
■見どころ
本作は、『大丈夫、愛だ』『ディア・マイ・フレンズ』など数々の名作を手がけ、韓国でもっとも多くのマニアファンを保有しているとも言われる“カリスマ脚本家”ノ・ヒギョンが手がけた号泣ヒューマンドラマ。
済州を背景に10代から老人まで主人公たちが、それぞれの人生の試練や悲しみに向き合っていくのですが、ぶち当たる人生の試練は、決して他人事ではなく、私たちの身近にあるものばかり。試練を克服していく過程のなかで、視聴者に日々の些細な幸せを悟らせる、巧みな脚本に感嘆してしまいます。
毎話涙が乾く暇がない感動エピソードばかりなのですが、とくに最終話はバスタオルをご用意してご覧ください…!
『未知のソウル』
■あらすじ
顔以外はすべてが正反対の双子の姉妹。大きな危機を乗り越えるため、互いのふりをして生きることにしたふたりは、それぞれに愛と人生の意味を見いだしていく。
■見どころ
「人生ドラマの名作」「号泣必至」「心揺さぶられる」と、韓ドラオタクを号泣させた『未知のソウル』。
本作は、双子の姉妹が、人生を引き換える嘘で本物の愛と人生を探していくロマンチック成長ドラマ。顔は同じでも正反対の人生を歩む双子、ユ・ミジとユ・ミレ(パク・ボヨンの一人二役)が、互いの人生を交換することで自己肯定感の低さや過去の傷と向き合う姿が描かれます。自分を責めたり、他人と比べてしまう心情に共感し、涙を誘います。
穏やかで日常的なストーリーながら、感情を揺さぶる展開に、静かな感動で涙を誘う一推しの一作です。
済州島に生きる自由奔放な少女と一途(いちず)な少年。挫折と成功を繰り返し生きていくふたりの人生の物語は、世代を超えても続いていく力が愛にはあると教えてくれる。