関東近郊のおすすめいちご狩りスポットを紹介!

2019/02/23

季節感を楽しめるのがアウトドアの最大の魅力。旬の味覚を味わいに、アウトドアに出かけてみませんか?今回は、冬から春にかけて楽しむことができるいちご狩りについて、スポット選びのコツや必要な持ち物などを、アウトドアナビゲーターの渡部郁子さんに解説してもらいます。

イチゴ狩りのシーズンはいつ?

クリスマスのころになると、スーパーにいちごが並び始めます。いちご狩りの場合、早いところでは12月中旬から、遅いところでは2月ごろからスタートし、GWごろまで楽しめるところが多いです。

ただし、せっかく行くならシーズン早めがおすすめ。品種にもよりますが、早い時期のいちごはサイズが大きめ、見た目のインパクトや食べ応えがあるからです。なお、価格はいちご狩りの料金表を見ると、たいていシーズン初めが高く、徐々に安く設定されています。

いちご狩りの形式にはどんなものがある?

食べ放題の場合と、お土産形式の場合があります。食べ放題の場合は、30分程度の時間指定で、その場で食べるのみ。持ち帰りは別料金です。

お土産形式の場合は、その場で食べることはできません。摘み取ったものを専用ケースなどに入れて、ケース単位または重さで料金を支払います。料金を支払ったあとに、カフェや試食スペースなどを用意しているところもあります。

いちご狩りに行くときは予約を忘れずに!

事前に予約できるところが多いので、あらかじめ計画を立てて行くことをおすすめします。ただし、人気の場所は何週間も先まで予約でいっぱいのことも。

予約なしで入れる農園もありますが、その場合は早めの時間に出かけましょう。予定の人数に達した場合やいちごの数がなくなれば、その時点で締め切りとなります。

事前予約でいっぱいの場合も、いちごの量によって直前に受付を追加募集する場合があります。3連休の3日目などは、もともと予約を少なめに取っているという農園もあるようです。ウェブサイトなどをこまめにチェックしてみましょう。

いちご狩りスポットを選ぶ際のポイント

畑によっては、服装や足元の汚れに注意が必要です。畝から摘み取る場合、しゃがみこんで摘み取るので、汚れてもいい服装や靴で出かけましょう。

土を使わない高設栽培の場合、立ったまま摘み取りが可能です。足元のいちごをうっかり踏んでしまう心配もないので、小さいお子さんがいるファミリーにおすすめです。


ベビーカーや車いすで入ることができるバリアフリー対応の農園が増えています。ただし、複数ある畑のすべてが対応しているわけではないので、ベビーカーなどで利用したい場合は、事前に問い合わせて確認しておくことをおすすめします。

また、複数種のいちごを栽培していて数種の食べ比べができるところや、環境に配慮した農園、低農薬、無農薬などにこだわった農園、カフェやレストランを併設している農園、いちごのほかにも季節ごとにさまざまな摘み取りができる農園などがあります。

いちご狩りに必要な持ち物は?

食べ放題の場合、いちごを摘みながら食べるので、手も服もたいてい汚れます。手拭き、おしぼりは必須。また、汚さないように前掛けなどを用意するか、汚れてもいい服装を心がけましょう。

練乳や摘み取り用のはさみなどを常備しているところもありますが、ない場合もあります。持ち込み可能なところもありますので、気になることがあれば事前に問い合わせましょう。

おすすめのいちご狩りスポット5選

ここからは、関東近郊でファミリーにおすすめのいちご狩りスポットをご紹介します。

ハーブ&おいしい野菜塾レストラン(東京)

東京でいちご狩りができる農園レストラン。食べ放題ではなく、摘み取り方式なので、時間内にしっかり見極めて、おいしいいちごを摘み取る楽しさがあります。

レストラン併設で、新鮮野菜を使った本格ランチのほか、園内を走るミニ電車や、ボルダリングウォール、農を楽しむ畑などがあり、季節を問わず楽しめる都会の農園です。

・いちご狩りシーズン:1月下旬~5月上旬
・住所:東京都板橋区西台2-12-12
・営業:土・日(状況により祝日も営業)
・営業時間:10:30~15:00(30分間隔で予約受付)
・料金:1カップ1100円(税込)
※摘み取り方式:小学生以上で1人1カップ(300g程度のいちごが入ります)
・予約:03-3932-8117(毎月中旬ごろ次月の受付開始・10時~17時)

マザー牧場(千葉)

牛や羊など動物とのふれあいが楽しい牧場体験スポット。季節ごとに、さまざまな味覚狩りが楽しめるのも魅力です。

いちご狩りの畑は「立体型7段式水耕栽培」で、立ったまま摘み取りが可能。食べ放題ではなく量り売り方式で、摘み取ったいちごの量で料金が決まります。予約不要、受付先着順で、熟したいちごがなくなり次第終了です。


・いちご狩りシーズン:1月上旬~5月下旬
・住所:千葉県富津市田倉940-3
・営業:火曜日定休
・時間:平日9:30~、土日祝9:00~(ただし季節により変動)
・料金:参加料1人200円+果実代100gにつき200円
※このほか、マザー牧場の入場料が別途かかります

ハイジの村(山梨)

アニメ「アルプスの少女ハイジ」をテーマにしたスイスの街並みと、大自然のロケーションが楽しめるテーマビレッジ。ハイジの村を模した大きな公園のほかに、宿泊棟や温泉施設があります。園内にある温室でいちご狩りが楽しめます。30分間の食べ放題です。


・いちご狩りシーズン:1月中旬~5月上旬
・住所:山梨県北杜市明野町浅尾2471
・営業:期間中毎日
・時間:9:00~15:30(30分間食べ放題・最終受付15:00)
・料金 小学生以上大人1800円~1200円、3歳~6歳1200円~800円(入園料込)
※季節により変動します

いちご狩りパーク&カフェ久能屋(静岡)

いちごの生産量、全国第4位を誇る静岡の中で、石垣いちごの産地として知られている久能山東照宮のそばにあります。静岡いちごの代表的品種「章姫」を30分間食べ放題。そのほか、イチゴスイーツを味わえる「いちごCafe」や、いちご大福の手作り体験、いちご農園で試食つきの社会科見学などがあります。


・いちご狩りシーズン:12月中旬~5月下旬
・住所:静岡県静岡市駿河区根古屋30番地
・営業:期間中毎日
・時間:9:00~15:00(30分間食べ放題)
・料金:小学生以上大人2000円~1200円、2歳~5歳1000円~800円
※季節により変動します

日光ストロベリーパーク(栃木)

いちごの生産量、全国1位の栃木県には、数多くのいちご狩りスポットがあります。日光や鬼怒川の観光とあわせて立ち寄るならここ。いちご狩り30分間の食べ放題で練乳無料。栃木の名産「とちおとめ」のほか、握りこぶしほどの圧倒的な大きさに驚く「スカイベリー」など、食べ応えのあるいちご狩りを比較的長期間楽しめます。


・いちご狩りシーズン:12月上旬~6月上旬
・住所:栃木県日光市芹沼3581
・営業:火曜日定休
・時間:10:00~15:30最終受付(30分間食べ放題)
・料金:小学生以上大人1800円~1600円、3歳~未就学児1300円~1100円
※季節により変動します

畑で完熟したイチゴは、大きくて甘くておいしいもの。子どもたちはきっと大喜びでイチゴをほおばると思いますよ。なるべく混雑を避け、ゆっくり味わえるところを探してみてください。

◆監修・執筆/渡部郁子
アウトドアナビゲーター、温泉ソムリエ。JFNラジオ「JOYFUL LIFE」ほか、山と温泉と音楽をテーマに「人生を豊かにする情報」を様々なメディアで発信中。子どもにやさしい温泉や山、フェス情報など、子どもといっしょに楽しむアウトドアスタイルを提案しています。

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